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念願の2号店をオープン
![駐車場側にあるゲート](https://local-prime.com/wp/wp-content/uploads/2023/04/s-ichimainoe_1-1024x768.jpg)
美しい海を見渡せる絶景カフェ『壱枚乃絵 海辺のテラスカフェ赤穂店』がオープンしたのは、2021年11月のこと。本店は、1977年に赤穂市で自家焙煎珈琲専門店「壱枚乃絵」として開店し、その後、たつの市に移転しました。たつの店が「山のカフェ」なら、この店は「海のカフェ」。どちらの店も自然に調和するという点では共通しています。
オーナーの松尾夫妻は「瀬戸内海の美しい景観を眺めながら、自家焙煎のおいしい珈琲を味わってもらえる2号店を」と、紆余曲折を経て元別荘だったこの物件にたどり着きました。
![映えるオブシェ](https://local-prime.com/wp/wp-content/uploads/2023/04/s-ichimainoe_2-1024x768.jpg)
丸山海岸(丸山県民サンビーチ)の一角という絶好のロケーションが自慢で、西側にはキャンプ場、東側にはリゾートホテル「ザグランリゾート赤穂」もあります。
こちら、珈琲豆をかたどったオブジェで、ここから見る空と海がまるで「一枚の絵」のよう。海をバックに映える写真を撮るのがお定まりのようになっています。
どの席からも海が見える絶好のロケーション
![テラス席1](https://local-prime.com/wp/wp-content/uploads/2023/04/s-ichimainoe_3-1024x768.jpg)
![テラス席2](https://local-prime.com/wp/wp-content/uploads/2023/04/s-ichimainoe_4-1024x768.jpg)
この店の一番の特徴は、テラス席はもちろん、店内のどの席に座っても、海が見えるように席を配置したこと。水路と海が一体化して見えるインフィニティの造りにもこだわりました。
![ソファやテーブル](https://local-prime.com/wp/wp-content/uploads/2023/04/s-ichimainoe_5-1024x768.jpg)
家具や食器は、海の色の邪魔にならないようシンプルなものを中心にセレクトしたそうですが、ソファやテーブルは、リゾート感たっぷりで、非日常を感じることができますよね。時間と共に変わっていく海や空の色を眺めていると、何時間でも居座ってしまいそうです。この絶景を求めて、近隣はもちろん阪神間や岡山方面からも、この店をめざして来店するお客さんが多く、あっという間に赤穂を代表する人気店になりました。開店当初は、テラス席が人気だったそうですが、どこからでも海が見えるので、店内でゆっくり落ち着いて時間を過ごすリピーターのお客さんも増えたそうです。
一番の自慢は自家焙煎珈琲
![『壱枚乃絵ブレンド』530円](https://local-prime.com/wp/wp-content/uploads/2023/04/s-ichimainoe_6-1024x768.jpg)
絶景を見ながら、まず楽しみたいのは珈琲です。
「壱枚乃絵」では、先代から自家焙煎を追究し、納得できる生豆を買い付け、オリジナルの焙煎機で豆ごとに焙煎方法を変えています。
![店に隣接する焙煎機のコンテナ](https://local-prime.com/wp/wp-content/uploads/2023/04/s-ichimainoe_7-1024x768.jpg)
今は、たつの本店の焙煎室で熟練の焙煎士による豆を使っていますが、いずれは、こちらのコンテナに置いている20㎏の専用焙煎機を稼働する予定です。
珈琲は、ブレンドが5種類、エクアドル、グアテマラなどシングルが10種類あります。その他、アレンジ珈琲として、カフェ・オーレ、キャラメル・マキアートなども。
一番人気は、3種類の豆を独自の配合でブレンドした『壱枚乃絵ブレンド』。コクがあって香り高く、甘みもあって本当に飲みやすい至福の一杯です。週末は遠方からの観光客が多いそうですが、平日は、珈琲を楽しみに訪れる地元の常連客も増えたそうです。「男性の一人客でも、気軽に入ってもらえる店が目標です。地元にも少しずつ定着してきたのかな」と松尾さん。
絶対的な人気メニューは自家製パンケーキ
![『たっぷりいちごのプレミアムパンケーキ』単品1,280円](https://local-prime.com/wp/wp-content/uploads/2023/04/s-ichimainoe_8-1024x768.jpg)
