記事・読み物
[news_side]
[news_side]
ちょっと田舎の古民家 『さんだ農(みのり)の里』
三田駅から神姫バス(またはマイカー)で北へ約25分。だんだんとのどかな田園風景が広がり、少し道幅の狭い農道に入り竹林をくぐり抜けた先に現れた古民家は、今回の目的地『さんだ農(みのり)の里』(以下農の里)です。
残暑がまだ残る9月末には『農の里』敷地内に綺麗な彼岸花が赤く咲いて、畑の緑色とのコントラストがとても美しく、癒されました。
『農の里』は入場料ならぬ「入里料」(大人おひとり1,000円)の支払いで古民家を別荘のように利用することができます。※入里料に含まれるのは古民家利用のみで、各体験は追加料金が必要です。
また、1日1グループ限定貸切は嬉しいポイント!お子様連れのご家族、女子会やお友達同士の集まり等にもおすすめです。
『農の里』の里長、齋藤康二郎さんは農薬を一切使わない「自然農法」で育てた身体に安心安全な野菜の収穫体験をはじめ、季節に応じて、流しそうめんやバーベキュー、石窯でピザ焼き体験など、たくさんの体験コンテンツを提供しています。
無農薬野菜の収穫体験
今回、私たちは追加オプションとして「田圃ツアーと旬の野菜収穫体験」、「薪割り体験」、「石窯体験(ピザ基本材料)」を体験しました。
『農の里』は色んな種類の野菜を栽培しており、1年中何かしら収穫できるようにと里長の齋藤さんが工夫しています。10月~11月にはサツマイモと枝豆が収穫できるそうです。※収穫できる野菜については予約時にお問い合わせください。
この日に収穫できたのは、夏野菜の代表ナス・オクラ・ピーマン・ズッキーニです。そして旬を迎えているサツマイモも採れたので、食後のデザートは焼きいもに決定!
収穫した野菜は洗ってピザ作りに使います。野菜以外の具材(ピザの生地、ソース、チーズ、ベーコンなど)はオプションで里長が用意してくれるので手ぶらでOK! ※ピザ生地の用意があるので前日までに予約が必要です。
石窯でピザ焼き体験
石窯でのピザ焼きに欠かせない作業は火起こしです。『農の里』ではいろんなことを体験できるので、せっかく来たなら薪割りから火起こしまでの体験をおすすめします。
人生初の薪割りと石窯の火起こし。上手く出来るのかなぁと心配しましたが、里長のレクチャーを受けてやってみると、思ったより上手にできました! 一振りで薪がパッカーンと綺麗に割れたときには隠れた才能にびっくり。
杉の落ち葉を着火剤に、割った薪を石窯の中で組み、点火!(今回はマッチで火をつけましたが、火種を作っての火おこしもできます)一時間ほど燃やし続けて温度を上げる間に先ほど紹介した野菜の収穫とピザ作りの行程に移ります。
先ほど収穫した新鮮かつ無農薬の野菜をピザ生地の上に載せると、とても鮮やかで美味しそうです。収穫した野菜以外に、里長はプチトマトも用意してくれました!
そして、石窯の温度も500℃ほどになり、いよいよピザを石窯の中にイン! チーズが徐々に溶けていく様子は食欲をそそり、早く食べたくて仕方なくなります。炎をみながらパチパチと焚火の音を聴くと、なんだか穏やかな気持ちになれます。
おしゃれな古民家で楽しい女子会を
石窯に入れて2分ほどでピザが出来上がり!少し苦戦しながら窯から出したピザの出来映えは最高。
里長が「自然農法」で栽培した野菜はスッキリした甘みの味わいで、生地もすごくもちもちでピザを食べる手が止まりません。
石窯の温度変化に合わせて鶏の丸焼きやパンやケーキなどオーブン料理も楽しめるので、石窯でどんなものを作りたいのかを事前に里長に相談するのもおすすめです。(材料は各自で用意となります。)
今回は、ピザの他にも石窯で手羽先と食後のデザートに収穫したサツマイモを焼いてみました! 手羽先はもの凄く香ばしく、「おなかいっぱいでもう食べられないかも…」と思った焼きいもも甘い匂いとホクホクの食感で気付けばお皿は空に。
美味しいピザを頂く場所は『農の里』のキッチン兼ダイニングです。モロッコ出身の前家主がリノベーションをした、異国情緒溢れるおしゃれな空間はピザパーティーに最適かもしれませんね!
満腹になった後は散策へ。敷地内には人懐っこいニワトリが五羽いて、まだ成長途中なのか「ピヨピヨ」とヒヨコのように鳴いていてとてもかわいいです!
敷地から少し離れた場所へ歩いたら、山と川の風景も堪能できますよ!
『さんだ農の里』で別荘のように過ごしてリフレッシュはいかがでしょうか。
別荘のように過ごすので、使ったものはきちんと片づけて帰りましょう!
※予約は入里料のみとなりますので、体験したいことなど備考欄にて里長にお知らせください。(体験料は当日現地にてお支払いください)
茅葺屋根の古民家カフェ『峠の茶屋 一軒家』
『さんだ 農の里』で満腹になりましたが、スイーツは別腹!『農の里』から車で山道を走ること約20分で次の目的地、茅葺屋根が目印のお茶屋さん『峠の茶屋
一軒家』に到着。
玄関前のかわいいトトロのお出迎えと近くの川のせせらぎでとても癒されます。
名物の「わらび餅」とともにティータイムを
『峠の茶屋 一軒家』の名物は茅葺屋根の雰囲気によく似合う「茶そば」と「わらび餅」です。夏の時期には、かき氷も提供しています。
わらび餅というと冷たいイメージですが、一軒家のわらび餅は温かいのでほっこり。もっちりと柔らかい食感でとても美味しかったです。きな粉は程よい甘さで、抹茶はもちろん、コーヒーとの相性も抜群です。
今回は「わらび餅」をいただきましたが、今度は「茶そば」も食べてみたいと思います!ゆったりと過ごす古民家でのティータイムは格別ですので、ぜひ立ち寄ってみてください。
峠の茶屋
一軒家
住所 兵庫県三田市永沢寺208
電話番号 079-566-0818
営業時間 11:00~17:00
定休日 月曜 ※12月から冬季休業期間を予定しています。詳しくは電話にてお問い合わせを。
instagramはこちら
メッセージ
三田市は神戸や大阪から車で1時間ほどの距離で、自然も豊かで、ちょっとした息抜きの旅先にとてもおすすめです!電車とバスを乗り継いでのんびりローカルな旅を楽しむのも大人な休日。
三田には今回紹介したカフェ以外にも自然豊かで癒される古民家カフェがたくさん。
四季折々の景色や旬の野菜に合わせて『さんだ農の里』とカフェの組み合わせを変えて、ご友人やご家族と三田の古民家でどうぞスローな休日を。
(文/ SHU、MIKI 写真/SHU)
バイヤー MIKI
1994年生まれ。兵庫県三田市の湖の見える山のふもと育ち。あまいもの、音楽、おしゃべり、お昼寝が好きです。お酒と写真は日々勉強中です!地域のいいところを皆様にお伝えできるよう頑張ってまいります!!
編集部 SHU
台湾出身、2017年仕事で日本へ。ガッキーさんと同じ1988年生まれ、髪型だけ似ています。日本のJ POP、ドラマ、お笑いが大好きです!一人旅が得意で、いつかソロキャンプを挑戦してみたいです!外国人の視点から兵庫と兵庫周辺の魅力を伝えられたら嬉しいです。