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【神戸旧居留地】を巡る。開港から続く歴史とレトロ建築3スポット

神戸旧居留地のレトロ建築3スポット

1868年の開港以来、多くの外国人が訪れ、西洋の文化を取り入れながら発展してきた神戸。

なかでも、外国人居留地が設けられた『旧居留地』エリアには、開港後の神戸の歴史を感じさせるレトロな建築物が今も残っています。ここでは、神戸開港から旧居留地が誕生した歴史や、『旧居留地』エリアで楽しめるレトロ建築のスポットを3つ紹介します。

神戸開港の歴史は?

開港神戸之図
開港神戸之図 江戸時代、慶応4年(1868年)頃 神戸市立博物館蔵

江戸時代の長く続いた鎖国を終え、開国へと舵を切った日本は、1868年1月1日(慶応3年12月7日)に神戸港を開港しました。もともとは、現在の兵庫港、平清盛の時代に「大輪田泊」と呼ばれていた兵庫周辺が開かれる予定でしたが、外国人とトラブルが起こることを懸念して、生田川から宇治川の範囲までが開港地に選ばれたのだとか。

摂州神戸海岸繁栄之図
摂州神戸海岸繁栄之図 二代目長谷川貞信(小信) 明治4年(1871)神戸市立博物館蔵(池長孟コレクション)

開港に伴い、外国人が暮らす「外国人居留地」が現在の『旧居留地』エリアに設けられると、洋風の建物が多く建ち並ぶようになりました。さらに、外国人居留地周辺の北野エリアにも多くの外国人が暮らすようになり、神戸に異国情緒あふれる街並みができあがっていったのです。

こうして形づくられた『旧居留地』には、時代の移り変わりとともに多様な建物が建てられ、現在も歴史を感じられるレトロな建築物が残されています。

※神戸市立博物館のHPにて作品画像の閲覧ができます。

ランチやアフタヌーンティーが楽しめる『Salon15 TOOTH TOOTH』

旧神戸居留地十五番館の外観

『Salon15 TOOTH TOOTH』は、神戸に残る最も古い異人館「旧神戸居留地十五番館」を活用したパティスリー&ティーブティック。明治初期に建てられたコロニアル様式の建物で、国の重要文化財にも指定されています。

Salon15 TOOTH TOOTHの1階店内

店内は1階と2階に分かれており、1階のパティスリー&ティーブティックではTOOTH TOOTHの紅茶やPATISSERIE TOOTH TOOTHの焼き菓子、ケーキなどを販売。歴史ある建物の雰囲気を感じながら、スイーツや紅茶を選ぶ時間も楽しめます。

Salon15 TOOTH TOOTHの2階サロン

2階のサロンでは、ケーキと紅茶のマリアージュをはじめ、季節のアフタヌーンティー、パスタやメインディッシュなどの料理を楽しめます。

Salon15 TOOTH TOOTHのアフタヌーンティー

レトロな建築空間で味わうランチやティータイムは、ひと味違った特別な時間になりそうです。

Salon15 TOOTH TOOTHのランチ

神戸らしい雰囲気のなかで食事やティータイムを楽しみたい方はもちろん、レトロ建築が好きな方にもおすすめしたいスポットです。

※写真提供:『Salon15 TOOTH TOOTH 旧神戸居留地十五番館』

Salon15 TOOTH TOOTH 旧神戸居留地十五番館

住所

兵庫県神戸市中央区浪花町15番地 旧神戸居留地十五番館

電話番号

078-332-1515

営業時間

1階パティスリー&ティーブティック 11:00~20:00、2階サロン 11:00~20:00(L.O.FOOD19:00/DRINK19:30)

