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【姫路】「太陽公園」がおもしろい!姫路駅から路線バス40分で非日常へ

太陽公園の白鳥城

山の上にそびえる白亜の城。姫路城とは違う西洋様式の城は、姫路の人なら知っている太陽公園の白鳥城です。 この太陽公園。「不思議な」という表現がピッタリとくる非日常的なひとときが楽しめる観光スポットです。凱旋門や兵馬俑、万里の長城などがある「石のエリア」と白鳥城がある「城のエリア」の他、レストランなども充実し、世代を問わず楽しめます。 姫路駅前から路線バスで約40分。行き方と合わせて紹介しましょう。

開園から30年を超えた「太陽公園」

太陽公園

太陽公園が開園したのは1992年。現在の「石のエリア」がオープンすると、万里の長城や兵馬俑が見られ「行ったことのないところに行った気になれる」と話題になりました。

写真提供:太陽公園
写真提供:太陽公園

2006年に「城のエリア」の造成に着手。2009年には、ドイツの「ノイシュヴァンシュタイン城」をモチーフとした「白鳥城(はくちょうじょう)」が完成しました。 近年では、観光バスのルートに組み込まれ、また校外学習の場などとして活用され、映画やドラマのロケ地としても知られています。

世界の民族衣装の有料貸し出しがある
世界の民族衣装の有料貸し出しがある

コスプレ撮影やウエディングフォトのスポットとしても人気で、更衣室なども準備されています(撮影には条件等があるので事前申請が必須です)。

太陽公園の楽しみ方

太陽公園は「石のエリア」と「城のエリア」に分かれ、入口が異なります。
入園するには、まずチケットを購入します。チケットは2つのエリアの共通券(1日券)になります。

「石のエリア」ゲート前
「石のエリア」ゲート前

購入場所は「石のエリア」はゲート前。「城のエリア」は白鳥城麓にあるウェルカムハウス(入場無料エリア)の1階。ウェルカムハウスから白鳥城へはモノレールが利用でき、ウェルカムハウスと白鳥城の間を3分間かけて移動します。

モノレールは2両編成
モノレールは2両編成

広い園内での所要時間は、「城のエリア」で約1時間、「石のエリア」で約1.5から2時間ですが、これはあくまでサッと見て回った時の目安。あっという間に時間は過ぎてしまいますので、丸一日かけてじっくり楽しむつもりで計画するのがおすすめです。

白鳥城の麓。写真右側がウェルカムハウス、左下にモノレール
白鳥城の麓。写真右側がウェルカムハウス、左下にモノレール

食事場所や休憩場所なら心配はありません。
ウェルカムハウスの1階にはお土産ショップなどがあり、2階のレストラン「スワン」では、食事や喫茶メニューがいただけます。
営業時間は、10時30分〜17時(ラストオーダー16時30分)まで。

から揚げやハンバーグなどのセットメニューやカレー、ラーメン、うどんなどのほか、ピザセットなどメニューは豊富。飲み物はドリンクバーになっています。

『和風ハンバーグセット(ドリンクバー付)』(税込1,300円)。写真ではドリンクバーでメロンソーダをチョイス
『和風ハンバーグセット(ドリンクバー付)』(税込1,300円)。写真ではドリンクバーでメロンソーダをチョイス
『ミックスピザセット』から揚げ、サラダ、ドリンクバー付き(1,200円)
『ミックスピザセット』から揚げ、サラダ、ドリンクバー付き(1,200円)写真提供:太陽公園

ケーキやクッキーとドリンクがセットになったカフェメニューもあります。園内が広いので疲れた時の休憩場所としてもピッタリです。子ども用の食器も用意してあるので、家族でゆっくり過ごせます。

『ケーキセット』(770円)。紅茶とショコラケーキ
『ケーキセット』(770円)。紅茶とショコラケーキ

誰もが笑顔になれる仕掛けがたっぷり「白鳥城」

モノレールの中から見た白鳥城
モノレールの中から見た白鳥城

白鳥城は、ドイツにあるノイシュヴァンシュタイン城をモチーフに2/3の大きさで作られました。それでも、その大きさには驚かされます。
内部は7階建て。順路は4階からスタートになります。楽しい仕掛けがたっぷりあるので、一部を簡単に紹介しましょう。

