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【神戸ポートループで行くVOL.1】神戸観光の新名所 停泊したboh boh KOBE号で“船上ビアガーデン”!?

  

 

ポートタワー、メリケンパーク、大阪湾を周遊するクルーズ船、観覧車や商業施設があるハーバーランド。いずれも神戸の代表的な観光スポットです。神戸観光の定番なので1度は行ったことがあるという方が多いのではないでしょうか。

  

「何年か前に行ったことがある」

  

「1回行ったから十分かな」

 

そんな理由で神戸観光を選択肢から外してしまっている方、もったいないです!神戸は、ウォーターフロントエリアを中心に、従来のおなじみの観光地から日々進化し続けています。

 

 

今年の夏スタート!港町神戸ならではの新名所をご紹介!

今回ご紹介するのは、港町神戸のイメージにピッタリの新ナイトスポット。中突堤にて普段は観光船として運行している「boh boh KOBE」ですが、今年の夏からは港に停泊した状態でドリンクの提供が始まりました。

 

「apero hour(アペロ アワー)」と題して週末の夜のみ開催され、神戸の夜景を贅沢に臨むロケーションの中、ビール・ワイン・焼酎・ウイスキーなどアルコール飲料のほか、兵庫県産の食材を使った料理をふるまっています。いわば、船上のビアガーデンです!

 

  
“神戸の夜景”、“神戸の海”、“船上ビアガーデン”…。興味をそそるキーワードだらけのナイトアクティビティを、Local PrimeバイヤーのSHUNが体験してみました!(2022年6月時点での情報です)

  

港町神戸の夜景を一望!“船上ビアガーデン”体験レポート

「apero hour」の営業日は主に金曜日ということで、私たちは仕事終わりと同時に取材を決行。しかし午前中に神戸市内に波浪警報が発令。船は海の上で停泊しているため、当然ながら波の高さや風の強さが大きく影響します。

 

今日はだめかな…とあきらめかけましたが、15時の時点でクルーの方から「船長判断で本日の営業を決めました!」と一報がありました。

 

「ただ、船体が大きく揺れることが予想されますが、よろしいでしょうか?」

 

「全然OKです!」船上ならではの揺れが体験できるなんて、かえってラッキー!

 

ただし船酔いをしやすい方や体調の優れない方はご注意ください。 ご乗船の際は、ご自身の健康状態をしっかりと考慮いただくことをオススメします。

 

※ポートループで「かもめりあ」バス停へ

 

18時半に「かもめりあ」バス停に到着した私たちは、さっそく「boh boh KOBE」に乗船!

 

 

汽笛の音「ボーボー」と、仏語で“美しい”を意味する「ボー(beau)」にちなんで名付けられたとのことです。

 

 

エントランスはまるでテーマパークのようなエントランスはデザインがかわいくオシャレで神戸らしいです。

 

船内に入ると、風と波の影響もあり思った以上の揺れ心地。船らしさ、海上らしさを感じることができ、どんどんワクワクが込み上げてきました!

 

 

こちらが1階にあるキッチンです。こんな大きなスペースで船内のたくさんのお客さんに料理を作っているんです!

 

 

「boh boh KOBE」は3階建てで、1階はカフェテリアやオリジナルグッズの販売など、2階は屋内の飲食スペース・プライオリティスペース(有料座席)・制服貸出など、3階は海風を感じられる開放的なオープンデッキが備わっています。

 

 

まずはカフェテリアのレジに進みます。以下は「apero hour」限定のメニュー表です。

 

 

料金システムは、飲み放題とアペタイザー(前菜)で2,500円。プラスアルファのおつまみやデザートは追加で注文します。

 


ちなみに、boh bohコインという、船内で販売しているお得な金券があります。1 boh boh250円相当のコインが11枚ついて2,500円で販売しています。(実質250円お得です。)

 

 

2階は、屋内飲食スペースです。Yogiboがたくさんある有料座席以外では、どのお席でも飲食が可能です。さらに2階ではセーラーの制服の貸出が可能で、船乗りになりきったオシャレな写真が撮影できます!

