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コーヒーの見識が広がる高砂の隠れ家的な古民家カフェで優雅なティータイムを

高砂市にある「珈琲焙煎所KOTI(コティ)」は山陽電鉄・高砂駅から徒歩10分。住宅地の中、古民家をリノベーションした店内はお洒落で雰囲気はGood!こだわりのコーヒーは世界各地から取り揃え、コーヒーの奥深さを知ることができます。自家製のジュースとスイーツも楽しみつつ、こだわりコーヒー豆もテイクアウトしたい。自分が本当に好きなコーヒーを知れるお店。

古民家をリノベーションしたコーヒー専門店

兵庫県高砂市(たかさご)のお話。市の南部は瀬戸内海の播磨灘がすぐ近く。おめでたい歌として知られる謡曲”高砂”は高砂市で誕生し、市としてもブライダル都市宣言をされています。山陽電鉄「高砂駅」を下車し高砂市に到着。駅を出て南へしばらく歩くと本町商店街が見えてきます。

本町商店街
本町商店街の入口

商店街のアーチをくぐってしばらく進むと、「目的地に到着しました」とスマホからアナウンスが。住宅地の中でしばし戸惑いを隠せない筆者。

住宅街
住宅地のど真ん中です

入口をのぞいてみると、淡い光が照らす白い扉を発見!

店の扉
淡い電気に白い扉

今回のお店『珈琲焙煎所KOTI(コティ)』は、山陽電鉄・高砂駅から徒歩10分程度。高砂神社近くの住宅地にありました。外観はまさしく古民家のそれですが、木製の面格子(めんこうし)を通して、温かみある店内が垣間見えます。

看板
今回のお店『珈琲焙煎所KOTI(コティ)』

「こんにちは」と店内に入ると、オーナーと温かいストーブが出迎えてくれました。 入口ではスリッパに履き替える様式です。

店内、ストーブ
入口横のソファー席、温かいストーブ

入口横の黒板には「KOTI COFFEE MAP」と世界地図に地名が描かれていました。

世界地図ボード
”KOTI COFFEE MAP”とは?

古民家をリノベーションした店内は奥に広い構造。座席は12席ありました。

店内
奥に広い店内

中央にオープンキッチンがあり、オーナーが煎れるコーヒーを眺めつつ店内の雰囲気を楽しむのも一興。古い木造建築を活かした店内の梁(はり)・柱からは歴史を感じますが、木材特有の温かみ、天窓からは優しい光が入ってきて四季折々の時間経過を楽しめる印象です。

天窓
天窓からは優しい太陽光が

こだわりのコーヒーを

「珈琲焙煎所」のメニューなので、まず初めにコーヒーをいただくことにしました。”高砂”と地名が入る『高砂ブレンド』は、今年の7月頃に誕生したブレンドコーヒー。ブラジルベースでブレンド・ドリップされた一杯で口当たりは”甘い”。ただの甘さではなく初体験に近い印象。それでいてコーヒー特有のコク・味わいもしっかりとありました。

『高砂ブレンド(550円)』は”甘みとコク”が特徴的

メニュー表の二枚目をめくると「Single Origin(シングルオリジン)」と書かれ、”スマトラ・コロンビア・グアテマラ・エチオピア・・・”と各地の地名が出てきました。この”シングルオリジン”は、原産国という”大きなくくり”ではなく、単一農園ごとに分けられた”生産者の顔”が見えるコーヒーです。そのため一つ一つの独特の個性を楽しめるとのこと。オーナーから特徴の説明を受け『エチオピア イルガチェフェ コチャレ(850円)』をチョイスしました。

シングルオリジンの『エチオピア イルガチェフェ コチャレ(850円)』は浅煎りコーヒーで

コーヒー発祥地と言われるエチオピア。その中で高地にある”イルガチェフェ地方”の”コチャレ地区”は香り高いコーヒー名産地として知られている。そしてその一杯が私の目の前にある。そう考えると何か感慨深いものがあります。口当たりは”甘み”があって柑橘系のフレーバーを楽しめますが”あっさり”とした印象も。目隠しされると違う飲み物と言いそうなぐらいスッキリとした飲み口。コーヒーの温かみが変化することで口当たりもゆるく変化していき、一杯で長く楽しめる一品でした。

コーヒー
味わい・色味も違う!実に興味深い・・・

同じ銘柄でも生産地の気候・土壌などの環境条件、製造方法によって味わいの特徴が生まれるワインと同じように、コーヒー豆にも当てはまる。それが”シングルオリジン”であることを知り、コーヒー知識・見識が深まった瞬間です。

自家製のジュースとスイーツ

美味しいコーヒーの後はスイーツを。『かぼちゃのケーキ(550円)』は従来のかぼちゃ感はなく、とても甘い。”恋するマロン”という品種のかぼちゃを使っており、非常に糖度が高く栗のように甘いかぼちゃです。はちみつバニラアイスも添えられていて相性抜群のケーキです。

ケーキ
『かぼちゃのケーキ(550円)』は”恋するマロン”を使用。

こだわりのコーヒー以外では、本日の自家製ジュースがありました。『ジンジャー(715円)』は、千切りにしたジンジャー(生姜)をふんだんに使った一杯で、爽やかでフレッシュな口当たりが特徴的。何よりジンジャーの身体に良い効用が期待できそうなヘルシーな一杯です。『赤紫蘇(715円)』は、一見カクテルかのような色鮮やかさが特徴的。紫蘇と聞くと少し苦味を想像したりしますが、はちみつが入っているため紫蘇の味わいは残しつつ、甘さも両立したサッパリした一杯。紫蘇が苦手な筆者でも美味しくいただけました!

ジュース
本日の自家製ジュース 左『ジンジャー(715円)』右『赤紫蘇(715円)』
ジュース
千切りのジンジャーがいっぱい!

店内にはこだわりのコーヒー豆が販売されていました。一つ一つこだわりのコーヒー豆もお店でパック化されています。どれにするか迷う方は、オーナーにおすすめ、どんなコーヒーを飲みたいか相談して決めてみるのも良いかも!

コーヒー豆
こだわりのコーヒー豆はお店でお求めいただけます。

メッセージ(お店から聞いたこと、記事作成者が感じたこと)

古民家をリノベーションしたお店で、オーナーとコーヒー談義に花を咲かすとついつい時間を忘れてしまいました。『もともとコーヒーはミルクコーヒーぐらいしか飲めなかったんです』とオーナー。そんな中でコーヒーの奥深さ、作る工程一つでまったく違った味わいに虜になって独学で研究を重ねて今に至るそうです。

マーク

コーヒーフィルター1枚にしても、あんなに種類があると知りませんでした。今日1日でとても博識になりました。またおすすめの一杯を味わいつつ講義を受けに行きます!

(編集部:西本)

珈琲焙煎所KOTI(コティ)

住所    〒676-0049 高砂市高砂町田町465-1
電話番号  080-9126-1712
営業時間  月~金 19:00 ~ 23:00(L.O 22:00)
      土・日 13:00 ~ 21:30(L.O 20:30)
定休日   不定休
アクセス  山陽電鉄 高砂駅から徒歩10分
      じょうとんバス 「南本町」バス停下車 徒歩3分
駐車場   6台
URL   https://cafe-koti.com/
SNS   https://www.instagram.com/koticoffee/?hl=ja

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