fbpx

Localprime

記事・読み物

スパイスカレー研究室、ひと区切り。そして次の一皿へ

6月からスタートした「大人のスパイスカレー研究室」は、12月7日の北インド+チャイ編をもって、今年最後の回を無事に終えることができました。各地のカレーを旅するように学び、味わい、語り合った半年間。企画担当として伴走してきた立場から、支えてくださった皆さんへの感謝の気持ちとともに、この時間を振り返ります。

体験概要・イベントについて

「大人のスパイスカレー研究室」は、神戸のカレー料理店「ヒンホイ」を会場に開催してきた少人数制ワークショップです。毎回ひとつの国や地域をテーマに、スパイスの基礎知識や調理の考え方を学び、最後はみんなで試食。所要時間は約2.5時間、参加費は4,000円。
“料理を学ぶ場”でありながら、“人と人が自然につながる場”であることを、何より大切にしてきました。

単なるカレーではなく、世界各地のカレーをテーマに研究してきました(写真作成|Localprime)

実際の体験の様子

初回の6月は北インド編からスタートしました。正直なところ、企画側としては「ちゃんと集まってもらえるだろうか」「楽しんでもらえるだろうか」という不安も大きかったのを覚えています。
しかし、回が進むにつれてその不安は少しずつ和らいでいきました。
7月は南インド、9月はスリランカ、10月はタイ、11月はインドネシアと、毎月異なる国のカレーをテーマに“旅するようなレッスン”を重ねていきました。
「このスパイス、家でも使ってみました」「次はこの国のカレーも知りたいですね」といった声が自然に生まれ、参加者同士の会話も回を重ねるごとに深まっていくのが印象的でした。
12月の北インド+チャイ編は、「前回参加できなかったから、もう一度やってほしい」という参加者の声をきっかけに実現した特別回です。もともとは予定に入っていなかった回でしたが、たくさんの温かい後押しをいただき、今年の締めくくりとして開催することができました。
スパイスの香りに包まれながら、これまでの回を振り返り、笑い合い、少し名残惜しさを感じた時間は、私たちにとっても忘れられないひとときです。

テーマが変われば全くことなるカレーが楽しめました。写真はタイ編カレー(写真撮影|Localprime)

ヒンホイさんと、この場が生まれた背景

この研究室は、カレー料理店「ヒンホイ」の店主・桑原さんと一緒にスタートしました。
アジア各地を旅する中で出会ってきた、地域ごとにまったく異なるスパイス文化や料理。その面白さや奥深さを、「もっと身近に」「もっと楽しく」伝えたい——そんな思いが、この研究室の原点です。
スパイスカレーが好き、多国籍料理が好き、美味しいごはんを囲む時間が好き、旅の話が好き。
それぞれ違う“好き”を持った人たちが、同じテーブルを囲み、同じ鍋をのぞき込み、同じカレーを味わう。その光景こそが、この半年間で得られた一番の財産だと感じています。
皆さんの温かい参加と応援のおかげで、2026年からは「スパイスカレー研究室・第2シーズン」がスタートします。
1月は東インド、2月はビリヤニ、3月はゴア地方のポークビンダルとチェティナードカレー。いずれも、参加者の皆さんの声から生まれたテーマです。
これからも、一緒に学び、味わい、楽しむ時間を重ねていけたら嬉しいです。
心から、ありがとうございました。

カレー伝道師のヒンホイさん。いつもありがとうございます(写真撮影|Localprime)

※この記事の情報は2025年12月の情報です。

第2シーズンも受付開始しました!
予約ページへ移動します

カレー料理店ヒンホイ

住所

〒650-0011
神戸市中央区下山手通5-8-14 山手ダイヤハイツ店6号
Googlemap

電話番号

078-382-0073

営業時間

・月曜〜金曜日 9:00〜15:30
・日曜・祝日 9:00〜21:30

定休日

土曜日

アクセス

▽ 電車の場合
・神戸市営地下鉄西神・山手線「県庁前」駅から徒歩3分
・JR神戸線/阪神本線「元町」駅から徒歩8分
▽ バスの場合
・神姫バス「地下鉄県庁前(免許更新センター)」バス停から徒歩3分

SNS

Instagram | @hinghoi_curry

この記事を書いた人
Localprime編集部
酒井
思い立ったら国内外どこへでも旅に出るタイプ。現地で感じた空気や味、出会いをヒントに新しい企画を生み出すのが得意。笑顔と好奇心がエネルギー源で、カレーやスパイス、餃子など、世界の食文化に目がない。旅と食から、次の物語を紡いでいます。

よく読まれている記事

あわせて読みたい記事

LINE Instagram X facebook Youtube
MENU
CLOSE