神戸・三宮で開催されている「月曜カレー夜会」に、Localprime編集部の企画担当者として参加してきました。今回のテーマはチキンカレー。カレーイベントというと「食べること」が主役になりがちですが、この夜会は少し違います。店主から直接学び、参加者同士で語り合い、気づけば自然につながっている——そんな体験型の時間でした。一人参加でも楽しめるのか、料理初心者でもついていけるのか。参加前に感じていた不安が、当日の流れの中でどう変わっていったのかを含めて、実際に体験した視点からレポートします。
本企画は以下の通りで進めました。
・18:30 集合・受付・自己紹介
・18:45〜19:45 チキンカレーデモ・解説
・19:45〜20:45 実食・交流タイム
・20:45〜21:00 まとめ・お土産配布
・21:00頃 解散
約2時間半の構成で、学び・食事・交流を意識し、カレー好きでもこれからカレーを知りたい人でも、無理なく楽しめる企画スケジュールを意識しています。また近隣の方では、お仕事帰りに参加しやすいように、仕事終わりの時間から開始するように設定しました。
集合場所は「神戸カレー食堂 ラージクマール」。各線三宮駅から徒歩5〜7分ほどで、仕事帰りでも立ち寄りやすい立地です。持ち物は特になく、手ぶらで参加できました。服装も私服で問題ありませんが、スパイスの香りがつく可能性があるため、気になる方は洗いやすい服装がおすすめです。
参加前に少し不安だったのは、初参加かつ一人参加でも場に馴染めるかという点でした。ただ、受付後すぐに自己紹介の時間があり、「好きなカレー」や「今日楽しみにしていること」といった話題が自然に共有されます。その時点で会話が生まれ、緊張する間もなくイベントが始まりました。
メインは、店主によるチキンカレーのデモンストレーションです。スパイスの選び方や火加減、香りを立たせるタイミングなどを、実演を交えながら丁寧に解説してくれました。専門的な話もありますが、「家庭で再現するならここは省いてもいい」「この工程は市販のもので代用できる」といった現実的な補足が多く、「難しそう」という印象が「これなら家でもできそう」に変わっていく感覚がありました。
調理が進むにつれて店内にスパイスの香りが広がり、その場にいる全員で同じ時間を共有している一体感が生まれます。完成後はカレーと副菜を実食しながら交流タイムへ。好きなカレーの話から、自宅での工夫、スパイスにハマり始めたきっかけまで、自然と会話が広がっていきました。
会場は「#神戸をカレーの街に」で知られる人気店『神戸カレー食堂 ラージクマール』。スパイスを巧みに使いながらも刺激を抑えた“やさしい味わい”のカレーで、地元はもちろん遠方ファンからも支持を集めるお店です。
体験全体の満足度は非常に高かったです。学び、食事、交流のどれかに偏ることなく、心地よいバランスで進行していました。特に期待を超えたのは、参加者同士の距離の近さと、店主に質問しやすい雰囲気です。
大変だった点を挙げるとすれば、話が盛り上がりすぎて時間があっという間に過ぎたことくらいでしょう。それだけ集中して楽しめる内容だったとも言えます。
企画している中で検討されている方からお問い合わせあった事例を少しご紹介すると…
Q:一人でも大丈夫ですか?
参加者の多くが一人参加でした。自己紹介や交流のきっかけが用意されており、自然に会話が生まれますよ。
Q:料理初心者でも楽しめますか?
専門的すぎず、家庭向けに噛み砕いた説明なので問題ありません。
Q:体力的にきつくありませんか?
座って学び、食べて、話す時間が中心で、体力的な負担はほぼありません。
Q:友人と参加できますか?
可能です。複数人での参加も歓迎です。
この夜会の魅力は、ただ料理を学ぶだけじゃなく「質問できる距離の近さ」と「カレー好き同士がつながれること」。お店の味を学び、食べて、語って、次の一皿が楽しみになる——神戸のカレー文化を五感で体感できる時間でした。次回開催はぜひチェックして欲しいと思っています。