 

 

そしていよいよ3階のデッキへ。

 

 

スピーカーからは軽快なBGMが流れていて、神戸港の景色も相まってテンションが爆上がりです!デッキは開放的な雰囲気。目の前にはオーシャンビューが広がり、屋根があるので雨の日も安心です。屋外なので3密対策もバッチリですね。

 

  

座席は自由席でしたので、迷わず海側の特等席をチョイスしました。広大な大阪湾を一望でき、眼前には観覧車やMOSAICが。ライトアップが待ち遠しい!

 

 

軽くたしなむ程度の飲み会といえど、おいしい食事、果てしない海の景色、船の揺れが船上ビアガーデンの風情を感じさせ、相乗効果でついついお酒が進んでしまいます。

 

 

気づけば食事を追加注文していました。どれもおいしかったですが、個人的には特製ローストビーフサンドイッチが肉厚で食べ応えがあり、一番印象的でした!

 

お酒に夢中になっていると、あっという間に夜。船内も幻想的な雰囲気になってきました。神戸のシンボルたちが次々とライトアップされ、昼間とは全く違う顔を見せてくれています。

 

 

船上の優雅で開放的な雰囲気や、神戸の夜景、おいしいお酒と食事を堪能して大満足。仕事終わりの方だけでなくデートや観光客の方にもピッタリの神戸らしい新スポットでした。

 

船を停泊させた状態でのビアガーデン営業は今年の初夏から始まりましたが、「boh boh KOBE」は本来、観光クルーズ船です。大阪湾を周遊しながら神戸の街や六甲山系を楽しめる観光船が、一体どのような経緯で「船上ビアガーデン」を始めたのでしょうか。

「boh boh KOBE号」が目指す神戸のウォーターフロントエリア

「boh boh KOBE」は2020年9月、コロナ禍の中で就航しました。その前身は、多くの乗客に愛されてきた「ファンタジー号」です。

 

運航するのは、神戸の老舗海運会社である「早駒運輸株式会社」。1996年から遊覧船として「神戸シーバス」を運航開始し、現在まで至っています。

 

 

「boh boh KOBE」はコロナウイルス感染拡大の影響を大きく受け、厳しいスタートとなりました。コロナ禍までは観光客で賑わっていた中突堤も、他の観光地と同じように人通りが激減。

 

こうした状況下でも、オシャレで新しい船内を有効活用したい、地元企業として神戸の歴史あるウォーターフロントエリアをさらに発展させたい。そんな強い思いで、停泊した状態での営業をスタートしたといいます。

 

仕事帰りの会社員、家族連れ、観光客、さらに2025年の大阪関西万博に向けて外国人観光客にも楽しんでいただけることを目指しています。

 

日本人観光客は、夜はホテルや旅館でゆっくりするのが一般的ですが、外国人観光客は積極的に外出して、その土地の文化をより知ろうとする傾向があるといいます。そういった志向のお客様に来ていただくことで、ウォーターフロントエリアのさらなる発展に繋がりそうです。

 

 

「apero hour」は予約なしで気軽に立ち寄れますので、週末の夜は三宮やハーバーランドのように賑わうエリアになっていきそうです。そして、メインはもちろん従来のナイトクルージング。「boh boh KOBE」は、停泊していても運航していても魅力的です。

 

注意事項
※悪天候の場合や運航状況、運航時期等により、予定が変更となる場合がありますので、必ず事前に「boh boh KOBE」の公式サイトやSNS等でご確認のうえお越しください。

  

 

ポートループで「かもめりあ」バス停へ

「boh boh KOBE」がある、かもめりあエリアへのアクセスは、三宮~ウォーターフロントエリア間を周遊する連節バス「ポートループ」と、神戸エリアの主要観光スポットを周遊する「シティーループ」がオススメです!「かもめりあ」バス停で降りれば徒歩30秒でアクセスできます。かもめりあは、三宮駅から徒歩30分程度、神戸駅・元町駅から徒歩15分程度と、少し距離があるので、猛暑の中を歩くよりも無理せずバスで涼しく移動するのがオススメです。

  

 

私たちは今回17時半に仕事を片付け、「三宮駅前」バス停18:00発のポートループに飛び乗りました。かもめりあに到着する18:31までの間、ポートループの新感覚・乗車体験を堪能しました。

 

 

