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【神戸】ガラス工芸を展示する『KOBEとんぼ玉ミュージアム』でとんぼ玉制作体験にチャレンジ

『KOBEとんぼ玉ミュージアム』

各線三宮駅または元町駅から徒歩8分ほどのところにある『KOBEとんぼ玉ミュージアム』は、とんぼ玉をはじめ、コアガラスやガラス細工、マーブルなど約2,000点のガラス工芸品を展示しているミュージアムです。古代から現代までの精巧で、美しい工芸品を鑑賞できるのはもちろん、初心者も体験できる「とんぼ玉」の制作も。そんな『KOBEとんぼ玉ミュージアム』の見どころをご紹介しましょう。

古代ガラス蒐集家のコレクションや現代作家作品を展示した常設展

写真提供:『KOBEとんぼ玉ミュージアム』
写真提供:『KOBEとんぼ玉ミュージアム』

『KOBEとんぼ玉ミュージアム』は展示室、デモ・体験工房、ミュージアムショップからなるミュージアムで、ランプワーク技法と言われるガラス工芸について「観る」「学ぶ」「創る」「買う」といった楽しみ方を提供しています。

写真提供:『KOBEとんぼ玉ミュージアム』
写真提供:『KOBEとんぼ玉ミュージアム』

とんぼ玉とは穴の開いたガラスの装飾玉のこと。とんぼの複眼に見立てた「とんぼ玉」以外にも江戸時代には模様ごとに名前がありましたが、今ではそれらを総称して「とんぼ玉」と呼んでいます。古くはランプの炎でガラスを熔かしたことから、ランプワークという技法で作られます。「とんぼ玉」をはじめとするランプワーク技法で作られたさまざまなガラス工芸作品を鑑賞できるのが『KOBEとんぼ玉ミュージアム』です。

写真提供:『KOBEとんぼ玉ミュージアム』
写真提供:『KOBEとんぼ玉ミュージアム』

展示室では、常設展と企画展が催されており、古代ガラスから現代作家の作品まで、およそ2,000点のガラス工芸品を年代順に展示。「古代ガラスの讃歌」コーナーでは、古代ガラスの歴史について紹介しています。ショーケースには、国内有数の古代ガラス蒐集家である羽原明徳氏のコレクションがずらり。中には、3500年以上前につくられた貴重な作品を見ることもできます。

写真提供:『KOBEとんぼ玉ミュージアム』
写真提供:『KOBEとんぼ玉ミュージアム』

こちらは金太郎飴と同じ要領でつくられるモザイクガラスを使った「人面玉」。どこを切っても同じ模様になるこの作り方もはるか昔からあるガラス工芸品の技法です。

写真提供:『KOBEとんぼ玉ミュージアム』/目をモチーフにした魔除けの役割を果たしていた作品も
写真提供:『KOBEとんぼ玉ミュージアム』/目をモチーフにした魔除けの役割を果たしていた作品も
写真提供:『KOBEとんぼ玉ミュージアム』/阪神淡路大震災後のKOBEへの応援メッセージとともに国内外の作家から寄贈された作品も展示
写真提供:『KOBEとんぼ玉ミュージアム』/阪神淡路大震災後のKOBEへの応援メッセージとともに国内外の作家から寄贈された作品も展示
写真提供:『KOBEとんぼ玉ミュージアム』
写真提供:『KOBEとんぼ玉ミュージアム』

また、国内外のランプワーク作家の作品も多数展示されていて、見応えたっぷり。「ランプワーク」で作られる作品には「とんぼ玉」をはじめ、「コアガラス」「ガラス細工」「マーブル」「ペーパーウェイト」「ガラスペン」など多彩な種類があります。

ガラスの中に閉じ込められた華やかな世界観にうっとり
ガラスの中に閉じ込められた華やかな世界観にうっとり
目玉焼きの形をした作品などからもランプワークの表現の広さが伺える
目玉焼きの形をした作品などからもランプワークの表現の広さが伺える
花をモチーフにしたガラス工芸作品

『KOBEとんぼ玉ミュージアム』では年に4回企画展を実施。2023年10月7日(土)から2024年1月9日(火)までは「花咲くガラス 2023」と題して、ランプワーク技法で制作された花をモチーフにしたガラス工芸作品が展示されています。

世界にひとつだけのオリジナルグッズを作る「とんぼ玉制作体験」

とんぼ玉制作の体験
とんぼ玉制作の体験

『KOBEとんぼ玉ミュージアム』では、とんぼ玉制作の体験ができます。体験内容は、好きな色や模様を選んでバーナーで溶かし、とんぼ玉を制作。小学校3年生以上であれば一人で体験が可能です。小学校2年生以下の子どもは、工房で販売しているとんぼ玉でアクセサリー制作の体験ができます。

