日本人アーティストの価値を世界に発信！神戸市中央区のアートギャラリー・カフェ

世界に向けて日本人アーティストの価値を発信・創造するアートギャラリー・カフェ『CONCEPT STORE SEE?』が神戸市中央区中山手通にオープン。 こちらのカフェでは、アーティストのサインをNFT化（偽造や改ざんが難しい技術を用いたデジタルデータ）する取り組みを実施しており、最新技術を使って日本人アーティストの活動幅を広げる活動をしています。

JR元町駅より徒歩7分のところに『CONCEPT STORE SEE?』はあります。一般的にコンセプトストアとは、企業メッセージや感性といったひとつのテーマにまとめた商品やディスプレイなどを陳列したショップのことをいいますが、こちらのカフェは”新しい価値観に出会うための新しいコミュニティ”として、アートギャラリーとカフェが組み合わさったコンセプト空間となっています。

「ここにしかない」「ここからしか生まれようのなかった」「ここだからできる」新しい価値・新しい価値観を生み出すことを目的として、世界に向けて日本人アーティストを発信するプラットフォームの役割をこのカフェが担っています。 アート部門では、世界で活躍するアートディレクター楊聖年(SHENG NIEN YANG)さんがセレクトした、世界的な市場性や創作性を認めたアーティストの作品だけが展示されています。

「ギャラリーカフェ」といえば中高年世代が主要客であるイメージですが、こちらでは女子高校生や女子大生といったZ世代が多いそうです。 店内での写真撮影やSNSへの投稿を積極的に勧めていたり、アートや空間に興味がある学生アルバイトを採用したりと、いい意味で「ギャラリーカフェぽくない」誰でも気軽に入れる店舗づくりに努めているそう。なんと、隠し扉やVIPルームといった特別な空間も設置されていて、1時間単位で貸し切りもできるそうなのでぜひチェックしてみてください！

興味がないとアートに触れる機会はなかなか少ないですが、始まりはカフェからであっても若いときからアートに触れることで、将来的にはアート部門のお客さまになったり、それが結果的にアーティストの応援に繋がったりと、よい循環になるとオーナーは目を輝かせます。 実際に、Instagramの投稿がきっかけでアート作品の問い合わせがあったり、マスメディアからのお問い合わせや露出が増加したりするなど、アーティストにとってこのカフェが世に注目してもらうきっかけになっているそうです！

ギャラリーカフェをオープンした背景には、オーナーの熱い想いがありました。
これからの時代は、アートの楽しみ方や感じ方はリアルな世界にだけに留まらずデジタルの世界にも浸透していくと考えているオーナー。実際に、近年注目のNFTアートの販売額は、2021年で対前年比100倍以上になっているそう！瞬く間に変化していくアート業界に、日本人アーティストが時代の潮流に取り残されないためのプラットフォームとして、アートギャラリーとカフェ、WEBの最新技術を組み合わせた『CONCEPT STORE SEE?』をオープンしたに至ったそうです。今後、アーティストにとっても、アートに興味のある方にとっても注目のカフェとなっています。

アート部門は、アーティストと直接やり取りをして展示物を決定している社長と店長の二人体制で案内しており、アートに詳しい方はもちろん、そうでない方でも、素敵だと思う作品があればぜひ声をかけてみてください。

展示される作品は期間限定で入れ替わるため、飾られる作品により店内の雰囲気もガラッと変わるので何度でも楽しむことができます。こちらのカフェが国際的な芸術交流の拠点になるよう、外国人アーティストや訪日観光客を誘致するイベントも開催しているそうで、ぜひチェックしてみてください！

（編集部：石崎）