4階と5階にはトリックアートがいくつもあるフロアで、来園者のはしゃぐ声が聞こえてきます。

写真に写っているもの以外にも多くのトリックアートがある
写真に写っているもの以外にも多くのトリックアートがある

専用のARアプリも用意されているので、色々なアクションや表情で挑戦してください。

2Dカフェ風部屋
2Dカフェ風部屋

6階と7階も撮影スポットがいっぱい。大窓のある特別な部屋などがあり、特に「王座の間」は必見。映え狙いのファンタジックな写真も撮り放題です。

映画の撮影もおこなわれた「王座の間」
映画の撮影もおこなわれた「王座の間」

西洋の城のイメージの中には、少し怖い印象を持つ人もいるのではないでしょうか。
ここにもミステリーゾンーンがありますので、ぜひ扉を開き先に進んでください。

城といえばミステリー?ちょっとドキドキ
城といえばミステリー?ちょっとドキドキ

2023年12月23日から、この不思議なフロアで始まった新しい取り組みがあります。
7階の大広間で、土日祝限定(11時〜16時)のアフタヌーンティーカフェを開催(有料)。中世ヨーロッパの雰囲気の中でちょっとオシャレにカフェタイムを楽しめます。

大広間の風景の一部。カフェ用の席とは別になります
大広間の風景の一部。カフェ用の席とは別になります

3階には「口と足で描く世界の絵画展」、「くるみ割り人形」の部屋などがあり、ここから中庭へと出られます。

中庭はいわずと知れた撮影スポット。誰もが記念撮影をしたくなるのがわかります。

石のエリアで世界旅行

石のエリアは「打越西・太陽公園前」のバス停近くから入園できます。
約4万坪の敷地に20カ国の石像などの展示と約8の名所が集まっています。
ゲートを入り最初に目にするのが「凱旋門」(フランス・パリ)。特に紅葉の頃は雰囲気抜群です。

写真提供:太陽公園
写真提供:太陽公園

その先には、モアイ像(チリ領イースター島)を初め世界カ国の石像がずらりと並びます。それぞれの国の神々の像が一堂に見られる場所は、他にはないのではないでしょうか。

多くの国の神の像などが並ぶ
多くの国の神の像などが並ぶ

名所としては、中国から秦始皇帝兵馬俑や万里長城、天安門広場、双塔寺と目白押し。どこも写真を撮りたくなります。

秦始皇帝兵馬俑(一部)
秦始皇帝兵馬俑(一部)
万里の長城への入口
万里の長城への入口

他にも韓国からは韓国鐘楼。エジプトのピラミッドやスフィンクス。
ミクロネシア連邦にあるヤップ島で使われていた石貨(せっか)と呼ばれる石のお金などを集め展示している石貨神殿もあります。

池の対岸から見た石貨神殿
池の対岸から見た石貨神殿
大きな石の五円玉もある
大きな石の五円玉もある

太陽公園への行き方

まずは行き方について紹介します。

バス停の位置を紹介するマップ。写真では姫路駅北口から36系統ゆめタウン前経由白鳥台行きに乗車し「白鳥台3丁目・太陽公園南」バス停(現在地と表示してある場所、路線によって停車場所が異なる)で降車した際に張られていた地図。行きと帰りとバス停の位置が異なるので注意

最も太陽公園に近いバス停が「打越西・太陽公園前」バス停。バスを降りると「石のエリア」の入園ゲートがあります。「城のエリア」へは、徒歩約3分です。

[36系統ゆめタウン前経由白鳥台行き]が到着する「打越西・太陽公園前」バス停。右手が「石のエリア」入口
[36系統ゆめタウン前経由白鳥台行き]が到着する「打越西・太陽公園前」バス停。右手が「石のエリア」入口

ただし本数は少なく、土日祝日は姫路駅(北口)を12時45分に出発する1便のみ。
(平日は15時45分発との2便)

この路線で行くなら、姫路駅北口4番のりば[40系統上手野~白鳥台3丁目~緑台行き]で乗車し約37分、料金は540円です。

[36系統ゆめタウン前~田井~白鳥台行き]が到着する「白鳥台3丁目・太陽公園南」バス停
[36系統ゆめタウン前~田井~白鳥台行き]が到着する「白鳥台3丁目・太陽公園南」バス停

