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こんなところに「きらっと」
姫路市の南東部にある兼田地区、住宅地にポツポツとある農園の中に今回の「きらっと」を発見しました。「おかもと農園」13代目・岡本将司さんが育てている海老芋です!

岡本さん曰く、海老芋は一見すると里芋に似た食感と味を持っていますが、その魅力やストーリーを知ると全く違った印象を受けるとのことです。実際に、一流ホテルのシェフからも「全然違う」と評価されるほど、背景にエピソードがあるお野菜です。そんな味覚すらも変えてしまう素晴らしい「きらっと」エピソードをご紹介します。
ここが「きらっと」

昔は兵庫県を代表して天皇陛下への献上品になったこともある海老芋ですが、現在姫路エリアで栽培しているのは岡本さんが営むおかもと農園のみ。以前から海老芋の作り手が減少する中、「伝統を守らなければならない」という熱い使命感に駆られ、おかもと農園を営みながら弟子入りしたとのこと。海老芋の栽培にはサラサラした水はけの良い土壌が必須であり、川沿いにある畑の特徴である砂地の土質が適しているそうで、ほかには、機械化出来る作業が少ないため、ほとんどの作業を手作業で行っているそうです。
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そんな海老芋ですが、里芋ではあまり食べる機会のない親芋の部分も美味しくいただけるそう。じゃがいもと混ぜてポテトサラダや、コロッケにすることでクリーミーな舌触りになりオススメだと教えていただきました。私もお土産に頂いた海老芋の親芋を使いポテトサラダを作ってみましたが、繊維質を感じないクリーミーな舌触りでとっても美味しかったです!
今年の販売は終わってしまったのですが、年末にかけてECサイト「食べチョク」にて販売を行うようです。豊作の年にはふるさと納税の返礼品として出品することもありますので、入手された際は是非お試しください。
メッセージ

最後に岡本さんにメッセージを頂きました。
「姫路の名産品の一つに海老芋をまた返り咲かせたいと思っています。ゴールはまだ遠くとても大変ですけど、そのために同じように地元の伝統野菜を廃らしてはいけないと思ってくれる仲間を探しています。作り手である農家だけじゃなく、それを伝えたり、加工したり、提供したり、買ってくれる人が増えていくと良いなと思っています。その人達がいずれ、市外、県外に出たときに『こんなカッコいい、変わった野菜があるんだ!』と広めて姫路城に並ぶ姫路の名産品になってほしいですね。」と岡本さん。この想いに「きらっと」しました。
(甲南大学 真野)
※本記事は取材時点の情報です。価格は税込み表示です。商品内容や価格が変更となる場合があります。
おかもと農園
住所 | 兵庫県姫路市兼田595 |
電話番号 | 090-8533-0577 |
営業時間 | 10:00~18:00 |
定休日 | 火曜日、土曜日 |
アクセス | 神姫バス 兼田バス停から徒歩10分 |
SNS | Instagram:okamoto__nouen |