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【神戸シティーループで行くVOL.4】ゲストハウス神戸なでしこ屋と行く!ハシゴ酒ツアーIN南京町(後編)
ゲストハウス神戸なでしこ屋のコンセプトは『ゲストハウスは船の旅』。ハシゴ酒ツアーは、観光クルーズ船で仲間や初対面の人たちとワイワイ食事をしながら語り合う光景をイメージして、オーナーである池端浩美さん(以下:浩美さん)が企画しました。
ハシゴするお店は当日の営業状況や組み合わせによって様々ですが、今回は取材時に訪れた2件をご紹介します。
ハシゴ酒ツアーは南京町にあるなでしこ屋からスタート!1軒目のお店へ行くまでの道中で、南京町や元町のおもしろ雑学やトリビアを紹介してくださいます。
さすがは地域密着型のゲストハウス!地域の情報はなんでも知っています。暮らしているからこそわかる、観光客の知らない南京町の激推しグルメを「和」「洋」「中」それぞれ教えてくださいます。
南京町に佇むパンダとイノシシの逸話はぜひとも聞いてみてほしいです。そんな裏話があったなんて!と思わず驚くこと間違いなしです。
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ハシゴ酒ツアー
<1軒目:ダイニング居酒屋 鶏バル>
街ブラをしながらJR元町駅方面に足を進めること数分。
1軒目である、多彩な鶏料理が楽しめる居酒屋『鶏バル』に到着です。まずは指定のドリンクの中から1杯を選んで注文します。
和やかなムードの中で改めましての自己紹介をしてから、乾杯です。席について少し経つとハシゴ酒限定プレートがテーブルに置かれました。
数あるメニューの中でも選りすぐりの料理が集合した、地域で信頼されているなでしこ屋だからこそできる、特別なワンプレートです。
見た瞬間においしいとわかるこのインパクト。まさに鶏料理の宝石箱です!外はサクサク、中はジューシー、タルタルソースは激ウマのチキン南蛮。
ウズラの卵を筆頭としたサクサクの串カツたち、新鮮野菜と鶏ポンの和え物。そしてキンキンの生ビール!
おいしい鶏料理とともにお酒も進みます。アルコールが入ると、互いの緊張が解けて話がどんどん弾みます!
人見知りで話下手な我々ですが、浩美さんは気さくに話を振って場を盛り上げてくださるので、楽しい会話が途切れません。これぞ、お客様がまた来たいとリピーターになる魅力のポイントなんだなと気づかされます。
それぞれの趣味の話や、ゲストハウスの日常についてなどを話していると、あっという間に1時間が経過し、退店の時間となりました。そしてお店の前で店長さんと集合写真。退店の際、お店の方々とお写真を撮るのがハシゴ酒ツアーの恒例です。
目指すは2軒目のお店・・・
<2軒目:ARRI(アリ)>
つぎはどんなお店なのかとワクワクしながら向かったのは『Arri』というカフェ&バー。
南京町の裏路地にあるオトナな雰囲気が広がるお店ですが、お客さんは賑やかで和気あいあいとしていて、毎日のように地元の人々が集まる、地域に愛されるバーです。
この日も、お客さん10数名の全員が浩美さんのご友人だというほど。大阪で働くサラリーマンや元町の有名オムライス店の店長など、多様な人々が集まる憩いの場です。
ナイトクルーズではビール、カクテル、焼酎、ワイン、日本酒、ジンなど豊富なドリンクの中から2杯が料金に含まれています。さらに、色とりどりでオシャレなおつまみセットもついておトクです。
店内では軽快なBGMが流れ、1軒目とはまた違った雰囲気の中、よりいっそう話が弾みます。お酒も相まって、一歩踏み込んだ話ができたことによって、さらに距離が縮まりました。
最後に、恒例の集合写真を撮ってツアー終了です。お店の前で、みんなでArriポーズ△!楽しいひとときを、ありがとうございました。
宿泊客はそのままゲストハウスに、日帰りのお客様はここで一旦お別れです。でも南京町に来ればいつでも浩美さんやクルーたちと交流できます。気づけばあなたも、「船の一員」になっていますよ。
