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【神戸】金泉と銀泉が楽しめる日帰り温泉『有馬温泉 太閤の湯』で疲れた体を癒す
豊臣秀吉(以下、秀吉)がこよなく愛したという有馬温泉。関西の奥座敷とも名高い有馬の温泉地では、「金泉」と「銀泉」という異なる泉質の温泉が楽しめます。『有馬温泉 太閤の湯』(以下『太閤の湯』)は、そんな2種類の温泉をはじめ、露天風呂や岩盤浴、サウナなどがある有馬最大級の日帰り温泉施設です。館内にはレストランやフードコートといった食事処はもちろん、リラックスルームやリラクゼーション施設、売店も揃っています。休日は温泉に浸かってゆっくり過ごしたい。そんな方におすすめしたい『太閤の湯』の楽しみ方をご紹介しましょう。
館内はキャッシュレスで食事や買い物ができる
『太閤の湯』があるのは、神戸の中心部である三宮から電車で約30分のところ。神戸電鉄有馬温泉駅から歩いて10分ほど、秀吉像がある湯けむり広場前をさらに北へ進み、赤いねね橋を左に臨みながら歩いた坂の上に位置しています。
神戸電鉄有馬温泉駅と『太閤の湯』間を往復する無料の送迎バスもあるので、利用する予定があれば、事前にHPの時刻表をチェックしておくと便利です。
まずは、フロントで手続きを済ませましょう。入館料には館内着とバスタオル、ボディタオル代が含まれており、手ぶら感覚で温泉に行けます。大人用は4色、子ども用は2色の館内着があり、好きなものを選べます。館内の買い物は、ロッカーキーが付いたリストバンドのバーコードを提示して、退館時に精算するスタイル。館内ではお財布なしで食事や買い物ができるので、とっても便利です。
「金泉」と「銀泉」が同時に楽しめる大浴場
更衣室で着替えが終わったら、まずは温泉に浸かってまったり。『太閤の湯』には、男湯と女湯を合わせて全部で26種類の温泉や岩盤浴、サウナ施設があり、まるでお風呂のテーマパークのような場所です。
有馬温泉は秀吉が愛した場所としても知られており、古くから庶民だけでなく、天皇や将軍なども湯治のために通ったことで有名です。赤茶色の「金泉」と、無色透明な「銀泉」はどちらも保温や保湿効果が高く、お風呂上がりも体がぽかぽか温かいのが特徴。有馬温泉の中でも金泉と銀泉の両方を楽しめるのが『太閤の湯』です。
無色透明で炭酸泉やラジウム泉を含んでいるのが、こちらの銀泉。とろりとした手触りの金泉と違って、銀泉はさらりとしているのが特徴です。露天風呂には岩風呂や五右衛門風呂、ハーブ風呂、療養効果がある人工の炭酸泉など全部で6つ。ときおり聞こえる鳥の鳴き声をBGMに、心ゆくまでゆっくりと温泉を楽しみましょう。
大浴場で注目したいのが、金泉と銀泉の二つを混ぜた混合泉「天下の湯」。ブレンドすることで、「どちらも入りたいけど、湯あたりが心配…。」といった方でも入りやすくなっています。
「極みの溶岩サウナ」の床にはゲルマニウム、壁には桜島溶岩を使用。サウナの隣には、銀泉を冷やした水風呂「銀泉石清水」もあるので、ぜひ試してみてくださいね。
岩盤浴は無料と有料あわせて5種類
温泉の種類が豊富なのもさることながら、岩盤浴も充実している『太閤の湯』。追加料金なしで利用可能な「太閤の湯殿」を含む、5つの岩盤浴と蒸し風呂を満喫できます。
太閤の湯殿にある「太閤の蒸し風呂」は、秀吉の別荘「湯山御殿」の蒸し風呂を忠実に再現しています。秀吉に合わせているせいか、身長が高い方には小さく感じるかもしれません。
湯山御殿は、阪神淡路大震災で倒壊した「極楽寺」で見つかったそうです。
「太閤夢蒸楽」には、効能の異なる天然石を使用した4つの岩盤浴室があります。ここには金泉と銀泉のミストの噴射もあり!