定休日

年中無休

アクセス

神戸市営地下鉄海岸線旧居留地・大丸前駅から徒歩約5分、JR元町駅から徒歩約8分

駐車場

なし

SNS

https://www.instagram.com/salon15toothtooth/

HP

https://toothtooth.com/salon15

▼Google マップ

『旧居留地』の歴史を知る『神戸市立博物館』

神戸市立博物館の外観

日本人初の英国王立建築協会公認建築士となった桜井小太郎設計による旧横浜正金銀行(現在の三菱UFJ銀行)の神戸支店をリノベーションした、『神戸市立博物館』。正面には古代ギリシャ建築様式の一つ「ドリス様式」が採用されており、中央部がやや広がった円柱がどっしりと6本並んでいます。昭和初期の名建築と言われ、1998(平成10)年には登録有形文化財になりました。

神戸市立博物館の神戸の歴史展示室

『神戸市立博物館』の1階では、常設展示「神戸の歴史展示室」を無料で見学できます。展示では、神戸の歩みを年代ごとにたどりながら、海や港との関わりのなかで発展してきた街の歴史をわかりやすく紹介。神戸の街がどのように形づくられてきたのかを知ることができます。

神戸市立博物館の「開港 世界との交わり」展示

「開港 世界との交わり」のコーナーでは、明治時代と昭和時代の旧外国人居留地を表した模型を見ることができます。同じ場所でも時代とともに街の姿が変化していったことがわかり、現在の旧居留地を歩く前に見ておくのにもぴったり。模型と実際の街並みを見比べながら散策するのも楽しそうです。

※写真提供:『神戸市立博物館』

▶元銀行をリノベーションした昭和の名建築『神戸市立博物館』

神戸市立博物館

住所

兵庫県神戸市中央区京町24番地

電話番号

078-391-0035

営業時間

9:30~17:30(金・土曜は20:00まで)※2・3階展示室への入場は閉館30分前まで

定休日

月曜(月曜が祝日または休日の場合は開館し、翌平日に休館)

アクセス

各線三宮駅または各線元町駅から徒歩10分

駐車場

なし

SNS

https://www.instagram.com/kobemuseum/
https://x.com/kobemuseum
https://www.facebook.com/kobemuseum/

HP

https://www.kobecitymuseum.jp/

▼Google マップ

昭和初期の近代建築『神港ビルヂング』

神港ビルヂング館内の階段と廊下

『神港ビルヂング』は、1939(昭和14)年に竣工しました。外観や館内の随所にアール・デコの意匠が取り入れられた、昭和初期の近代建築のひとつ。2016(平成28)年に放送されたNHK連続テレビ小説「べっぴんさん」のロケ地にもなりました。

神港ビルヂングの外観
屋上部分に塔屋が設けられているのが印象的な建物外観
神港ビルヂングの回転ドア
回転ドア

エントランスには、竣工当時から使われている回転ドアが残されています。床にはタイルが敷かれており、こちらも当時の面影を感じられるポイント。レトロな雰囲気が漂う館内で、細部に施された意匠にも注目してみてください。

神港ビルヂングの東玄関
中央)東玄関
神港ビルヂングの光庭
光庭

建物の内部には「光庭」と呼ばれる吹き抜けの空間があります。建物の中心部に光を取り込むために設けられたもので、上部から差し込む自然光によって、館内が明るくなるよう設計されているのだとか。

館内は1階の飲食店を除き、関係者以外は立ち入りできません。見学の際は、外観や1階の共用部分から、歴史ある建物の雰囲気を楽しみましょう。

※写真提供:『神港ビルヂング』

神港ビルヂング

住所

兵庫県神戸市中央区海岸通8

▼Google マップ

結び

神戸開港をきっかけに外国人居留地が整備され、西洋文化を取り入れながら発展してきた神戸。現在の『旧居留地』には、さまざまな時代に建てられた歴史ある建築物が建ち、街を歩くだけでも神戸ならではの異国情緒を感じることができます。建物のデザインや街並みに注目しながら、ぜひ神戸の街歩きを楽しんでみてください!

(取材・文:YURINA)

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