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杉原紙×tamaki niime|兵庫・多可町&西脇で楽しむ大人の社会見学ツアーをレポート

9月27日に開催された「オープンファクトリーツアー『もっぺん』」は、兵庫県多可町と西脇市が合同で実施する特別企画。“紙・鶏・布”をテーマに、地域に根ざした本物のものづくりを見て・触れて・味わう一日でした。私は添乗員として同行し、参加者の皆さまと共に「つくる人」と「伝える旅」の現場をめぐりました。

杉原紙研究所で紙漉き体験

旅の始まりは、多可町「杉原紙研究所」。1300年の歴史を誇る“日本最古の和紙”づくりの現場に、皆さま興味津々。清らかな水と職人の手の動き、自然素材の香りに包まれながら、いざ紙漉き体験へ。参加者は真剣な表情で楮(こうぞ)をすくい上げ、自分だけの一枚を仕上げていきます。「昔から一度は体験してみたかった紙漉きができて本当に満足でした」との声が多く、静かな作業の中に“ものづくりの集中”を感じられる時間となりました。

杉原紙研究所

住所

〒679-1322
兵庫県多可郡多可町加美区鳥羽768-46

電話番号

0795-36-0080

営業時間

9:00〜17:00

定休日

休館:水曜・年末年始

アクセス

JR「西脇市駅」から神姫バス「鳥羽上」下車徒歩すぐ

URL

https://sugiharagami.takacho.net/

エーデルささゆりで味わう播州百日どりランチ

昼食は「エーデルささゆり」にて。地元ブランド鶏「播州百日どり」を使用したオリジナルランチは、やわらかくも旨味が深い味わいで、「想像以上に美味しかった!」と好評。自然光が差し込むレストランで、地元の味覚を堪能しながらほっと一息。旅の前半の余韻に浸る時間となりました。

エーデルささゆり

住所

〒679-1324
兵庫県多可郡多可町加美区轟799-127

電話番号

0795-36-1116

営業時間

11:00~20:00

定休日

休館:木曜

アクセス

中国自動車道 滝野社ICから約30分

URL

https://www.edel-sasayuri.com

杉原紙を使った行灯づくり

紙漉き体験のあとは、自分ですいた杉原紙を使って“世界でひとつ”の行灯づくりに挑戦。木枠に和紙を貼り、自由にちぎって重ね、灯りのデザインを完成させていきます。灯がともると、柔らかな陰影が室内を包み、会場全体があたたかな雰囲気に。「自分で作った和紙を使ってデザインした行灯が完成して大満足。早速その晩に使って就寝。灯りがつくと本当に癒されました」と笑顔で話される参加者も。ものづくりの楽しさを“光”として持ち帰る、印象的な体験になりました。

多可町立 那珂・ふれあい館

住所

〒679-1105
兵庫県多可郡多可町中区東山539-3

電話番号

0795-32-0685

営業時間

9:00~17:00

定休日

月曜日、火曜日

tamaki niime Lab見学

午後は、西脇市の人気ブランド「tamaki niime」へ。自然光に包まれたLabでは、染め・織り・仕上げなど布づくりの工程を、実際のスタッフ案内で見学。糸が重なり、色が生まれ、布が命を宿す瞬間に、参加者からは「職人さんの手がまるでアーティストのよう」と感嘆の声が上がりました。見学後はお買物タイム。色も素材も異なる“イッテンモノ”のショールやウェアを手に取り、「世界にひとつの出会い」に胸を躍らせる姿が印象的でした。

tamaki niime

住所

〒677-0037
兵庫県西脇市比延町550-1

電話番号

0795-38-8113

営業時間

11:00~18:00

定休日

火曜日

URL

https://www.niime.jp/?srsltid=AfmBOor96n2QpYysBn6a5zCtERfox9h4n5BOEwR-MSs8AyNtPPCkcHPT

SNS

https://www.niime.jp

ツアーまとめとお客様の声

「紙」「光」「布」──それぞれの素材に込められた人の想いを体感できた今回のツアー。

参加者からは

「和紙すきも行灯づくりも、自分の手で作る楽しさが詰まっていた」
「自然に囲まれて癒され、美味しく、のんびり感を味わえた」
「播州織を実際に見学できて感動した」といった声が寄せられました。

添乗員として同行した私にとっても、ものづくりを通して地域の魅力が“心の灯り”として残る一日となりました。次回も「もう一度行きたくなる(もっぺん)」旅をお届けできるよう、さらに魅力を磨いていきたいと思います。

※この記事内容は2025年9月時点の情報です

この記事を書いた人
Localprime事務局
髙田
兵庫の山を歩く時間が、次の企画のヒントになることもしばしば。大学時代は応援団長としてグラウンドで声を張り上げていたが、今は地域の魅力を届ける“裏方”として日々奮闘中。北播磨エリアによく出没します。

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