北播磨エリアの魅力を“学び”を通して深く味わう「北播磨フィールドパビリオン魅力体験バスツアー第3弾」。
今回のメインは、加西市の鶉野飛行場跡「soraかさい」、そして加東市の加東アート館。
私は企画担当兼添乗員として同行し、参加者のみなさんと一緒に歴史・文化・アートが混ざり合う一日を体験してきました。
ただの後日談ではなく、北播磨周遊観光のモデルコースとしてそのまま活用できる内容としてお届けします。
ツアーのスタートは加西市の平和祈念施設「鶉野飛行場跡 soraかさい」。
実物大の「紫電改」や「九七式艦上攻撃機」に、参加者の皆さんは思わず足を止め、歴史の重みを静かに受け止めている様子でした。
展示室には、飛行場建設から終戦までの資料・写真・映像が並び、知られざる地域の戦争史を深く学べます。
ガイドさんの案内で巨大な防空壕跡へ進むと、ひんやりした空気と暗がりが当時の緊張感をよみがえらせるようでした。
特攻隊「白鷺隊」を紹介する映像シアターでは、多くの参加者が息をのむほどの集中。静かな時間が流れました。
「個人では知れない歴史をガイド付きで学べてよかった」
「改めて平和の大切さを感じた」
といった声が多く、旅の序盤ながら深い体験となりました。
兵庫県加西市鶉野町2274-11
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079-049-8100
9:00~18:00
不定休
※来訪時は公式情報をご確認ください。
・大阪・神戸方面から
車で約70分
(中国道加西ICから約10分)
・姫路・加古川方面から
車で約35分
あり
見学後は、加西市の老舗「割烹 酒楽」でミニ会席ランチ。
大阪や姫路の市場から仕入れる新鮮な魚を使った料理は「期待以上」「品数がちょうどよくて贅沢」と大好評でした。
和の落ち着いた空間で、午前中の学びを振り返りながらの食事は、ツアーならではのひと息の時間でした。
午後に訪れたのは、加東市の「加東アート館」。
最新AR技術を使った作品やトリックアートが館内のあちこちに展示されており、スマートフォン片手に撮影を楽しむ参加者の姿が印象的でした。
絵の中に入り込むような不思議な体験に、
「ARとアートの融合がとても新鮮!」
「世界観に浸れて楽しかった」
と笑顔が広がります。
午前の“静”の学びから一転、午後は“動”の楽しさが強いコントラストとなり、1日を通してメリハリのあるモデルコースになりました。
兵庫県加東市社50
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0795-48-4915
10:00~17:00
水曜日休館
中国自動車道「滝野社IC」から約10分
あり
締めくくりに立ち寄った小野市の「JIMOTO select いちいち」。
地元の手仕事雑貨や食品が揃い、「どれも素敵で迷う…!」と多くの参加者が楽しそうに店内を巡っていました。
旅の余韻を持ち帰るのにぴったりのショッピングタイムとなりました。
兵庫県小野市浄谷町3294-1
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079-470-9731
11:00~17:00
火曜日
三木小野ICから車で30分
あり
今回の周遊モデルコースは、
歴史を学び(soraかさい)
→ 味わって休息し(酒楽)
→ アートで感性を刺激し(加東アート館)
→ 地元の魅力を持ち帰る(いちいち)
という、北播磨の多面性を凝縮した一日となりました。
参加者からは
など好評の声が寄せられました。
添乗員として同行する中で、参加者一人ひとりが「新しい気づき」や「驚き」を見つけていく瞬間を間近で見られたのは、企画担当として何よりの収穫でした。
北播磨には、まだまだ伝えたい“知と感性の旅”の可能性がある──
そう実感できる一日でした。
※2025年11月時点の情報です。
※神姫バスが企画催行したツアー情報に基づきます。