太閤夢蒸楽
利用時間:10:00~21:30(最終受付21:00)
利用対象:中学生以上
料金:1回30分524円
延長料金:10分315円 ※最大30分(最大計60分まで)
※浴衣・バスタオルは別途料金。湯殿屋でお渡しする1回目の浴衣を太閤の湯殿に使用可能
家族などのグループで貸切の岩盤浴を楽しむなら、「ひょうたん夢蒸楽」がおすすめです。内部は5部屋+クールルームという構成で、部屋ごとに内装や演出も違うところがポイント。 たっぷり汗をかいたあとは、しっかり水分を摂って水風呂に入るもよし、ベンチで涼むもよし。心ゆくまで、ゆっくりと楽しんでくださいね。
ひょうたん夢蒸楽
利用時間:10:00~21:20(最終受付20:30)
利用対象:中学生以上
利用方法:部屋と時間帯(1コマ50分)を選択し、事前予約
料金:利用人数×単価 2名で利用1,153円、 3名以上で利用1,047円(各1名料金)
※浴衣・バスタオルは別途料金。湯殿屋でお渡しする1回目の浴衣を太閤の湯殿に使用可能
サウナーにおすすめ!貸切で利用できるテントサウナ
温泉といえば、やっぱりサウナ!というサウナーにおすすめしたいのが、『太閤の湯』の屋上にあるアウトドア型のテントサウナ「天空のサウナ ARIMA SHIKI-KOYOMI(有馬四季暦/アリマシキコヨミ)」。有馬三山を見渡せるルーフトップでのサウナ体験は、創業60周年を記念して2022年からオープンしました。
テント内にはサウナストーンが設置されており、アロマ水をかけて蒸気を起こすロウリュ体験ができます。
貸切での利用になるため、プライベートな空間でゆっくりサウナを楽しみたいひとにぴったりです。料金には『太閤の湯』の入館料も含まれており、タオルセットも付いています。
天空のサウナ ARIMA SHIKI-KOYOMI(有馬四季暦)
利用時間:10:30〜20:00 ①10:30~ ②13:00~ ③15:30~ ④18:00~
料金:1〜3名/1組 120分11,000円、4〜6名/1組 120分22,000円 ※事前予約が必要
HP:https://www.arimashiki-koyomi.com/
お風呂のあとは食事や休憩コーナーでリラックスタイム
『太閤の湯』には、オールデイダイニング 「花じゅらく」、喫茶「利休茶屋」、フードコート「湯の山街道・醍醐花の宴」と3カ所の食事処があります。 花じゅらくのメニューは御膳が中心で、しっかり食べたいひと向け。また、利休茶屋ではソフトクリームを販売中。湯上がりにホッと一息つきたいときに、おすすめです。
湯の山街道・醍醐花の宴は、うどんやそば、丼ものなど単品でいただけるメニューが多く、子ども連れにも人気だそう。
人気メニューは『神戸ポークのロースカツ定食』(1,705円)。ジューシーなロースカツは、ご飯との相性も最高!サラダにみそ汁、つけものもセットになったボリューミーな一品です。
3階の休憩コーナー「太閤・ねねのお休み処」には、リクライニングチェアや畳の間があります。本棚に置いてあるマンガも自由に読むことができるので、ゆっくりと過ごせます。
温泉に浸かって、サウナや岩盤浴で汗を流し、おいしい料理を食べたあとは、リクライニングチェアに寝そべってマンガを読む……と1日中楽しめる『太閤の湯』。温泉街にも近く、街歩きの途中に立ち寄るひとも多いそうです。また、隣接する宿泊施設「有馬きらり」の宿泊者も『太閤の湯』を利用できます。疲れた体をたっぷりと癒したいという方は、ぜひどうぞ。
(ライター 中田/ウエストプラン)
※本記事は2023年5月時点の情報です。価格は税込み表示です。商品内容や価格が変更となる場合があります。
有馬温泉太閤の湯
住所 | 兵庫県神戸市北区有馬町池の尻292-2 |
電話番号 | 078-904-2291 |
営業時間 | 10:00~22:00(最終受付21:00まで) |
定休日 | 不定休 |
入館料 | 大人1,980円~、小人(小学生)1,239円~、幼児(3~5歳)440円~ ※曜日、時間帯等によって異なる(詳しくはHPをご覧ください) ※入れ墨(タトゥー)、泥酔の方の入館はお断り |
アクセス | 神戸電鉄有馬温泉駅から徒歩10分 ※無料送迎バスあり |
駐車場 | あり(200台) |
HP | https://www.taikounoyu.com/ |
SNS | https://www.instagram.com/taikounoyu/ |
株式会社ウエストプラン
松田きこ、かさはらみのり、中田優里奈、都志リサほか、兵庫県に精通した女性ライターが、観光やグルメ情報を中心に、阪神間や丹波・丹波篠山を縦横無尽に駆け回って取材します。