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サクサク食感と程よい塩加減
グランプリ受賞の「播磨灘牡蠣ラスク」が旨い!

牡蛎とラスク

「西播磨フードセレクション」は、西播磨(相生市、赤穂市、宍粟市、たつの市、太子町、上郡町、佐用町)の農林水産物を使った加工食品のコンテストです。相生市を拠点に活動する料理研究家のBon-Mark喜多マリコさんが、『播磨灘牡蠣ラスク』で2022年度のグランプリを受賞しました。

喜多マリコさんってこんな人

喜多マリコさん

喜多マリコさんは、相生市出身の料理研究家。管理栄養士、フードコーディネーターとして、料理教室やケータリング、商品開発などを手がけています。相生市相生の『Bon-Mark(ボンマーク)』を拠点に活動しています。
 マリコさんは、大学の栄養学科を卒業後、大手の給食委託会社に就職し、約15年間、病院などで管理栄養士として、メニュー考案や調理の仕事をしていました。経験を積むにつれ、もっと食に関わるさまざまな仕事をしたいと思うようになり独立し、『Bon-Mark』を設立したのです。

『播磨灘牡蠣ラスク』の開発は3年前から

播磨灘

そんなマリコさんがずっと思っていたのが「生まれ育った相生のお土産を作りたい」とのことでした。「お菓子部門で日持ちのする美味しいもの」というキーワードで取り組み始めたのが3年前。
『播磨灘牡蠣ラスク』は、相生市と生産者、販売業者が連携し、これまで知名度が低かった特産品を発信する取り組み「あいおい結び」の商品の一つとして、2022年3月に世に出た形になりましたが、それがなくても開発はしていたそう。「本当にタイミングが良くて。ずっと温めていたので、このプロジェクトに参加して形にしようと思いました」。

苦労したのは食感とカキの風味

ラスク

この商品に使っているのは、小麦粉、米粉、砂糖、コーンスターチ、ベーキングパウダーなどと牡蠣エキス。カリッカリの食感にするためにどうしたらいいか、何度も試作を繰り返してたどり着いたのが「米粉」でした。米粉を入れることでこのカリカリの食感を出すことに成功しました。そして、この米粉は赤穂産の米を引いたもの。Bon-Markのお弁当にも使っていて、マリコさんも米づくりのお手伝いをしている、思い入れたっぷりの米なんです。また、風味を出すのにも苦労しました。カキの味が濃すぎても薄すぎてもダメ。塩を入れずにこの絶妙な風味に仕上げました。

パッケージも素敵

商品パッケージ

パッケージのデザインもマリコさんが手がけたんですよ。まずは独立する形にこだわりました。お土産店で並べやすいことと目につきやすいこと。また、おしゃれ感にも注力しました。白×黒のBon-Markのイメージカラーを取り入れて、カキのイラストも加えました。さらに、相生市のお土産なので、裏面には地図を入れて相生市をPRしました。また商品のネーミングもこだわりの一つ。お菓子の種類としては、正確には「ビスコッティ」ですが、ラスクでもジャンルでは間違いではないので、わかりやすく『播磨灘牡蠣ラスク』として商品化しました。

評価されたのはこんなところ

牡蛎とラスク

マリコさんのそんな苦労が実って、「西播磨フードセレクション2022」のグランプリを見事受賞。評価されたのは、次の点だそうです。

・世の中になくて、ありきたりではないもの
・時代に沿ったものである
・カキのエキスを使うことがSDGsに当てはまる
・パッケージデザインがおしゃれ

受賞の第一報を聞いたとき、マリコさんは本当にうれしかったそうです。「ずっとお土産を作りたいと思っていたので、思い入れのある商品でグランプリを受賞できたのはめちゃめちゃうれしかったです」と話します。『播磨灘牡蠣ラスク』は相生市のふるさと納税返礼品にも採用されていますので、市外の方、このラスクで納税をしていただくことも可能ですよ。

試食してみました

試食

せっかくなので試食してみました。「カリッカリ」の食感がイイ!そして甘くないのがイイ!カキの風味に嫌味がなく、これならカキ好きにはもちろん、カキが苦手な人でも食べられるのでは? 白ワインと合わせてみたら相性バッチリ。日本酒もイケそうです。クリームチーズを塗ってもおいしいし、いろいろ試して楽しめそうです。
賞味期限も長いので使い勝手も抜群。お土産に気の利いた贈り物にも最適です。西播磨エリアを中心に販売していますのでぜひ一度!

播磨灘牡蠣ラスク
価格    オープン価格
分量    40g
販売場所  あいおい情報ラウンジ、道の駅あいおい白龍城、Bon-Mark、HOTEL万葉岬、
      マックスバリュ相生南店(相生市)クラテラスたつの(たつの市)、 
      KONOKA、鈴吉屋、伝馬船(赤穂市)、兵庫県おみあげ発掘屋(神戸市)            

料理教室も楽しい

調理中
料理

マリコさんは、さまざまな活動をしていますが、「美味しいをともに作る」をコンセプトにした料理教室も1つの柱です。『Bon-Mark』内のボンマークキッチンで、毎月定期開催していて、単発でも参加することができます。
毎日の献立のメニューから、おもてなし料理まで、和洋中問わずさまざまなジャンルでメニューを提案しています。キーワードは「カンタン」「カワイイ」「オシャレ」。特別な食材や調味料でなく、近所のスーパーで普通に扱っている材料を使うのも特徴です。
「家にあるもん使わんとすぐ作れんから~」と豪快に笑うマリコさんの教室は、いつも楽しくて和気あいあいです。生徒さん同士がすぐ友達になるのもこの教室ならでは。チャンスがあれば、参加してみてください。お料理のレパートリーだけでなく、情報や友達の輪も広がるはずです。

(ライター・歌見)

※本記事は2023年2月時点の情報です。税込み表記です。商品内容や価格が変更となる場合があります。

Bon-Mark(ボンマーク)

住所    兵庫県相生市相生3-6-7
電話番号  090-7964-2981
アクセス  ウイング神姫 『相生港(なぎさホール前)』下車 徒歩3分
URL   https://bon-mark.wixsite.com/2015
SNS   https://www.instagram.com/bonmark.kitchen/

歌見さん

ライター 歌見(うたみ)

晴れの国・岡山出身で、20代半ばで兵庫県赤穂市に移住。ライターという天職を見つけ、赤穂市内にとどまらず、兵庫五国くまなく回ることができました。五国それぞれに、独特の食文化があり、うまい酒があり…。食いしん坊の私を心身ともに潤してくれます。兵庫県の“間違いない”「食」や「人」や「イイもの」に関わる記事をお届けできたらと思っています。

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