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【神戸】有馬温泉・有馬ます池でニジマスを釣って、から揚げにして丸かじり
関西の奥座敷ともいわれる「有馬温泉」。温泉街の食べ歩きや温泉めぐりなどが楽しめるとあって人気です。この温泉街でちょっとしたアクティビティを楽しむなら「有馬ます池」がおすすめ。ニジマスを釣って、から揚げにして食べる。しかも手ぶらで大丈夫。グループやカップルはもちろん、親子3世代で遊べる、楽しくておいしいスポットです。 恋愛成就のパワースポットもある「有馬ます池」を紹介しましょう。
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有馬ます池とは
有馬温泉街の南、六甲・有馬ロープウェーの有馬温泉駅近くに「有馬ます池」があります。鼓ヶ滝の下流で、5月中旬から6月中旬頃になるとホタルが舞うような自然いっぱいの場所です。
鼓ヶ滝からの清流がニジマスの養殖に適した水温・水質を備えていたため、1950(昭和25)年に「有馬養鱒場」が開業しました。
以来70数年、有馬温泉とあわせて多くの人が訪れる人気観光スポットとして知られています。子どもの時に親に連れられ、初めての釣りを体験した人も多いようで、今は子どもや孫を連れて訪れているとか。
家族で楽しめるよう、車いすやベビーカーの通行できるルートやトイレが整備されている、誰もが楽しめる釣り堀です。
さぁ釣ってみよう
釣りをするといっても手ぶらで大丈夫。事前に準備するものは、何もありません。釣りの経験がない人でも安心して楽しめます。見学だけなら無料でも可能ですが、きっと釣ってみたくなること間違いなしです。
まずは、受付で竿と練りエサ(虫系ではありません)を調達。1竿1,600円。3匹のニジマスが付いて調理代も込みです。もっと釣りたい人は、追加で1匹にあたり300円(調理代込)。
釣り上げたニジマスは、弱ってしまうので池に戻さず、すぐにバケツに入れてあげましょう。
釣り方は簡単。針に練りエサをひとつまみ。くるっと丸めて針に付け、池の中へと入れるだけ。
すぐにニジマスが寄ってきてくれます。のんびりしていたら、エサをとられてしまうので、タイミングが重要です。慌てず落ち着いて竿をあげましょう。
コツをつかめば簡単です。子マスなので重さも軽く暴れ回るくらいないので、小さな子どもでも十分遊べます。ちょっと釣り方を教えただけで、子どもの方が上手になるくらいです。
釣り上げたニジマスが入ったバケツを持って受付へ。超過分があれば精算し、調理方法を示す用紙に記入してもらいます。
釣った魚は「ますの茶屋」へ
有馬ます池の一番の魅力は、釣った魚をすぐに食べられること。もちろん、食べずに持って帰ることもできます。
その場合は、パック詰めの甘露煮か保冷剤入り箱に内臓部分を処理したニジマスを入れて持ち帰れます。家に帰って食べるもよし、どこかでバーベキューにするのもOKというわけです(早めに調理しましょう)。
持ち帰りできる甘露煮は、お酒もご飯も進む絶品。有馬から帰った日の夕食(晩酌)に最適です。
こう紹介すると、ますの茶屋で食べて帰るか、持って帰るのか悩みますよね。家族で訪れた人は、1人1竿で楽しみ、その場で食べる分と、持ち帰りにする分とを分けることをおすすめします。1人で来た人も、3匹以上釣って楽しんでしまいましょう。
店内調理のから揚げを選択したなら、となりの「ますの茶屋」へ移動。受付で紙とニジマスの入ったバケツを渡し調理をお願いします。
追加注文できるものには、うどんやおにぎり、フライドポテト、ニジマスの薫製(持ち帰り可)などの食事メニューのほか、アルコール類もそろっています。ランチタイムなら、ニジマスをおかずに食事ができるというわけです。そのため、お昼時が一番混み合う時間になります。
食事場所は、店内のほか屋外テーブル席、ますの茶屋屋上のテラス席があります。
注文してから待つこと10分ほど(混み具合によって変わります)。釣った魚が調理されてテーブルへ。揚げたて熱々です。頭はもちろん、骨まですべて食べられるように調理してあります。
塩を振り、好みでマヨネースをかけて丸がぶり! ホクホク、サクサクです。釣って美味しく食べる。1時間ほどの楽しい時間になること間違いありません。
「鱒ます恋こい神社」で恋愛祈願
釣り堀の中央に擬宝珠が付いた赤い橋がかかっています。神社へと続く参道です。
ここにあるのは、恋愛成就の神様「鱒ます恋こい(ますますこいこい)神社」。ニジマスとコイ(園内で泳いでいます。餌やり料金100円)がいるから、単なるダジャレと思ったら大間違い。
有馬温泉の氏神・温泉守護神として崇敬される湯泉(とうせん)神社のご祭神・大己貴命(おおなむちのみこと)を分霊して奉っているれっきとした神社です。大己貴命は、縁結びで知られる出雲大社のご祭神であり、因幡で白兎を助けたやさしい大国主命(大黒さま)とのこと。お参りすれば、縁結びや恋愛成就にご利益があり、有馬ます池の恋愛パワースポットとして人気があります。
ちなみにニジマスの学名は「O.my kiss」。ほら、ダジャレだと侮ってはダメですよ。
ますの茶屋には、絵馬(初穂料500円)があるので、ぜひ願いを込めて奉納してみてはいかがでしょう(後日、湯泉神社に奉納されます)。恋守り(初穂料450円)もありますよ。
有馬ます池公園を紹介しました。
ファミリーでも友達でも彼氏彼女と一緒に、釣って遊んで楽しく食事ができるスポットです。温泉と観光の間に、レジャーを入れると旅の充実感も一層アップし、楽しい思い出になること間違いなしです。
(ライター 塚本隆司)
※本記事は2023年12月時点の情報です。価格は税込み表示です。商品内容や価格が変更となる場合があります。
有馬ます池
住所 | 兵庫県神戸市北区有馬町1688-2 |
電話番号 | 078-904-0309 |
営業時間 | 9時00分~17時00分(ますの茶屋 L.O. 16時30分) ※12月~2月、9時30分~16時30分(ますの茶屋 L.O. 16時) |
定休日 | 水曜日(2月は水・木曜日)、春・夏休み・GWは無休、詳しくは年間営業カレンダーを参照 |
アクセス | 神戸電鉄「有馬温泉」駅下車、南へ約1km(徒歩約15分) バス「有馬温泉(太閤橋)」下車、南へ約900m(徒歩約11分) 六甲有馬ロープウェー「有馬温泉」駅下車、西へ下り約300m(徒歩約5分) |
駐車場 | あり 1台/平日600円 /土日祝と8月 800円(税込) ※駐車場が満車の場合、隣接する「奥の細道」駐車場も利用可 ※春・夏休み、GW期間中は混雑が予想されるため、満車の場合は馬温泉内の有料駐車場を利用 |
公式サイト | https://www.shintetsu.co.jp/kanko/masuike/index.html |
ライター 塚本 隆司(つかもと たかし)
姫路城を眺めながら生きてきた、脱サラライターです。全国あれこれ旅をして来たけれど、やっぱり地元が1番!“兵庫のよいもの“を探し求めて歩きます。(呑み歩きだろ! とは言わないで笑)読んでくれているみなさまの「行きたい!欲しい!食べたい!」が「行こう!買おう!食べよう!」に心が動いたなら、何よりの幸せです。