記事・読み物
JR西宮駅からすぐの個性派ラーメン店
まいど憶良(おくら)です。
鳴尾浜で行列ができるラーメン屋さんの新店がJR西宮駅のすぐ近くにオープンするということで、さっそくお邪魔させていただきました。
店内はオシャレでポップという感じ。
店の母体は阪急西宮北口駅近くにある『にわとりのすけ』という焼き鳥屋さん。
コロナ渦でお客さんが減ったことから違った方向の店舗を出す必要に迫られた時に、絶対の自信を持つ鶏を活かして作ったラーメン。鶏の旨味を存分に引き出すため磨き上げたラーメンというだけあって、他では味わえない一杯となっているんです。
エンターテインメント性が高いラーメン
『DURA麺TE』のラーメンの肝は、チャーシューのポジションに鎮座する鶏の炭火焼き。
店内外から焼き上げる様子が見えて、思わず目を奪われます。
使われているのは備長炭。
塩コショウで軽く味を付け、鶏油(チーユ)を贅沢にかけながら、一気に火力を上げて焼き上げます。
この鶏の炭火焼きの、焼き加減が抜群。
旨味がぐっと引き出されて、燻製されたような香ばしい匂いが食欲を刺激します。
自慢の鶏肉は、薩摩知覧鶏
使われているのは、薩摩知覧鶏。
知覧は鹿児島県南九州市の町で、知覧茶などでも有名ですね。
薩摩知覧鶏は、飼育期間を長くすることでコラーゲンやリノール酸、アミノ酸を豊富に含み、脂の乗り、食感ともに絶品という、鶏の王様とも言われているブランド。
『DURA麺TE』では薩摩知覧鶏のひね鶏(親鶏)を使うことで更に濃い旨味を楽しむことができます。
魔法の調味料、鶏油(ちーゆ)
『DURA麺TE』と言えば鶏白湯白(950円)が一番の人気メニュー。
まずどんぶりに入るのは、返しと鶏油。
鶏油は魔法の調味料とも呼ばれる旨味の塊。
抗酸化作用があるビタミンEや、活性酸素を抑制するセレンが含まれています。
ちなみにこのセレンは動脈硬化の予防や心筋梗塞、脳梗塞のリスクを減らすと言われています。
※摂れば摂るほど体に良いということではありません。
白濁したスープをさらに泡立てる
そこに白濁した白湯スープが加わります。
次にスープを泡立てていきます。
乳化させることで旨味、甘みをより感じることができる仕上がりとなります。
ストレートの細めんは、スープとの相性がバツグン。
アーリーレッド、水菜と白髪ねぎ、鶏の炭火焼きが乗って完成です。
お待ちかねの実食
まずはスープから。
泡立てることで、濃厚なスープが口当たり良く、口の中でふわっと溶けていくクリーミーな味に変化。
そして想像以上に鶏を感じるスープです。
じっくりと旨味を抽出した白湯を、鶏油がしっかりとアシストして完成したスープという感じです。
細めんに泡のスープがしっかりと絡み、ずぞぞぞっ!とすすると、一気に口の中に旨味が広がります。
水菜やアーリーレッド、白髪ねぎという、トッピングの野菜たちは口の中をさっぱりとリセットしてくれ、次のひと口に加速をかけます。
圧倒的な存在感、鶏の炭火焼き
目の前で豪快に焼かれていた鶏の炭火焼き。
元々力強い旨味を持つ薩摩知覧鶏ですが、『DURA麺TE』の炭火焼きはひね鶏を使うことにより、更に強い旨味を味わえます。
一般にひね鳥は肉が硬くなってしまうので、食べにくいことが多いのですが、この肉は噛み応えはあるものの噛み切りにくいという物ではないということも特徴だと思います。
適度な歯ごたえとともに、噛むほどに旨味がじゅわじゅわとあふれだしてきます。
オプションで鶏増量(250円)もありますので、思う存分食べることも可能ですよ。
味変もまた楽し
テーブルには味変アイテムとして柚子胡椒、柚子七味、ブラックペッパーが用意されています。
少しづつスープに混ぜて延々楽しめそうです。
でも、スープは残しておくのがおすすめ。
実は『ブラック飯』(小200円大400円)に、スープをかけて食べるのもこれまた美味しいんです。
『ブラック飯』を絶対に食べたいという方には、『ブラック飯セット』(1150円)もありますので、おなかの減り具合に合わせて注文するのも良いかと思いますよ。
(ライター 憶良)
※本記事は2023年6月時点の情報です。価格は税込み表示です。商品内容や価格が変更となる場合があります。
DURA 麺 TE(デュラメンテ)
住所 | 西宮市池田町10-2駅前第3中川ビル1階 |
電話番号 | 090-7884-6286 |
営業時間 | 11:00~23:00 |
定休日 | なし |
アクセス | JR西宮駅 徒歩4分 |
駐車場 | なし |
SNS | https://answer-official-cite.com |
ライター 憶良(おくら)
ゲームプランナー、プロデューサー、ゲーム企画講師や駄菓子屋店長などを経て現在に至る。日本で一番古いハンドルネーム、OKURAです。休日は温泉へ出向き、道中での食べ歩き、行先の地元スーパーで珍しい食材を買い込んで料理したりと、食に対してはかなり貪欲。「美味しいものを食べている時、美味しいものについて話している時に、悪いことを考える人はいない」という持論を持つ。