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映えると話題!アクアリウムとアートを融合した劇場型アクアリウム『AQUARIUM×ART átoa』
神戸市中央区の新港町にある「神戸ポートミュージア」には、アクアリウムとアートが融合した劇場型アクアリウム『AQUARIUM ✕ ART átoa(アクアリム バイアート アトア)』(以下『átoa』)があります。デジタルアートを活用した空間は幻想的で、水族館の新しい楽しみ方を提案してくれるスポット。そんな『átoa』の見どころをご紹介します!
テーマが異なる8つのゾーンに約60基の水槽が並ぶ
『átoa』があるのは、各線元町駅から南へ徒歩15分の新港突堤西地区。神戸阪急北側のデッキ下からポートループもしくはポートアイランド方面行きのバスに乗車し、新港町で下車後徒歩すぐの神戸ポートミュージアム内にあります。周辺には「フェリシモチョコレートミュージアム」や「f winery(エフ ワイナリー)」、「神戸みなと温泉 蓮」などの観光スポットもあり、週末には多くのひとで賑わうスポットです。
※2023年10月29日(日)から11月30日(木)までの期間中、開館2周年を記念して、『幼児無料キャンペーン』を開催します!
「神戸ポートミュージアム」は、アクアリウムとフードホール、ブライダルデスクから成る複合文化施設で、『átoa』は「神戸ポートミュージアム」の2階から4階です。
『átoa』のコンセプトは、「アートとアクアリウムの融合」。テーマが異なる8つのゾーンがあり、約60基の水槽には魚類を中心に無脊椎動物や両生類、爬虫類、鳥類、哺乳類など約100種3,000点の生きものが暮らしているほか、アート約50点が展示されています。
まずは、入口のところで「ATOA Chatter(アトアチャッター)」の「アンドレス」がお出迎え。話しかけると、おしゃべりしてくれるので「おすすめのゾーンはどこ?」など、『átoa』について、いろいろ質問してみましょう。
アクアリウムの始まりは、2階の「CAVE-はじまりの洞窟」から。頭上には魚をモチーフにした照明が並び、まるで魚群のよう。ピラニアの中では小型のピラニア・ナッテリーや、観賞魚として人気のグッピーなどが見られます。
続いて向かった「MARINE NOTE-生命のゆらぎ」は、青い光が印象的な空間。円柱で統一された水槽には、ウシバナトビエイやハナノミカサゴ、オニダルマオコゼなどの生きものが暮らし、悠々と泳いでいる様子を観察することができます。
海中を浮遊しているような空間を抜けると、今度は森の中に迷い込んだような世界が広がる「ELEMENTS-精霊の森」へ。エボシカメレオンやキオビヤドクガエルなど、水辺や陸に暮らす生きものたちに出会えます。
3階の「FOYER-探究の室」では、太陽光が降り注ぐオーバーハング水槽「átoa sky(アトアスカイ)」が目を引きます。こちらの水槽は4階のカピバラがいる展示場所と繋がっており、ときには泳ぐカピバラを下から見ることもできるそう。
3階フロアの中でも特におすすめなのが、「MIYABI-和と灯の間」と「PLANETS-奇跡の惑星」です。MIYABIは日本の四季折々の情景が楽しめる和の空間で、壁に投影されている酒井敦美氏の光の切り絵「にほはしき時の巡り」がとっても雅!
本物のニシキゴイがたくさん泳ぐMIYABIでは、エサヤリ体験ができ、子どもたちに大人気です。エサをあげると、あっという間に美しいニシキゴイでいっぱいに!集まったニシキゴイのパクパクと開いた口は、迫力満点です。
続く「PLANETS-奇跡の惑星」では、美しい日本最大規模の球体水槽「AQUA TERRA(アクアテラ)」に目を奪われます。こちらの球体水槽は360°全方位、どこからでも見ることが可能。ミストとレーザーを使った演出で、より空間を幻想的に彩ります。
AQUA TERRAを離れて囲むように、ゆらゆらと揺れるイスが並んでいます。美術館で絵画を楽しむように、イスに座って、じっくりと目の前の水槽を眺めるのも『átoa』ならではの楽しみ方です。
絵画が並ぶ美術館のような展示の「GALLERY―探求の回廊」は五感で感じられる空間。ディスプレイの前に立つと自分の服装に似た魚が現れるデジタルアート「擬態」や、漂流物で造られたオブジェに光を当てると生きもののシルエットが現れる「色影」など、ユニークな展示が並んでいます。
中でも、ひときわユニークなのが動物のおしりの匂いを嗅ぐことができる展示。香りはきちんと専門家の監修のもと作られており、本格的です。気合いを入れて、おそるおそる顔を近づけてみると、飛び上がってしまうほど強烈な匂いにびっくり!どんな匂いがするのか、ぜひ現地でチャレンジしてみてくださいね。
4階カフェにあるキュートなフードも要チェック!
