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白壁の洋風の佇まいが目を引くカフェ
『FUNFUN』は、淡路インターチェンジから車で5分ほどの場所にあります。バス利用なら、北淡の主要スポットを巡回する無料シャトルバスが便利です。「淡路インター」のバス停から1つ先の「岩屋ポート」のバス停で下車し、海沿いの「淡路サンセットライン」と呼ばれる県道31号を西へ15分ほど歩きます。
または、「岩屋ポートターミナル」のバス停乗り換えで、『FUNFUN』の最寄のバス停「東長浜」までバンバンバス(一乗車100円)か、あわ神あわ姫バス(一乗車500円)を利用しましょう。
お店近くのY字路(「東長浜」のバス停が目印)から、白玉石で舗装された左側の少し細い道を奥へと進みます。住宅地の中に白壁にネイビーカラーのオシャレな扉が目を引く、洋風のカフェが右側に現れます。
築100年以上の日本家屋を和洋折衷のモダンな空間にリノベーション
店内は1階がオープンキッチンのカウンター席、2階は靴を脱いで上がるテーブル席とソファ席です。陽当たりのよい全面ガラスの窓の外には明石海峡の海が広がり、テラス席も準備されています。
周辺の住宅とは違い、一見洋風のこのお店。でも、もともとは築100年以上という日本家屋をオーナーの家族や友達が泊まり込みでDIYし、一からリノベーションしたというので驚きです。改めて見てみると、天井には太いしっかりした梁が見えていたり、欄間の痕と見られる梁や柱が残っていたりと、和洋がうまく融合し、新たな美しい様式を生み出しています。
家具や装飾品も、ほとんどがオーナーこだわりのものばかり。カフェオープンの数年前にご主人と2年をかけて、ヨーロッパ8カ国を自転車で旅したというオーナー。旅の途中でヨーロッパの古いものを大切に使い続ける文化や生活に触れたことで興味を持ち、ヨーロピアンヴィンテージやアンティークに魅了されていったそう。
和洋融合の室内にアンティークの家具や照明がとてもマッチしていて落ち着けます。テーブル席に並ぶ椅子のデザインが全て違うのも、一点もののアンティークを揃えたからにほかなりませんが、違和感はなくかえって遊び心を感じます。
晴れた日のベストスポット、テラス席でお食事を
店内も素敵ですが、海を目の前に食事やカフェをいただけるテラス席も人気で、天気の良い日には、順番待ちになるほどです。
テラスに出ると、明石海峡大橋が近くに見えて迫力満点。行き交う船や対岸の神戸方面までを見渡すことができます。朝8時オープンなので、季節によっては東の水平線から顔を出したばかりの昇りゆく太陽を見ながら朝食もいただけます。
『FUNFUN』の人気メニューの1つが「トーストとスクランブルエッグ」または「目玉焼き」のセット。厚めにカットし、たっぷりバターが塗られたトーストは、オーナー手作りの自家製食パン。生クリームをたっぷり使って焼かれた食パンは、表面はカリッと中はしっとりふわふわでファンも多いそう。パンの甘味とバターの塩味が口の中で融合し、いくらでも食べられるおいしさです。
添えられたサラダやスクランブルエッグ、ハムをトーストにのせて、オープンサンドにして食べるのもおすすめです。セットのドリンクはコーヒー、紅茶、カフェ・オ・レ、オレンジジュース、ジンジャーエールから選べます。
こちらはたっぷりのパストラミビーフとスライスチーズ、トマト、淡路島産の甘くておいしい玉ねぎスライスがサンドされた、大きめサイズのクロワッサンサンドイッチ。新鮮野菜のサラダと自家製の淡路島産有機レモンシロップのかかったヨーグルトが添えられていて、ランチにもおすすめです。
ティータイムにはオーナー手作りのスイーツでのんびりと
スイーツメニューも、オーナーが腕をふるう自家製スイーツ。ひとつひとつ丁寧に手作りされるチーズケーキは、まろやかでしっかりとしたチーズのコクとオンされたレモンシロップの爽やかな甘さが口の中で広がります。添えられたアイスクリームとともに口に運ぶと、さらにまろやかさが膨らみます。
濃厚ガトーショコラはしっとり濃厚ながら甘すぎず、チョコレート本来の上品な甘みとカカオの香りとコクを味わえます。添えられたアイスとの相性もぴったりで、食後でもペロリといただけます。
ドリンクメニューもいろいろ用意されています。2階席には自由に使える双眼鏡が置かれているので、素晴らしい明石海峡の絶景を眺めながら、潮の香りに癒されてゆったりとしたティータイムが過ごせます。
アンティーク雑貨のディスプレイにうっとり
1階の入口付近の壁際には、びっしりとアンティークの洋食器やカトラリー、アクセサリーなどがおしゃれにディスプレイされています。アンティークに魅せられたオーナー自らが、フランスのノミの市で直接買い付けてきたものばかり。定期的にフランスまで買い付けに行くそうなので、カフェを訪れる度にチェックしてみるのもいいですね。
タイも大好きというオーナーが現地で買い付けてきた手編みバッグも並びます。海辺のカフェにぴったりのアイテムとも言えるでしょう。かわいい雑貨の数々を見ているだけでも、心がウキウキしてきます。
淡路島の旅のスタートやドライブ途中に立ち寄りたい!
神戸方面から淡路島を訪れる際には、まずはここに立ち寄ってモーニングを利用したり、ドライブ途中に立ち寄って、ゆっくり休憩を取りながら、ランチやティータイムを過ごすのも最高です
『FUNFUN』では、時々沖縄グッズのポップアップ、アメリカンヴィンテージTシャツのポップアップなど、いろいろとイベントも開催しているそう。淡路島に出掛けたら、魅力いっぱいの海辺のカフェへ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
(ライター 森永/ウエストプラン)
※本記事は2023年7月時点の情報です。価格は税込み表示です。商品内容や価格が変更となる場合があります。
FUNFUN(ファンファン)
住所 | 兵庫県淡路市岩屋1531-2 |
電話番号 | 非公開 (SNSを要チェック) |
営業時間 | 8:00~17:00(L.O.16:30 ) |
定休日 | 水、木曜 (但し不定休のためSNS発信のカレンダーを要チェック) |
アクセス | 車を利用の場合:淡路インターチェンジから車で約5分 バスを利用の場合:「淡路インター」バス停から北淡を巡回の 無料シャトルバスを利用。「岩屋ポート」のバス停で下車、 海沿いの県道31号(淡路サンセットライン)を西へ徒歩約15分 または、「岩屋ポートターミナル」のバス停乗り換えで、 バンバンバス(一乗車100円)か、あわ神あわ姫バス(一乗車500円)に 乗車し「東長浜」のバス停で下車。 バス停からY字路左側の細道を西へ徒歩約100メートル。 |
駐車場 | 2台 |
SNS | https://www.instagram.com/funfun_awaji/ |
株式会社ウエストプラン
松田きこ、かさはらみのり、中田優里奈、都志リサほか、兵庫県に精通した女性ライターが、観光やグルメ情報を中心に、阪神間や丹波・丹波篠山を縦横無尽に駆け回って取材します。