最も本数が多い最寄りのバス停は「白鳥台3丁目・太陽公園南」バス停です。

1系統今宿循環に乗ると姫路駅前に戻るので注意
1系統今宿循環に乗ると姫路駅前に戻るので注意

姫路駅(北口)2番のりば[36系統ゆめタウン前~田井~白鳥台行き]は、朝夕は30分ごとに日中は1時間ごとに出発する便があります。「白鳥台3丁目・太陽公園南」バス停までは約31分。料金は490円です。
「白鳥台3丁目・太陽公園南」バス停の場所は、行きと帰りで異なります。行きの場合は、進行方向に向かって右側に白鳥城を眺めながら、いったん通り過ぎる形になります。

バス停を降りてからは、少し戻りコンビニエンスストアがある白鳥台3丁目交差点を北(進行方向から見て左)へ。白鳥城を右手に眺めながら進みます。
まっすぐ行くと道は左に曲がっていきますが、その手前を右に折れ先へと進みます。

太陽公園の第2駐車場(出口)を右に進めば太陽公園(城のエリア)の入り口が現れます。
白鳥台3丁目・太陽公園南バス停からの所要時間は、徒歩約10分です。

もう1つ「打越新田・太陽公園北バス停」がありますが、こちらは、バス停下車からの距離があるうえ、路線によりバス停位置が異なるので、姫路駅(北口)からの乗車では、あまりお勧めできません。

帰り方は、最も近いバス停の「打越西・太陽公園前」からでは本数が少なく、姫路駅方面へ帰るには土日祝日の便が12時3分のみ。平日ならば13時36分、15時38分、17時38分があります。

白鳥台3丁目交差点のコンビニエンスストア前にある「白鳥台3丁目・太陽公園南」バス停
白鳥台3丁目交差点のコンビニエンスストア前にある「白鳥台3丁目・太陽公園南」バス停

「白鳥台3丁目・太陽公園南」バス停は、[35] [36] [40]の便があるため1時間に1〜2便が常時運行されているため、こちらの利用をおすすめします。ただし、40系統については、場所が異なりますのでご注意下さい(冒頭のマップに黒で表示されているバス停を利用下さい)。
太陽公園が閉園となる18時以降も便があるので、ゆっくり楽しむことができます。
石のエリアからは徒歩で約15分、城のエリアからは約10分かかるため、時間に余裕を持ってご利用ください。

車の場合は、山陽自動車道「山陽姫路西インター」(姫路西バイパスの場合は「相野IC」)下、約10分。県道545号を北上し、コンビニエンスストアがある「白鳥台3丁目交差点」を越え、次の「峰相」の信号を左折し約2分で到着します。駐車場は約300台と多く、平日は無料。土日祝日は500円で利用ができます。

土日祝日は、JR姫新線「余部駅」からの無料シャトルバスが運行しています(予約不要)。
時刻表など詳しくは、太陽公園公式サイトで確認ください。

(ライター 塚本隆司)

※本記事は取材時点の情報です。価格は税込み表示です。商品内容や価格が変更となる場合があります。

太陽公園

住所兵庫県姫路市打越1342-6
電話番号079-267-8800
営業時間平日10時~17時 (チケット販売終了16時30分)
土日祝9時~17時 (チケット販売終了16時30分)
入館料大人(高校生以上)1,500円、小人(小・中学生)700円、
小学生未満 無料
休館日不定休(基本無休、荒天時等休業あり)
アクセス(車)山陽自動車道「山陽姫路西インター」下車約10分
(バス)JR姫路駅より神姫バス 白鳥台行き(白鳥台3丁目下車)、
緑台行き(打越西もしくは打越新田下車)
(無料シャトルバス)土日祝のみ余部駅との間で運行
駐車場あり(約300台)、平日は無料、土日祝日500円
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ライター 塚本 隆司(つかもと たかし)

姫路城を眺めながら生きてきた、脱サラライターです。全国あれこれ旅をして来たけれど、やっぱり地元が1番!“兵庫のよいもの“を探し求めて歩きます。(呑み歩きだろ! とは言わないで笑)読んでくれているみなさまの「行きたい!欲しい!食べたい!」が「行こう!買おう!食べよう!」に心が動いたなら、何よりの幸せです。

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