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【コトのしおり】KobeINK物語×神姫バス 神戸を描くインク物語(イベント後日談)

KobeINK

はじめに

「コトのしおり」とは私たちが企画主催したイベント体験=コトをあとがきとしてお伝えする企画です。

今回、2024年7月20日(土)にTravelLab(キュエル姫路2F、姫路駅から徒歩2分)にて特別イベントを開催しました。このイベントでは、神戸の美しい街並みや風景のその一瞬一瞬を切り取り、インクの色で表現される「KobeINK物語」の生みの親、ナガサワ文具センターの竹内直行さんをお迎えし、神戸を走る定期観光バス「CITY LOOP」と連節バス「Port Loop」を表現するKobeINK物語×神姫バスの2色の販売開始を記念し、コラボレーションインク開発秘話とインクの使い方講座と題して貴重なお話を伺いました。

講師:ナガサワ文具センター 商品開発室室長 竹内直行さん
講師:ナガサワ文具センター 商品開発室室長 竹内直行さん

(プロフィール)
阪神淡路大震災での被災をきっかけに、神戸各地の風景と歴史をその地にまつわる物語と共に色で表現した筆記用カラーインク「Kobe INK物語」と題して2007年に第1集「六甲グリーン」を発売以降、現在は定番で86色、限定色を含めると140色以上を展開。企画立案・商品化し「Kobe INK物語」の生みの親。

今回はイベントの様子をコーディネーター船本がお届けします。

はじまりのことば

当日はご好評につき満員御礼となりました。地元の姫路市のみならず、神戸市や尼崎市からもお越しいただき、KobeINK物語のインクファンや万年筆に興味があった方にご参加いただけました。女性のご参加が多く、中には親子でご参加いただく方もおられ、和やかな雰囲気の中で始まりました。

会場となったトラベルラボの様子
会場となったトラベルラボの様子
今回の体験がはじまりました。

今回の体験が始まりました。

にぎわいのこえ

万年筆とインクに触れる参加者のみなさん
万年筆とインクに触れる参加者のみなさん

まずはKobeINK物語の生みの親、竹内さんから神戸を表現するインクを作ることになったきっかけを中心に、これまでに誕生したインクはどの景色のどんな部分を表現しているのかを写真を見ながら詳しくお話いただきました。

今回のイベント開催のきっかけとなった神姫バスとコラボで誕生した、神姫バス×Kobe INK物語「CITY LOOP Green|シティループグリーン」、「Port Loop Blue|ポートループブルー」についてもバスの車庫を訪問した時の開発秘話からはじまり、同系統の色と違いを出すためにバスのどの部分を切り取るか悩んだ…といった内容まで事細かに教えていただきました。

終始少年のような笑顔で神戸のまちとインクへの想いを愛情たっぷりに話される竹内さんに、「なるほど~」とか「うんうん」と頷きながら参加者のみなさんはメモをする手が止まりません。

1時間程お話いただいた後には、実際にインクを使ってみる!ということで、神姫バスとのコラボレーション「CITY LOOP Green」、「Port Loop Blue」の好きな色をお選びいただき、つけペンとインクを染ませて作れるマーカーペンの2種類で文学作品の書き写しに挑戦。
ワークショップでは珍しく10分ほど静寂の時間が。それほどに皆さん真剣に、そして夢中になって文字を書かれていたのがとても印象的でした。

途中、万年筆のプロである竹内さんから私物の万年筆の貸し出しがあり、数種類の万年筆の握り心地、書き心地を試し各テーブルから「これ書きやすい!欲しい!」と歓声が上がるほどの盛り上がり。

参考にした文学作品
参考にした文学作品
コラボレーションインクをつかってお絵描きも
コラボレーションインクをつかってお絵描きも

8月18日(日)まではトラベルラボ店内にもコラボレーションインクで試し書きができるコーナーがあります。
先日子ども向けのイベントを開催した際には、万年筆や筆ペンのもの珍しさもあってか、自分の好きな言葉を書いたり、絵を描いたりして楽しんでいるのを見かけました。

文字を書くこと自体が減っていく時代で、改めて文字を書くことの楽しさを感じることができました。

あとがき

参加者の皆さんからは、「Kobe INK物語のストーリーや想いを知ることで、インクへの興味が高まるだけでなく、神戸という町自体をもっと知りたくなった」という声が多く寄せられました。
既に万年筆を使っている方、KobeINK物語ファンの方のご参加だけではなく、これから万年筆を使ってみたいと思っていたという方にもこの企画が届き、文具のプロと近くで話せたことや、貴重な体験や経験ができて大満足というお声をいただいたこともそうですが、コラボレーションインクをきっかけに文字を書く楽しさや人との交流が広がり、KobeINK物語の聖地巡礼としてバスを使って神戸を巡りたい!と感じていただけたことは、企画者として大変嬉しい限りです。

今回の会場「TravelLab(トラベルラボ)」は、姫路駅から徒歩2分の好立地にあります。こだわりの体験イベントに加え、選りすぐりの県内商品を販売しています。また、姫路城観光に便利な手荷物預かりサービスも行っておりますので、ぜひお立ち寄りいただきご利用ください。

TravelLabイベント情報はコチラ

皆さんの感想や体験の様子を“コトのしおり”としてお届けしました。

(編集部:船本)

※本記事は取材時点の情報です。価格は税込み表示です。商品内容や価格が変更となる場合があります。

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