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生姜醬油で『姫路おでん』

まず紹介するのは『姫路おでん』です。「おでん」は、江戸時代(1603~1868年)から親しまれていた煮込料理のひとつで、昆布や鰹節などで取った出汁に、大根やじゃがいも、こんにゃく、ゆで卵など、さまざまな食材を煮込んで作るのが基本です。地域や時代によって入れる具材は違いますが、今では家庭の味として1年を通して食べられています。

おでんは、アツアツの具材に練辛子をつけるのが一般的な食べ方ですが、生姜醤油に付けて食べるのが『姫路おでん』の特徴です。地元では家庭でも店でも、もっともスタンダードな食べ方だそう。添えられた小皿の生姜醤油につけて食べるもよし、おでんにかけて食べるもよし、ぴりっとした生姜がアクセントになるのでお酒のアテにもいいし、ごはんのおかずにも最適。生姜のおかげでよりいっそう体がぽかぽかと温まります。

『姫路おでん』は姫路市内の飲食店でも食べられますし、写真のようなパッケージでも販売されています(常温保存可能/賞味期限は製造日から約2カ月)。自宅で姫路おでんを楽しみたい人や、お土産に買いたい人は、姫路駅や姫路城周辺のお土産売り場で探してみてくださいね。
短時間でサッと食べられる『えきそば』

『えきそば』は、1949年(昭和24年10月19日)に誕生した立ち食いそばです。終戦後、何
もない混乱期に統制品であった小麦粉の代わりに、こんにゃく粉とそば粉を混ぜたうどんを
販売。その後、試行錯誤の結果、現在のかんすい入りの中華麺に和風だしというユニークな
『えきそば』が誕生しました。

初めて訪れるなら、定番の『天ぷらえきそば』や『きつねえきそば』がおすすめです。蕎麦といえば茶色のイメージがありますが、黄色い麺の「そば」はなんだか新鮮。だしが利いたスープが体に染みわたり、お酒を飲んだ後の〆の一品にもぴったりです。

なお、『えきそば』はJR姫路駅の在来線上下ホーム内のほか、グランフェスタ、ピオレ姫路おみやげ館、大手前など姫路駅や姫路城周辺にもあります。立ち食いのお店なので、小腹が空いたときや急いでいて、サッと食事を摂りたいときに利用するのもおすすめです。
※先に券売機で食券を購入(現金又は交通系ICカード)
えきそば在来線下り店
住所 | 兵庫県姫路市駅前町188-1 JR姫路駅 山陽本線 下りホーム |
電話番号 | なし |
営業時間 | 6:00〜24:00 |
定休日 | 無休 |
HP | https://www.maneki-co.com/ |
SNS | https://www.instagram.com/maneki_1888/ |
姫路の粉もんなら『どろ焼』

もんじゃ焼やお好み焼など、日本では「粉モン」と呼ばれる料理が人気ですが、姫路で「粉モン」といえば、ご当地グルメの『どろ焼』です。『どろ焼』が食べられる「喃風(なんぷう)」は、近畿地方を中心に全国に28店舗展開している店で、バンコクにも支店があって海外でも、そのおいしさは知られています。

キャベツかネギの入ったどろっとした生地をスプーンですくい、和風だしにつけて食べるのが『どろ焼』(693円)の特徴。豚肉やもち、チーズ、キムチ、イカ、エビなど具材もいろいろあるので、お好みのトッピングを選んでカスタマイズするのもおすすめです。

また、丸くない『鉄板たこ焼』(726円)も喃風オリジナルの人気メニューのひとつ。「明石焼風」と呼ばれるだしにつけて食べる『明石風鉄板たこ焼』と、ソースにつけて食べる『大阪風鉄板たこ焼』があるので、お好みのメニューをぜひ現地で味わってみてくださいね。
喃風どろ焼酒場 姫路駅前店
住所 | 兵庫県姫路市東駅前町55 |
電話番号 | 079-223-3444 |
営業時間 | 11:30~15:00(L.O.14:30、17:00~22:30(L.O.22:00 ) |
定休日 | 12/31、1/1 |
HP | https://nanpuu.co.jp/ |
SNS | https://www.instagram.com/nanpuudoroyakisakaba |
姫路が発祥と言われている『姫路おでん』『えきそば』『どろ焼』は、いずれもリーズナブルで気軽に食べられるものばかりです。食事としてもおすすめですが、いろんなご当地グルメを味わいたい人なら、観光の合間におやつ感覚で食べてみてはいかがでしょう。
※本記事は取材時点の情報です。価格は税込み表示です。商品内容や価格が変更となる場合があります。