新店オープンで開発したメニューがパンケーキです。焼きたて作りたてを提供したいとの思いから、オーダーが入ってからメレンゲを立てるので、提供までに約20分かかります。提供時間は14:00~16:30(LO16:15)です。
卵をふんだんに使っていて、卵の味が際立っているのが特徴です。ふわふわ食感でボリューム満点ですが、甘さ控えめなので罪の意識がないのがうれしいところ。
ハニー、ミックスベリー、オレンジの定番3種類+季節メニュー1種類の全4種類。写真は、赤穂市がすすめる「赤穂スイーツ企画」の参加メニューで季節限定の『たっぷりいちごのプレミアムパンケーキ』。赤穂産いちごをふんだんに使った、酸味と甘みのバランスが絶妙な一品です。こちらは4月末までの提供です。
![『ミックスベリーのパンケーキ』単品1,350円](https://local-prime.com/wp/wp-content/uploads/2023/04/s-ichimainoe_9-1024x768.jpg)
![『オレンジパンケーキ』単品1,350円](https://local-prime.com/wp/wp-content/uploads/2023/04/s-ichimainoe_10-1024x768.jpg)
赤穂産の八朔で作ったジャムをトッピングした『オレンジパンケーキ』は、定番メニューの中で一番人気です。なお、パンケーキは+300円でドリンク(珈琲・紅茶・カルピス・コーラ)セットにすることができます。
パンケーキの提供は、10月から5月まで。
先代からの定番メニューも健在
![『壱枚乃絵自家製プリン』800円](https://local-prime.com/wp/wp-content/uploads/2023/04/s-ichimainoe_11-1024x768.jpg)
こちら、先代の頃から人気の定番メニューの代表『壱枚乃絵自家製プリン』です。懐かしい味がする昔ながらのプリンで、本店にもあるメニューですが、赤穂店と焼き方が違うので、柔らかさが異なるそう。赤穂店の方がトロトロで柔らかいテイスト。とってもおいし~~。昔の「壱枚乃絵」を知る人は「コレコレ!」と懐かしがるやさしい味なのです。
![『自家製コーヒーゼリー』800円](https://local-prime.com/wp/wp-content/uploads/2023/04/s-ichimainoe_12-1024x768.jpg)
こちらも先代の頃からのメニューです。ちょっぴり苦みがあって甘さ控えめのコーヒーゼリーが美味。「先代がバニラアイス大好きだったので、結構いろいろなメニューに使っています」。正統派コーヒーゼリーで、珈琲の苦みとアイスの甘みとのバランスがちょうどいい感じ。昔の喫茶店にあったコーヒーゼリーの味がします。
モーニングやランチ、季節メニューも
![『モーニング(クロックムッシュ)』飲み物代+100円](https://local-prime.com/wp/wp-content/uploads/2023/04/s-ichimainoe_13-1024x768.jpg)
モーニングは、クロックムッシュ、アーモンドトースト、小倉トースト、バタートーストの中から選ぶことができ、1つ選ぶと飲み物代+100円で、2つ選ぶと飲み物代+300円で、楽しむことができます。モーニングの時間は9:00~11:30です。
平日のこの時間は意外と穴場で、ゆっくりできますので、おすすめですよ。
![『デミグラスハンバーグ』1,200円](https://local-prime.com/wp/wp-content/uploads/2023/04/s-ichimainoe_14-1024x768.jpg)
![『黒カレー』1,200円](https://local-prime.com/wp/wp-content/uploads/2023/04/s-ichimainoe_15-1024x768.jpg)
ランチもいろいろそろいます。ハンバーグはたつの本店でも人気のメニューです。「デミグラス」と「和風おろし」の2種類があって、平日は和風おろし、週末はデミグラスがよく出るそう。
カレーも隠し味に珈琲を使った「黒カレー」と「ビーフカレー」の2種類あります。パスタ4種類は赤穂店だけのメニューで、カキのシーズンには「大粒牡蠣のバター醬油パスタ」が限定メニューとして人気です。
![『完熟苺ミルク』1,150円](https://local-prime.com/wp/wp-content/uploads/2023/04/s-ichimainoe_16-1024x768.jpg)
