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建物そのものがアート作品!安藤忠雄氏が設計した西日本最大級の『兵庫県立美術館』

写真提供:『兵庫県立美術館』
写真提供:『兵庫県立美術館』

『兵庫県立美術館』は、神戸市灘区のHAT神戸に位置するアートミュージアムです。所蔵作品は、兵庫にゆかりのある小磯良平や金山平三などの作家を中心に10,000点以上。日本を代表する建築家の安藤忠雄氏が設計した施設としても知られており、館内には無料で入場できる安藤忠雄氏の作品模型などを展示した「Ando Gallery」が併設されています。西日本最大級の美術館で、大型の展覧会が催されることも多い『兵庫県立美術館』の見どころをご紹介します。

西日本最大級のアートミュージアム

写真提供:『兵庫県立美術館』
写真提供:『兵庫県立美術館』

『兵庫県立美術館』(以下『美術館』)があるのは、JR灘駅から徒歩10分、阪神岩屋駅から8分ほど海側(南)へ歩いたところ。阪神・淡路大震災からの復興の象徴として建てられた施設で、2002年に開館しました。延べ床面積は約28,000㎡あり、西日本でも最大級の規模といわれています。

写真提供:『兵庫県立美術館』
写真提供:『兵庫県立美術館』

神戸市立王子動物園から『美術館』を結ぶ道は、「ミュージアムロード」と呼ばれており、『美術館』へ行くまでの間もアート作品を楽しめるのも見どころの一つ。また、『美術館』の屋上にはオランダの美術家であるフロレンティン・ホフマンさんがデザインしたオブジェ「Kobe Frog」が展示されています。「美かえる」という愛称で親しまれており、『美術館』のシンボル的存在です。

『美術館』

『美術館』は、小磯良平や金山平三といった兵庫ゆかりの作家を中心に、国内外の美術品10,000点以上を収蔵。これらの作品は、特集展示や小展示の際に1階と2階の8つの展示室で順次展示が行われます。

写真提供:『兵庫県立美術館』
写真提供:『兵庫県立美術館』

大型の展覧会も多く、2023年6月3日(土)から7月23日(日)は、特別展「出会いと、旅と、人生と。ある画家の肖像 日本近代洋画の巨匠 金山平三と同時代の画家たち」を開催中。兵庫県ゆかりの洋画家・金山平三の代表作や、金平と交流のあった美術家の絵画作品も鑑賞することができます。
なお、2023年7月11日(火)から7月17日(月・祝)は「ひょうごプレミアム芸術デー」として、特別展「金山平三」とコレクション展が観覧無料になるので、この機会をお見逃しなく。
(※現在は終了しております)

ミュージアムショップ

展示室を見学し終えたあとは、ぜひミュージアムショップへ。ショップにはミュージアムショップのオリジナル商品も販売されているので、要チェックです。

「Sun Sister」のダイカットシール

こちらは『美術館』の屋外に設置されている「Sun Sister」のダイカットシール。ミュージアムショップのオリジナルグッズで、3サイズのシールが入っています。

安藤忠雄氏のサイン入り書籍も発売中
安藤忠雄氏のサイン入り書籍も発売中
『プレミアムチーズケーキ』(594円)

ミュージアムショップでしか買えないのが、こちらの『プレミアムチーズケーキ』(594円)。赤穂の塩を使用したベイクドチーズケーキで、パッケージには、安藤忠雄氏の青春のモチーフである青りんごがデザインされ、とってもかわいいです。

安藤忠雄氏の建築模型などが無料で楽しめる「ando gallery」

写真提供:『兵庫県立美術館』
写真提供:『兵庫県立美術館』

『兵庫県立美術館』といえば、日本を代表する建築家・安藤忠雄氏が設計したことで有名です。海に面した場所に建てられた建物は、「コンクリート打ちっぱなし」という安藤建築らしさが感じられ、館内のいたるところが人気のフォトスポットになっています。
「海のデッキ」に見えるのは、安藤忠雄氏がデザインしたオブジェ「青りんご」。アメリカの詩人サミュエル・ウルマンが描いた「青春」という詩をモチーフにつくられた作品で、こちらの前で記念撮影するひとも多いそう。

写真提供:『兵庫県立美術館』
写真提供:『兵庫県立美術館』

「円形テラス」は、地下の駐車場と、1階のエントランスホールやギャラリー棟、2階の屋外スペースを結ぶ階段です。螺旋状になった構造は、上から覗くと渦のように見えるところが印象的。

