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姫路で人気のサンドウィッチ専門店
まいど憶良(おくら)です。
素材にこだわりぬいたサンドウィッチの専門店があると聞き、姫路にやってきました。
最寄りの駅はJR余部駅で歩いて30分と、電車での訪問はなかなか難しいとは思いますが、車だと太子辰野バイパスを降りて5分程度で着きます。
昔ながらという雰囲気の可愛らしい店舗で売られているサンドウィッチはどれも安くて美味しいと大人気。遠くからわざわざ買いに来るファンも多いお店です。
ショーケースにはたくさんのサンドウィッチが並びます。
オーナーさんの、安くて美味しい物を提供したいという想いがこもっています。
どれもおいしそうで目移りします。
今回は特別にひめたまのサンドウィッチができるまでをレポートさせていただきました。
おいしさの秘密は卵にあり
ひめたまのサンドウィッチの美味しさの最大の秘密は、オーナーさんが自ら農家を飛び回って見つけたこだわりの卵。
すべての卵を、ただ単に食べるのではなく、実際にサンドウィッチを作って食べて、これは!と納得した卵のみを使っているとのこと。
この条件を満たしたのはたった二種類の卵だったそうです。
モーツアルトを聞きながらストレスなく育った鶏が生んだ、ビタミンDやヨードを多く含む卵と、唐辛子を含んだ餌を食べて育った鶏が生んだ卵。
この二種類の卵を使って、愛情をこめてサンドウィッチを作っていきます。
ゆで卵の早やむきチャンピオン?
ひめたまでは全行程をひとつひとつ手作りで行っています。
ゆであがった卵をむいていくのですが、このスピードが凄い。
ひとつむくのに1秒もかからないペース。
大きなボウルにいっぱいあったゆで卵があっという間にむかれてしまいました。 ゆで卵の早やむき大会があれば、優勝候補なんじゃないかと思うくらいです。
使うボウルはその都度アルコール消毒してから使われます。
スタッフさんの徹底した衛生管理に感心していると、今度はゆで卵をキッチンペーパーで拭いていきました。
丁寧に、しかもこれまた素早く水をふき取っていきます。
もちろんキッチンペーパーはある程度濡れてくると新しいものに変えていきます。
まだ使えそうなのに、と思っていましたが、よりおいしいサンドウィッチのためには必要なんですね。
ゆで卵の刻み工程にも光る職人技
次にゆで卵を刻んでいきます。
リズミカルに手早くパイプレンダーで刻むのですが、卵は潰されることなく、きれいに切られていきます。
最終的にはほぼ均一な大きさになります。
これって簡単そうに見えますが、多分素人が同じようにするとべちゃっとつぶれたり、大きさがばらばらになるんだろうなと思いました。
ここでハタと気づいたんですが、あれだけ念入りに、ゆで卵の水分をふき取っていた意味がわかりました。
水分が残っていると刻む工程でベシャベシャになってしまうんですね。
キッチンペーパーを使ってさらに水分を抜いていきます。
これもこれだけ早く混ぜていくと玉子がつぶれてしまいそうですが、パラパラとした仕上がりになっています。
こだわりの自家製マヨネーズソース
しっかりと水分を抜いた後で、自家製のマヨネーズソースを混ぜていきます。
サンドウィッチの美味しさの決め手となるマヨネーズソースは、長年研究を重ねて作り上げられた、無添加で、保存料も一切使われていない自信作。
季節によって味を変化させて、素材の風味をより引き立てる優しい味に仕上げているそうです。
どのサンドウィッチに使っても絶妙のハーモニーを奏でるようにと調整されている自慢のマヨネーズ。
しっかりと水分を抜いた玉子にマヨネーズソースを混ぜることでちょうどよい水分量になるように考えられているんですね。
ふわふわのパンではさむ
出来上がった具材を包むのは、毎日焼き上げる、特別なパン。
しっとりとした口当たりを演出しています。
真ん中には玉子の黄身がセットされて、
やさしくふわふわのパンではさんでいきます。
サンドウィッチをカットする時にも、サンドウィッチのふわふわさを保つよう、やさしくカットします。
店内で作られる、出来立てのサンドウィッチ。
格別です。
こだわりが詰まったサンドウィッチ
どれを食べても美味しいのは、スタッフの丁寧な作り方にも秘密がありそう。
どの工程でも素早く、かつ丁寧に、やさしく作られています。
サンドウィッチをカットする時には一枚切るごとに包丁を拭いてから次のサンドウィッチを切ります。
これによって前切った具材がパンにつかないことはもちろんですが、切り口が鮮やかになります。
実はパンの耳も美味しい
お会計を済ませて帰ろうとすると、パンの耳が置いてありました。
しかもなんと、サンドウィッチを買った人は無料で一袋もらえるとのこと。
実はこのパンの耳も美味しいんですよ。
それから、ほしいサンドウィッチは早めに買いに行くことをおすすめします。
人気商品は売り切れてしまうことが多く、またすべての商品が売り切れてしまうと閉店という場合もありますのでご注意を。
サンドウィッチの一部を紹介!
さて、いよいよ実食です。
そうそう、予約すると、4~5人分のサンドウィッチがオードブルとして買えますよ。
では、一言メモ的にざっとご紹介しますね。
■『黄金のたまごサンド』(290円)
ひめたま一番の人気商品。玉子の旨味が違います。この値段でこの味は、お値打ち品ですよ。
■『黄金のマスタードたまごサンド』(290円)
マスタードはあくまでも名わき役として主役の玉子を支えます。
■『かつサンド』(360円)
油っぽさを感じさせない、幅広い年齢層に愛されている人気ナンバー2商品。
■『フィッシュサンド』(370円)
タラのすり身を使った上品な味わい。タルタルとの相性も良いです。
■『オリジナルフルーツサンド』(380円)
店員さんが、「私フルーツサンドには苦手意識があったけれど、ここのフルーツサンドはとっても美 味しい」というだけあって、甘いものがどちらかと言えば苦手な私も美味しく頂けました。
バタークリームも爽やかな甘さ。フルーツの酸味といいバランスで、美味しいですよ。 何を食べてもハズレなしですね。
(ライター 憶良)
※本記事は2023年4月時点の情報です。価格は税込み表示です。商品内容や価格が変更となる場合があります。
ひめたま 青山店
住所 | 兵庫県姫路市青山西1-4-6 |
電話番号 | 0120-310-057 |
営業時間 | 8:00 ~15:00 |
定休日 | 火曜日 |
アクセス | JR余部駅から徒歩30分 |
駐車場 | あり |
ライター 憶良(おくら)
ゲームプランナー、プロデューサー、ゲーム企画講師や駄菓子屋店長などを経て現在に至る。日本で一番古いハンドルネーム、OKURAです。休日は温泉へ出向き、道中での食べ歩き、行先の地元スーパーで珍しい食材を買い込んで料理したりと、食に対してはかなり貪欲。「美味しいものを食べている時、美味しいものについて話している時に、悪いことを考える人はいない」という持論を持つ。