※訪れるお店は当日の営業状況によって異なります。予めご了承ください。
なでしこ屋が目指す地域活性化とは
ハシゴ酒ツアーの魅力について、バイヤーSHUNが自分なりに分析してみました。
1軒目の一時間は、お互いのことを知るための、いわばご挨拶の時間。
2軒目の一時間は、お互いのパーソナリティーがある程度わかったうえで、さらに関係を深めるための、より濃い交流の時間。
ハシゴ酒ツアーの構成に、そんな印象を受けました。
ハシゴ酒ツアーはもともと、宿泊客に対してのみ開催していました。
宿泊客に元町エリアのいいところをたくさん知っていただきたい、神戸で滞在した時間を一生の宝物にしてほしい、という思いで、浩美さんはご多忙の中、プライベートの時間を割いてまで取り組んでこられました。
宿泊しないお客様をも受付するようになったのは、元町やなでしこ屋の雰囲気を味わったことのない人々にも、地域の一員になる心地よさを気軽に感じてもらいたいという思いからでした。
地域を好きになってもらうには地域の人々と交流するのがイチバン。好きになってもらえる自信があるからこそ、浩美さんは日夜活動しています。
浩美さんの大きな目標は、神戸への移住者をもっと増やすこと。そのためには神戸の地域性を知ってもらい気に入ってもらう必要があります。
人は、魅力的な人々が集まる地域に住みたくなるもの。宿泊業やハシゴ酒ツアーを通じて、旅行者と地域の魅力的な人々が接する機会を提供することは、移住者を増やすための手段になります。
実際、なでしこ屋での滞在体験をきっかけに、すでに数人が移住しています。
実際にハシゴ酒ツアーに参加してみた率直な感想は、「2時間じゃ足りない」でした。もっといろんなお店に連れて行ってもらいたい、いろんな人を紹介してほしい、この地域に精通していて地域に愛されている浩美さんにだからこそ聞いてみたい、そう思いました。
「もう一度行きたい」と思える体験が積み重なって「移住したい」に繋がるのだと気づかされました。 浩美さんは、毎日のようにお客様や地域の方々と交流しています。
「仕事もプライベートも同じ。線引きはない」という考えで活動されていますが、このような地道な活動の積み重ねこそが地域の人々や宿泊者に受け入れられ、愛されるオーナーとなったきっかけだと思います。
自然と人を惹きつける天性の才能はもちろん、新しい何かを発見するアイデア力、それを行動に移す実行力、地域を盛り上げたいという熱意をいかんなく発揮して地域やお客様、クルーに愛されるゲストハウス経営をしている。そんな印象を強く受けました。
★この記事を読んで、
・元町・南京町のお店に興味を持った!
・なでしこ屋に滞在してみたくなった!
・みんなでワイワイ交流してみたい!
そんな方は是非、ハシゴ酒ツアーに参加してみてはいかがでしょうか。
シティーループを活用して、お得でラクラクに神戸観光
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南京町にもシティーループのバス停があるので便利です。なでしこ屋で宿泊すれば、二日目も早朝から効率よく神戸観光ができます!
バイヤー SHUN
1993年、徳島県生まれ。大学卒業を機に兵庫県に移り住んでいます。好きなものは90年代JPOPで、spitzを崇拝しています。最近の悩みは、ウケを狙ってボケたことよりもウケるつもりのない行動で笑いをとってしまうことです。兵庫県民とはまた違った視点から兵庫県の魅力を紹介できればいいなと思っています!
バイヤー MIKI
1994年生まれ。兵庫県三田市の湖の見える山のふもと育ち。あまいもの、音楽、おしゃべり、お昼寝が好きです。お酒と写真は日々勉強中です!地域のいいところを皆様にお伝えできるよう頑張ってまいります!!
編集部 SHU
台湾出身、2017年仕事で日本へ。ガッキーさんと同じ1988年生まれ、髪型だけ似ています。日本のJ POP、ドラマ、お笑いが大好きです!一人旅が得意で、いつかソロキャンプを挑戦してみたいです!外国人の視点から兵庫と兵庫周辺の魅力を伝えられたら嬉しいです。