「Ando Gallery」

安藤忠雄氏の世界をたっぷり堪能したい!という方におすすめなのが、「Ando Gallery」です。2019年に安藤忠雄氏から建物の寄贈、展示物の寄託により設けられたスペースで、誰でも無料で見学することができます。

展示室

展示室には、安藤忠雄氏がこれまでに手がけた建築のスケッチや模型、写真などが展示されています。

安藤忠雄氏に関する書籍がずらりと並ぶ本棚も
安藤忠雄氏に関する書籍がずらりと並ぶ本棚も
サイン入りのテーブルも発見
サイン入りのテーブルも発見
「住吉の長屋」や、代表作の一つである「光の教会」などについての紹介エリア

建築家としての原点となった「住吉の長屋」や、代表作の一つである「光の教会」などについての紹介エリアもあり、見ごたえ十分。ファンのみならず、多くの人に訪れてほしいおすすめのスポットです。

レストランやカフェをチェック

レストラン フォルテシモ店内
レストラン フォルテシモ店内

『美術館』を訪れたら、レストランやカフェにも足を運んでゆっくり過ごしてみませんか?『美術館』にある飲食店は、「レストラン フォルテシモ」と「カフェ フォルテシモ」の2カ所。

写真提供:カフェ フォルテシモ/店内
写真提供:カフェ フォルテシモ/店内

コーヒーを飲んだり、サンドイッチやケーキを食べたりと、軽めに利用したい方にはカフェが、がっつり食事をしたい方にはレストランがおすすめです。

『神戸プレミアムポークカツ』(2,000円)

レストラン フォルテシモの人気メニューは、『神戸プレミアムポークカツ』(2,000円)。「神戸ポークプレミアム」とは、神戸にある髙尾牧場でパンを主原料としたエサで育てた雌豚のことをいいます。ジューシーで甘味のあるカツは、あっさりとしていて臭みがないのが特徴です。

ご飯かパン・味噌汁かスープ・ドリンクバー付き
ご飯かパン・味噌汁かスープ・ドリンクバー付き
『但馬牛コロッケAランチ』(1,800円)

また、こちらの『但馬牛コロッケAランチ』(1,800円)は、但馬牛コロッケと但馬牛ハンバーグ、エビフライがセットになったボリューミーな一品です。窓の外には海が見え、ゆっくりとランチを楽しむのにぴったりの場所。美術展の感想を語らいながら、おいしい食事に舌鼓をうつ、なんて過ごし方が楽しめます。

カフェ フォルテシモ
営業時間:10:00〜17:00 
※臨時で営業時間を変更の場合あり
定休日:月曜(月曜が祝日の場合火曜)         

レストラン フォルテシモ
営業時間:11:00〜14:00 
※臨時で営業時間を変更の場合あり
定休日:月曜(月曜が祝日の場合火曜)
※カフェ・レストランの営業については変更となる場合がありますので、
『美術館』HPでご確認ください。         

写真提供:『兵庫県立美術館』
写真提供:『兵庫県立美術館』

『兵庫県立美術館』は、魅力的な企画をテーマにした大型の展覧会が多い点も見どころの一つ。2023年9月9日(土)から11月26日(日)には、三人組ユニットPerfume(パフューム)がライブなどで着用した衣装を展示する特別展「Perfume COSTUME MUSEUM」を開催予定。作品をじっくり眺めて、アートに触れる時間を楽しんだあとは、隣接する「なぎさ公園」の屋外展示を鑑賞してはいかがでしょう。

(ライター 中田/ウエストプラン)

※本記事は2023年5月時点の情報です。価格は税込み表示です。商品内容や価格が変更となる場合があります。

兵庫県立美術館

住所兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1(HAT神戸内)
電話番号078-262-1011
営業時間10:00~18:00(最終入場17:30)
定休日月曜(祝休日の場合は翌日)、年末年始、
メンテナンス休館(2023年7月24日〜9月8日)
アクセス阪神岩屋駅(兵庫県立美術館前)から徒歩約8分
JR神戸線灘駅南口から徒歩約10分
阪神高速3号神戸線摩耶ランプから車で約5分
駐車場あり(80台)
SNShttps://www.instagram.com/hyogo_pref_museum_of_art/
HPhttps://www.artm.pref.hyogo.jp/

株式会社ウエストプラン

松田きこ、かさはらみのり、中田優里奈、都志リサほか、兵庫県に精通した女性ライターが、観光やグルメ情報を中心に、阪神間や丹波・丹波篠山を縦横無尽に駆け回って取材します。

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