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祝!姫路城世界文化遺産登録30周年
姫路城が世界文化遺産に登録されたのは、1993(平成5)年12月11日。奈良の法隆寺地域の仏教建造物とともに、日本で初めて登録されました。
2009(平成5)年からの「大天守保存修理工事(平成の修理)」を終え、グランドオープンしたのが2015(平成27)年。生まれ変わったあの白く輝く大天守は、今も変わらぬ美しさを見せてくれています。
30周年ウィークとして、2024年3月にかけて、特別公開やサーカス、音楽祭が開かれるなど、記念事業がめじろ押しです。詳しくは、以下サイトをご参照ください。
期間限定で販売される結城松平家モチーフの御城印
世界遺産登録30周年を記念して2023年12月11日から販売される新デザインの御城印は、結城(越前)松平家がモチーフになっています。販売期間は、2024年3月末日まで。1枚300円。
結城(越前)松平家は、徳川家康公の次男・結城秀康公を祖とし、江戸前期と中期に姫路城主を務めています。特に5歳で家督を相続した松平直矩公は幼少を理由に姫路から越後村上藩に国替えを命じられ、成人後に再び姫路藩主に復帰。生涯に7回も国替えを命じられたことで「引っ越し大名」と呼ばれ、2019年には映画化(姫路城でもロケが行われた)されています。
御城印のデザインは、姫路城の文字を結城松平家(結城家35代、松平家17代)の当主松平直泰氏に揮毫を依頼。家紋は、結城家の左三つ巴と姫路城城主時代に実際に使われていた瓦にあった五七の桐の紋を抽出しています。
両サイドにみえるデザインは、室町時代から結城氏に代々伝わり、その名跡を継いだ結城松平家が受け継いだ「天下三槍」と呼ばれた名槍の1つ「御手杵の槍」をデザイン。姫路城から江戸城の参勤交代の際に大名行列の馬印として使われていたといわれています。
この他に、これまでに販売した酒井家、本多家、榊原家、奥平松平家モチーフの4種類の御城印を復刻し販売。こちらも販売期間は、2024年3月末日までです。
2024年4月以降は池田家の御城印のみ販売
2024年4月以降については、現行デザインの池田家がモチーフの御城印のみの販売になります。姫路市民や姫路城を愛する人たちにとって、もっともなじみ深いデザインないでしょうか。
御城印の中央に赤く彩りされた家紋は、現在の姫路城の基礎を築いた池田家の揚羽蝶紋。池田家の御殿があった備前丸から出土した四半瓦(しはんかわら)から紋様が抽出されています。
真ん中には、大きく「國寶姫路城」の文字。菱の門の鏡柱にかかる木製看板の文字から抽出されています。姫路城御城印の写真ではわかりにくいですが、光のあたり具合で左上と右下にデザインが浮かび上がるようになっています。
右下には、池田輝政公が姫路城を築城する際に積んだ「ぬの門」西側の高石垣がデザインされています。下から上へとカーブを描いていることから「扇の勾配」と呼ばれています。
この新デザイン姫路城御城印を販売しているのは、姫路城内売店のみ。1枚300円。(三の丸広場にある西の丸茶店では、別の種類の御城印が販売されています)
姫路城内売店の場所は、姫路城出改札横。御城印は登城の記念なので、姫路城観光を満喫した記念にお買い求めいただくことをおすすめします。
御城印帳も販売されています。城内売店以外でも購入できますが、特別な『姫革細工版(通常版+姫革カバー)」は、なかなか見かけることのない逸品。価格も16,000円と、この売店内で一番高い商品ですが、貴重な姫革細工版欲しさに訪れる人もいる人気商品です。
それでは、城内売店限定グッズを紹介しましょう!
城内売店でしか買えない限定グッズ10選
ここで紹介する商品は、城内売店限定で販売されている商品の一部です。欠品や完売の場合はご了承ください。
まずは、姫路城関連グッズから紹介しましょう。
御城印が始まるまでは、登城記念といえば「通行手形」といっても過言ではないでしょう。今でも変わらず人気です。手作り感がなんとも味わい深い。価格は400円。安い!
Tシャツは、お土産物の定番です。このデザインは城内売店だけのオリジナル。サイズはS、M、L、LLが用意されています。2,500円。
人気のマグネット商品。レジ前に置いてあるのでつい買ってしまいます。『ちょうちん』(440円)は色のバリエーションがいくつかあるので、ずらっと並べたくなってしまいます。
『金色の姫路城』(500円)はクリップになっています。『姫路城のマグネット』(600円)は存在感のあるデザイン。マグネットの中でも一番人気です。
小さいながらも見た目より重みのあるフィギュアです。サイズ感といい、ちょっとした重しに最適です。1,500円。
実際に使ってみましたが、優しくて爽やかな香りです。姫路城の桜から抽出した天然桜葉オイルをふんだんに使用されています。製造しているのは姫路市の北、神崎郡神河町にある創業1849(嘉永2)年の老舗「香老舗 誠寿堂」。桜のシーズンに限らず人気の商品で、海外から買い求めに来る観光客もおられるそうです。30本入り950円。
姫路城にもありますよ。名前や日付が入れられる「記念メダル刻印機」。修学旅行のコースになっている観光地のほとんどで見かける気がします。今だけ自分だけの思い出が作れるのですから、ワクワクしますね。メダル1枚500〜600円。『専用キーホルダー(200円)』。『刻印(30円)』。
お姫様関連のグッズも人気です。姫路城には、人気のお姫様が2人(?)おられます。
まずお一人目は、戦国時代きってのプリンセス「千姫さま」。
千姫さまグッズは、小物関係が充実しています。『千姫さまの金平糖(490円)』、『おみくじキーホルダー(385円)』、『消しゴム(330円)』など。
もう1人のお姫様は、姫路市の公式キャラクター「しろまるひめ」。
しろまるひめを知らない人に改めて紹介します。こちらが「しろまるひめ」です。2009年にお披露目されて以来、イベントや関連グッズで姫路を盛り上げてくれている姫路で一番有名なキャラクターです。ぬいぐるみ(特大)は、城内売店限定で販売されています。2,450円。
しろまるひめは、子どもたちに大人気です。キッズTシャツのデザインは、姫路城よりも「しろまるひめ」のようです。確かにかわいいデザインですね。2,200円。
ちょっとしたお土産にいいお菓子がありました。『しろまるひめラムネ(430円)』と『さくさくキャンディー(430円)』。お値段も手頃でかわいいお土産は、何かと助かります。
紹介した限定グッズは一部です。取材して驚きました。こんなに限定グッズがあったとは! 何度も姫路城に来ておきながら不覚です。
もちろん限定品以外の姫路定番お土産がそろっています。ぜひ、お帰り前に売店に立ち寄って、ワクワクしてください。
各種カード、交通系IC、QR決済に対応しています。
※商品の価格は全て税込みです。本記事は2023年12月時点の情報です。商品内容や価格が変更となる場合があります。
姫路城売店(姫路城出改札横)
住所 姫路市本町68番地 姫路城出口改札横
電話番号 079-284-0697(売店)
御城印に関する問合せ:079-287-3655(公益社団法人 姫路観光コンベンションビューロー)
営業時間 9:00~17:00
定休日 12月29日、30日 (姫路城の休城日に準ずる)
アクセス JR姫路駅、山陽姫路駅から徒歩約20分
姫路駅北口から神姫バスに乗車し「大手門前」で下車。徒歩約5分
駐車場 周辺駐車場を利用
URL 姫路観光ナビ ひめのみちhttps://www.himeji-kanko.jp
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