4階は屋外展示「SKYSHORE-空辺の庭」となっており、コツメカワウソやカピバラ、フンボルトペンギンたちがいます。
高知県の桂浜水族館からやってきた2頭のコツメカワウソが、ハンモックで気持ちよさそうに寝ているのを発見!実は、このハンモック、神戸市消防局で廃棄処分予定だったホースを再利用して制作されたアイテムなんです。丈夫なホースは安定感があるのか、コツメカワウソたちのお気に入りスポットになっています。
お腹が空いてきたら、4階にある「átoa cafe(アトアカフェ)」へどうぞ。写真に残したくなる「映える!」「かわいい!」フードやドリンクメニューがたくさんあり、足を運んでほしいスポットの一つです。
こちらは、キュートな表情のカワウソの形をした『手のりカワウソまん』(660円)。泣き顔や舌を出している表情など、自分で好きな表情を選べます。チョコレートクリーム味でとても甘く、おやつにぴったりの一品です。
そのほか、ワニをイメージしたホットドッグ『クロコダイルドッグ』(1,100円)や、アクアリウムをイメージして爽やかなブルーに仕上げた『AQUAハニーレモネードソーダ』(630円)など、写真映えするフードやドリンクメニューが充実。テラスから見える神戸の街並みを背景に、写真撮影もお忘れなく!
お土産にしたい『átoa』限定のオリジナルグッズ
アクアリウムをたっぷりと堪能したあとは、1階のミュージアムショップでお土産探しといきましょう。ぬいぐるみやキーホルダー、文房具など『átoa』限定のキュートなオリジナルグッズがたくさんあります。
こちらは、3階の「FOYER-探究の室」にいるポルカドット・スティングレイ(淡水エイ)のオリジナル座布団。見た目がかわいいだけではなく、機能性も重視して座り心地のよさも追求したというこだわりの一品です。
『お浜とげんげんの毎日 クリームサンドクッキー』(900円)は、コツメカワウソのお浜とげんげんのイラストがプリントされたクリームサンドクッキーです。全部で8柄ありますが、そのうち1箱に入っているのは平均4柄ということもあり、全柄のクッキーを集める熱心なお客さまもいるそう。飼育員さんだからこそ知っている2頭の情報がたっぷり詰まったパッケージも、ぜひじっくりと見てください。
なお、館内のミュージアムショップで販売している商品の一部は、オンラインショップでも購入可能です。「手荷物を増やしたくない」「買い忘れたものがあった」など、利用するのも便利ですね。
◆オンラインショップ
HP:átoa MUSEUM SHOP
音や光などの演出効果を活用し、アートと融合した『átoa』は、これまでの水族館とはまた違う角度から生きものたちの姿を見ることができるアクアリウム。フォトスポットが満載で、写真映えするおでかけ先を探しているひとにもおすすめです。フードやお土産もかわいいので、合わせてチェックしてはいかがでしょう。
(ライター 中田/ウエストプラン)
※本記事は2023年6月時点の情報です。価格は税込み表示です。商品内容や価格が変更となる場合があります。
AQUARIUM ✕ ART átoa(アクアリム バイアート アトア)
住所 | 兵庫県神戸市中央区新港町7番2号 |
電話番号 | 078-771-9393 |
営業時間 | 10:00〜20:00(最終入場は閉館の60分前まで) |
定休日 | なし ※メンテナンス休館あり |
入館料 | 大人(中学生以上)2,400円、子ども(小学生)1,400円、 幼児(3歳以上)800円、幼児(3歳未満)無料 ※特定日は料金に変動あり ※2023年10月29日(日)~11月30日(木)のキャンペーン期間中は幼児入場無料 |
アクセス | 各線元町駅より徒歩15分 各線三宮駅より徒歩18分 ポートループ新港町より徒歩すぐ |
駐車場 | なし(周辺駐車場:タイムズ神戸新港町) |
SNS | https://www.instagram.com/atoa_kobe/ https://twitter.com/atoa_kobe |
HP | https://atoa-kobe.jp/ |
株式会社ウエストプラン
松田きこ、かさはらみのり、中田優里奈、都志リサほか、兵庫県に精通した女性ライターが、観光やグルメ情報を中心に、阪神間や丹波・丹波篠山を縦横無尽に駆け回って取材します。