5月までのパンケーキのシーズンが終わると、海辺によく似合うかき氷のメニューが登場します。オリジナルのシロップにフレッシュな果実をトッピングした『白桃』1,350円と『完熟苺ミルク』が人気で、シニア層からは『宇治抹茶金時』が好評です。海をバックに撮ると、ほら!映えるでしょう。
ドリップパックはおみやげにピッタリ
![物販コーナー](https://local-prime.com/wp/wp-content/uploads/2023/04/s-ichimainoe_17-1024x768.jpg)
![『ドリップパック』3パック360円、5パック600円、10パック1,100円](https://local-prime.com/wp/wp-content/uploads/2023/04/s-ichimainoe_18-1024x768.jpg)
店内、レジ横には物販コーナーがあって、珈琲豆とドリップパックをメインに、カフェオーレベースなども置いています。
ドリップパックは、白が絶対的王道「壱枚乃絵ブレンド」、黒が王道深煎り「ストロングブレンド」です。1パックから買うことができ、3パック、5パック、10パックはそれぞれかわいくラッピングされているので、おみやげにも最適です。
もっと座席を増やして喜んでいただきたい
![カウンター席を整備予定](https://local-prime.com/wp/wp-content/uploads/2023/04/s-ichimainoe_19-1024x768.jpg)
今後の展望として、東側のカウンター部分を整備して席数を増やす予定があります。
「あそこが海しか見えない特等席だと思うんですよ。カウンターの後ろにも増設して20席くらい増やすことができたら。できるだけお客様のウェイティングを少なくして、早くお店に入っていただきたいです」と松尾さん。またまた利用しやすくなる「壱枚乃絵」にも行かなくては。市外から来るお友達を連れて行くと絶対喜ぶ極上のお店です。
入り口に注意して来店を
![「丸山県民サンビーチ」の看板](https://local-prime.com/wp/wp-content/uploads/2023/04/s-ichimainoe_20-1024x768.jpg)
来店時の注意が何点かあります。
東から来る場合は「丸山県民サンビーチ」の看板が見えたら、左側の坂を下り、駐車場に入れるので、割とスムーズです。
![西側から来る場合](https://local-prime.com/wp/wp-content/uploads/2023/04/s-ichimainoe_21-1024x768.jpg)
西側から来る場合は要注意。昔はこちらの右手の下り坂から「丸山県民サンビーチ」の方に下ることができていたのですが、今は一方通行になっているのでNGです。この看板から約500メートルのところに先ほどの、下り坂があります。西側からだと鋭角に入ることになりますので気を付けて。市営駐車場は有料ですが、利用料金によってサービス券がいただけますので、できるだけ乗り合わせていくことをおすすめします。
(ライター 歌見)
※本記事は2023年4月時点の情報です。価格は税込み表示です。商品内容や価格が変更となる場合があります。
壱枚乃絵 海辺のテラスカフェ赤穂店
住所 | 兵庫県赤穂市尾崎字丸山2300-3 |
電話番号 | 0791-56-6028 |
営業時間 | 9:00~17:00(L.O.16:30、パンケーキL.O.16:15) モーニングサービス/9:00~11:30 ランチタイム/11:30~14:00(L.O.13:30) パンケーキ/14:00~17:00(L.O.16:15) |
定休日 | 水曜日 |
アクセス | 山陽自動車道赤穂ICから約16分、龍野西ICから約26分 |
駐車場 | 丸山県民ビーチ内市営駐車場を利用(サービス券あり) |
SNS | https://www.instagram.com/ichimaino_e/?r=nametag |
HP | http://www.fiac.co.jp/seaichimai/ |
![歌見さん](https://local-prime.com/wp/wp-content/uploads/2023/02/utami-e1676444588499.jpg)
ライター 歌見(うたみ)
晴れの国・岡山出身で、20代半ばで兵庫県赤穂市に移住。ライターという天職を見つけ、赤穂市内にとどまらず、兵庫五国くまなく回ることができました。五国それぞれに、独特の食文化があり、うまい酒があり…。食いしん坊の私を心身ともに潤してくれます。兵庫県の“間違いない”「食」や「人」や「イイもの」に関わる記事をお届けできたらと思っています。