ポートループは、全長18メートルの長い車体と、海をイメージした深い青色が特徴で、神戸の風景を彩る要素のひとつになっています。停留所は全部で13。

 

 

ポートループには3つの扉があり、先頭の扉は降車口、後ろのふたつが乗車口です。ポートループは通常の路線バス2台が連結した長いバスだということもあり、カーブを曲がるときのクネクネ感や遠心力が新感覚です。車体が長いのでゆっくり走るのかなと思いきや、通常のバスと同じ速度で走行するので、ちょっとしたスリルも楽しめますよ。目的地である“かもめりあ”バス停には、30分程度で到着しました。

 

ウォーターフロントエリアのみならず神戸の主要スポットを便利に周遊するなら、W・LOOP(ダブルループ)のご利用がお得です!神姫バス神戸三宮バスターミナルほか市内の指定施設にて、ポートループとシティーループの共通1日乗車券『W・LOOP1日共通乗車券』を発売しております。中心エリアの周遊が乗り放題となるお得な企画乗車券で観光をスムーズに楽しんでいただけますので、是非ご利用ください。

 

※『W・LOOP1日共通乗車券』をお持ちの方は、ポートループにご乗車の際、ICカード等をタッチせずそのまま乗車し、降車時にドライバーに乗車券をご提示ください。

 

ぐるり旅KOBEキャンペーン
なんと期間限定&数量限定で、シティーループの一日乗車券が半額に!
今回ご紹介する新神戸へもアクセスできちゃいます!(バス停:新神戸駅前 2階)
次の休日は、神戸でお得に“ぐるり旅”しませんか?

神戸の市街地の主要観光スポットを巡る「シティーループ」「ポートループ」などの循環バスに一日乗り放題。「KOBE観光スマートパスポート」とあわせて利用して、効率良く巡るのがオススメです!

●使用期限:2022年12月31日(土)まで
●購入方法:窓口及びアプリ(PassRu、RYDEPASS)で購入
●予定販売枚数:30,000枚(なくなり次第販売終了)


※好評につき、半額のバスチケット完売いたしました!



 

まとめ

 

近年、神戸の新たな魅力を創出するためウォーターフロントエリアの再開発が進められています。2021年にはアクアリウムとアートを融合させた都市型水族館『átoa(アトア)』や、「TOOTH TOOTH」がセレクションしたフードホール『TOOTH MART』、チョコレートやカカオの可能性を体験できる『フェリシモ チョコレート ミュージアム』など観光商業施設が続々とオープンしています。

 

また、神戸のシンボルとして有名な『ポートタワー』は2022年6月現在工事中で2023年にリニューアルオープン予定です。リニューアル後は、4階に神戸港を望む屋上テラスが新設され、神戸の景色を360 度一望できるようになります。

 

ウォーターフロントエリアには魅力的な新スポットがどんどんオープンし続け、日々盛り上がりをみせています。神戸らしさをうまく表現した新スポット・新アクティビティが続々と登場していて、まだまだ発展途上のエリアです。ぜひみなさんも、『W・LOOP1日共通乗車券』を活用してお得に新スポット巡りをしてみてはいかがでしょうか。

 

(文/SHUN、MIKI 写真/KENTA)

バイヤー SHUN

1993年、徳島県生まれ。大学卒業を機に兵庫県に移り住んでいます。好きなものは90年代JPOPで、spitzを崇拝しています。最近の悩みは、ウケを狙ってボケたことよりもウケるつもりのない行動で笑いをとってしまうことです。兵庫県民とはまた違った視点から兵庫県の魅力を紹介できればいいなと思っています!

バイヤー MIKI

1994年生まれ。兵庫県三田市の湖の見える山のふもと育ち。あまいもの、音楽、おしゃべり、お昼寝が好きです。お酒と写真は日々勉強中です!地域のいいところを皆様にお伝えできるよう頑張ってまいります!!

編集部 KENTA

1995年、香川県生まれ。大学進学を機に兵庫県へ移住。少年時代は野生のサルと共に山中を駆け回って育ち、今でも山や森林など自然に囲まれた環境を好む(もはやサル)。美味しいごはんと美味しいお酒も大好物。趣味は料理と野球観戦。自分で料理を作ってお酒を飲みながら阪神戦の中継を見るのがささやかな楽しみです。

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