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【姫路】築100年の古民家を改装した『姫山茶寮』で心のこもった懐石料理とおもてなしを堪能

『姫山茶寮』

姫路城の西側、お堀沿いにある『姫山茶寮』は、懐石料理と和スイーツがいただける食事処。築100年の古民家を改装した店内は、和の趣たっぷりでホッと心が休まる空間です。旬の食材を使った本格懐石料理は一つひとつ丁寧に作られ、繊細かつ上品な味わいのお料理が並びます。顔合わせや祝いごとなど、特別な日に利用するお客様も多いという『姫山茶寮』で、ゆっくりとランチやディナーを楽しみませんか?

建物本来の持ち味を活かした築100年の古民家

姫路城北勢隠門跡を出て左へ、お堀にかかる橋を渡ると左前方に見える『姫山茶寮』。建物は築100年と歴史を感じさせる古民家で、趣たっぷりです。店主の博多勝也さんは、これまでに数々の日本料理店で修業を重ね、料理長も歴任してきた実力の持ち主。たまたま周辺を散歩していたときに、ここだと思う物件を見つけ、『姫山茶寮』をオープンさせました。

店内は当時の趣を残し、建物本来の持ち味を活かした造りになっています。座席は全35席で、屋内は畳にテーブルとイスを備えた履物を脱いでくつろぐスタイル。1階は、完全個室が2部屋のほか、カフェ利用限定でお庭を眺めながら食事ができるテラス席(3名まで)を用意。

中庭を臨む1階の個室
中庭を臨む1階の個室

2階は二間続きの和室があり、大人数(最大20名)での利用にも対応しています。

店内には、店主の博多さんが手がけた水引きアートや、お弁当やお寿司の仕切りとして使われる「バラン」を使った作品も。

バランで製作した姫路城
バランで製作した姫路城

現在は完全予約制で、前日までに予約が必要です。予約はHPと電話で受け付けています。来店前には忘れず予約をしておきましょう。

小鉢が並ぶ人気メニュー『大名つづら』

写真提供:『姫山茶寮』
写真提供:『姫山茶寮』

ほっと心が落ち着く空間が魅力の『姫山茶寮』の真髄は、一品一品丁寧に作り上げられた料理と、心のこもったおもてなしにあります。料理は、近くの市場で博多さんが信頼している鮮魚店や青果店から旬の素材を仕入れ、素材そのものの良さを最大限に引き出す調理方法でつくられたものばかり。既製品は一切使用せず、手間と時間がかかっても手づくりにこだわっています。

『大名つづら』(3,850円)

お店の人気メニュー『大名つづら』(3,850円)は、10種類以上の料理と抹茶フォンデュがセットになった御膳。日々、新鮮な素材を仕入れて調理を行うため、内容は毎日変わるそう。木箱の中には、さまざまな器に美しく盛り付けられた四季折々の料理が並び、ふたを開けた瞬間に心が踊ります。

どんな料理かは当日のお楽しみに
どんな料理かは当日のお楽しみに

取材日には、お造りや天ぷら、ローストビーフ、酢の物など小鉢に入った料理がずらり。低温で4時間じっくりと焼き、2日間熟成させたローストビーフをはじめ、口に入れた瞬間に頬が緩む美食の品々に満足すること請け合いです。

一から作っているという胡麻豆腐は味付けがされているので、タレをかけずにいただきます。シンプルに塩だけでいただく天ぷらも、サクッとした食感と素材そのものの味わいが楽しめるでしょう。

新鮮でぷりぷりとした食感の刺身
新鮮でぷりぷりとした食感の刺身

食後にいただく抹茶フォンデュは、マシュマロ以外にもリンゴやキウイフルーツ、パイナップルといったフルーツが添えられています。想像以上に相性の良い組み合わせに、食べてみればきっと驚くはず。抹茶ソースは、博多さんの奥さんがおいしさを追求して何度も試行錯誤を重ねたそうで、最後の一滴まで残さずいただきたくなるおいしさです。

抹茶フォンデュを目当てに来店するお客様もいるそう
抹茶フォンデュを目当てに来店するお客様もいるそう
写真提供:『姫山茶寮』
写真提供:『姫山茶寮』

そのほかにも、接待や結納、顔合わせなどにおすすめの懐石コース料理もご用意。1日2組限定の特別メニューもあるので、ぜひチェックしてみてください。

「自分がおいしいと思うものをお客様にも楽しんでいただけたら」と、博多さんが話すように料理一品一品に込められた思いが伝わってくるようです。また、スタッフさんの温かい言葉や、細やかな気遣いなど、心地良いおもてなしも『姫山茶寮』の魅力のひとつ。居心地の良さに、リピーターが多いのも納得です。

『姫山茶寮』へのアクセス方法について

『姫山茶寮』があるのは、姫路城ループバス「文学館前」から徒歩1分のところ。姫路城北勢隠門跡からは徒歩約1分、姫路城横「好古園」からは徒歩約10分と、姫路の人気観光スポットからもアクセスしやすい立地にあり、姫路観光の際にもおすすめのお店です。

姫路城ループバスは、姫路城周辺の観光スポットをめぐる周遊バスです。停留所は「姫路駅(北口)6番のりば」「姫路城大手門前」「姫路郵便局前」「美術館前」「博物館前」「清水橋(文学館前)」「好古園前」「大手前通り」「姫路駅前(北口)」の9カ所。1回大人190円、小人( 6歳~小学6年生)100円です。 何度も乗り降りする予定があるのなら、1日乗車券(大人400円、小人200円)を購入するのがおすすめです。

ツアーで来店する団体外国人観光客も多い『姫山茶寮』では、英語メニューを用意しています。

堅苦しい雰囲気ではなく、「こんにちは」と温かい挨拶で来店するお客様を出迎えてくれる『姫山茶寮』。懐石料理だからと気構えず、趣向を凝らした料理をゆっくりと楽しんでくださいね。

(ライター 中田/ウエストプラン)

※本記事は取材時点の情報です。価格は税込み表示です。商品内容や価格が変更となる場合があります。最新情報は公式HPをご確認ください。

姫山茶寮

住所兵庫県姫路市小利木町8
電話番号079-228-7243
営業時間11:30~14:00 (L.O. 13:00)、17:00~21:30 (L.O. 20:00)
定休日水曜
アクセス姫路城ループバス「文学館前」から徒歩1分
駐車場あり(店前に2台、店裏に4台)
HPhttps://himeyamasaryou.owst.jp/

株式会社ウエストプラン

松田きこ、かさはらみのり、中田優里奈、都志リサほか、兵庫県に精通した女性ライターが、観光やグルメ情報を中心に、阪神間や丹波・丹波篠山を縦横無尽に駆け回って取材します。

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