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こんなところに「きらっと」
酒米の王様・山田錦の一大産地、三木市(みきし)にある株式会社稔樹-miki-。姫路駅より車で約40分、三木駅から徒歩で30分。原料となる米作りからお菓子やパン等の最終製品まで一貫して自社で行い、最終製品を作る工場では一切小麦粉を扱わないという徹底ぶり。工場には小さな直売所も併設されており、米粉で作られたスイーツやパン等が販売されています。
2021年、稔樹-miki-は、大阪で米粉を使用したお菓子屋さんと三木市の農家さんとで立ち上げた会社で、2022年に現在の所在地である三木市へ移転。そこで三木市が日本一の山田錦の産地であるということもあり、山田錦を使ったバウムクーヘン作りに挑戦。初めは失敗もありましたが、レシピの改良を重ね、ついに求めていた小麦粉に匹敵するふんわりでしっとりとした食感を実現しました。
はじめは近くの道の駅やJAの直売所等への卸売りのみでしたが、口コミで評判が広がり、工場にも商品を求めてお客様が直接来られるように。急遽、事務所として使用していた場所を直売所として開設。それから毎日のように多くのお客様が山田錦バウムを求めて訪れます。
【稔樹-miki-山田錦バウム 公式Instagramはコチラ】
ここが「きらっと」
「稔りが大樹のように育ってほしい」という思いが稔樹の名前の由来だそうですが、偶然にも読み方は「三木」と同じ。「三木市と言えば山田錦」ということもあり、地元を中心に応援してくださるファンも多く、看板商品の「山田錦バウム」は置くところ置くところで評判を呼ぶ人気商品です。筆者もいただきましたが、「本当に米粉で出来ているの?」とビックリするぐらい、普段食べている小麦粉のバウムクーヘンと変わらない食感で、とても美味しかったです。
【稔樹-miki-山田錦バウム 公式Instagramはコチラ】
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稔樹は、スイーツに加えて、パンやお好み焼き粉、さらに将来的には麺製品の製造にもチャレンジすることで、米粉製品を通じてお米の日常的な消費を増やしていくことを目指しているそう。小麦粉製品と変わらない味や食感を米粉で実現することで、消費者に米粉を日常の選択肢として認識してもらいたいという意図があります。
また日本国内で消費される小麦粉のほとんどが外国からの輸入に頼っている現状を考えると、地元のお米を活用して米粉製品を作ることで、消費者に地産地消という選択肢を増やし、ひいてはお米を作る農家にとっても「作る価値」を再確認するきっかけとなります。
人々が何を食べるかは、単なる個人の選択を超え、農業をはじめとする産業や地域経済、さらには環境保全にもかかわってきます。稔樹は、今まで小麦粉製品が担っていた食べ物の一部を米粉製品に取って代わることで、私たちの食生活に地産地消という新たな選択肢で提供することを目指しております。
メッセージ
最後に株式会社稔樹の営業部長・打越さんからメッセージをいただきました。「小麦アレルギーの人は、小麦アレルギー対応の食事をする。一方、小麦を食べられる人は、小麦を使ったパンや麺等様々な食品を口にできる。もし、小麦製品と同じ美味しさを小麦を使用せず作ることが出来たとしたら、みんなで同じものを一 緒に食べることができると考えました。以前は、米粉に比べて小麦粉の方がふんわり・しっとりといった食感で勝るのが常識でしたが、山田錦と出会い、商品開発や技術でどうにかできると確信しております。今後も、誰もが美味しく食べられる米粉の商品を作ることで、現代の食文化に新たな選択肢を増やし、日本の米作りも守っていきたい。そのためには毎日気軽に食べられるというレパートリーが必要なので、 お菓子だけでなく、パン等様々な商品づくりに挑戦したいです。そして皆さんに選ばれる存在になりたいと思っています。」と打越さん。
この想いに「きらっと」した輝きを感じました。
(編集部 松下)
※本記事は取材時点の情報です。価格は税込み表示です。商品内容や価格が変更となる場合があります。
株式会社稔樹-miki-
住所 | 兵庫県三木市別所町東這田8-1 |
電話番号 | 0794-88-8351 |
営業時間 | 10:00~17:00 |
定休日 | 月曜日 |
アクセス | 三木駅から徒歩30分 姫路駅から車で約30分 |
駐車場 | あり |
HP | グルテンフリーの山田錦スイーツ | 株式会社稔樹 -miki- (mikifarm.jp) |
SNS | グルテンフリー山田錦バウム-miki- (@miki_yamadanishiki_farm) • Instagram |