とんぼ玉制作

とんぼ玉制作は、まずとんぼ玉のベースとなる色選びからスタート。

パウダー玉、ドット玉、パーツ玉、キラキラ玉、華とんぼ玉

続いてパウダー玉、ドット玉、パーツ玉、キラキラ玉、華とんぼ玉の5種類から模様を選びます。

ガラス棒

バーナーでガラス棒を溶かし、とんぼ玉の形を作っていきます。

『KOBEとんぼ玉ミュージアム』

溶けたガラスをステンレス棒の芯に巻いていき、模様をつけます。

模様がついたら、くるくると棒を回しながら形を整えていきましょう。

40分から50分ほど時間をかけて、とんぼ玉を冷ましたら完成です。できあがりを想像しながら待つのも楽しい時間。初心者でも気軽にできるので、とんぼ玉制作体験にチャレンジしてみてはいかがでしょう。

できあがったとんぼ玉は、別売りのアクセサリー金具やパーツと組み合わせてアクセサリーや雑貨にすることも可能。パーツの種類も豊富なので、お好みのものを組み合わせて世界にひとつだけのオリジナルグッズを制作してみませんか?

とんぼ玉

とんぼ玉制作にかかる時間は1個なら10分、2個なら20分ほどで、ゆっくり時間をかけて冷ますために40分から50分。時間を有効に使いたい場合は、とんぼ玉制作体験をしてから、展示鑑賞をしたり、ミュージアムショップで買い物をするのがおすすめです。もちろん、いったん外に出て神戸観光を楽しみ、あとで作品を取りに行く形でも大丈夫です。

ミュージアムショップで人気のクリップ
ミュージアムショップで人気のクリップ

とんぼ玉制作体験
受付時間:10:00~18:00
体験料金:1個制作1,250円、2個制作2,100円 ※入館料別途      

アクセサリー制作体験
受付時間:10:00~18:00
体験料金:選んだとんぼ玉(1個800円~) + 組み合わせたパーツ代 ※入館料別途         

『KOBEとんぼ玉ミュージアム』へのアクセス

『KOBEとんぼ玉ミュージアム』は、各線三宮駅または元町駅から徒歩8分。神戸中心部の観光スポットを1周約65分で運行する「シティーループ」や、神戸の港エリアを中心に巡る連節バス「ポートループ」の1日乗車券の特典「見せトク施設」にもなっており、1日乗車券を提示すれば入館料25%割引の優待が受けられます。「シティーループ」を利用の場合は、「旧居留地(市立博物館)」「京町筋」から徒歩約2分です。

どちらのバスも神戸の主要な観光スポットをめぐる周遊バスなので神戸観光に便利。バスの乗り方や、乗り場、優待内容などについてはHPで紹介しています。

シティーループ

ポートループ

『KOBEとんぼ玉ミュージアム』では英語のパンフレット

『KOBEとんぼ玉ミュージアム』では英語のパンフレットを用意しています。とんぼ玉制作のときも英語で書かれた説明ボードがあるので安心。外国人観光客の来館も多いそうで、簡単な英語であれば対応できるスタッフもいます。

スマホでのミュージアムガイドも英語に対応
スマホでのミュージアムガイドも英語に対応

ガラスの歴史はとても古く、『KOBEとんぼ玉ミュージアム』の展示品の中には3500年以上前のものもあります。時代を経て、さまざまな表現が広がっているガラス工芸品の変遷に思いをはせながら、じっくりと館内を見学してみましょう。

『KOBEとんぼ玉ミュージアム』では毎年1月に「1.17希望の灯り とんぼ玉の制作体験」を開催。イベントにかける思いは、下記の記事で紹介しているので、合わせてチェックしてみてくださいね。

(ライター 中田/ウエストプラン)

※本記事は2023年11月時点の情報です。価格は税込み表示です。商品内容や価格が変更となる場合があります。 最新情報は公式HPをご確認ください。

KOBEとんぼ玉ミュージアム

住所兵庫県神戸市中央区京町79番地日本ビルヂング2階
電話番号078-393-8500
営業時間10:00〜19:00(最終入館18:45まで)
入館料大人 400円、小・中学生 200円
定休日年末年始 12月31日~1月2日
アクセス・各線三宮駅、元町駅から徒歩8分
・シティーループ「京町筋」「旧居留地(市立博物館)」バス停から徒歩2分
駐車場なし
HPhttps://www.lampwork-museum.com/
SNShttps://www.instagram.com/kobelampworkglassmuseum/

株式会社ウエストプラン

松田きこ、かさはらみのり、中田優里奈、都志リサほか、兵庫県に精通した女性ライターが、観光やグルメ情報を中心に、阪神間や丹波・丹波篠山を縦横無尽に駆け回って取材します。

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