創業から100年以上、兵庫県姫路市でトタンバケツをつくり続けてきた渡辺金属工業。
安価な海外製品の流入やライフスタイルの変化により、バケツの需要が縮小する中で、同社は「バケツの使い方そのものを変える」という逆転の発想で道を切り拓いてきました。
暮らしに馴染むデザインの「OBAKETSU」と、インテリア性を高めた「TUBシリーズ」。昔ながらの道具でありながら、新しい使い方を提案するプロダクトは、いま全国に静かなファンを増やしています。
姫路駅前の拠点「MONZEN」では、そんなOBAKETSUとTUBを実際に手に取り、サイズ感や質感を確かめながら選ぶことができます。本記事では、日本で唯一のバケツ専門メーカーとして歩んできた渡辺金属工業の取り組みと、地場産業の底力に迫ります。
兵庫県姫路市南八代町に本社を構える渡辺金属工業株式会社は、創業100年を超えるトタンバケツ専門メーカーです。
大量生産・大量消費の時代を経て、バケツ市場は価格競争と海外製品の台頭にさらされてきました。その中で、同社は日本製の素材にこだわり、職人の手仕事を守りながら、暮らしの変化に合わせたバケツのあり方を模索してきました。
単なる「水を運ぶ道具」ではなく、暮らしの風景に置きたくなる存在へ。
その思想から生まれたのが、自社ブランドの「OBAKETSU」と、よりインテリア性を高めた「TUBシリーズ」です。
かつてバケツは、掃除や庭仕事など“必要だから買うもの”という位置づけでした。
しかし渡辺金属工業は、あえてその前提を疑います。「暮らしの中で“見せたくなる”バケツとは何か?」──その問いから、色や質感、フォルムにこだわったOBAKETSUシリーズが生まれました。
TUBシリーズは、その発想をさらに進化させたラインです。
収納やサイドテーブル、プランターカバーなど、用途をひとつに限定しないデザインで、「これがバケツ?」と驚いてしまうような佇まいをしています。
金属ならではのシャープさと、手仕事由来の温かみが同居したプロダクトは、インテリア好きの方の目にも新鮮に映るはずです。
バケツの需要が縮小する中で、渡辺金属工業も決して順風満帆ではありませんでした。
安価な海外製品の影響もあり、事業が傾きかけた時期には、何度も「やめるべきか」を考える局面があったといいます。
それでも同社が選んだのは、コストを削って海外製に寄せる道ではなく、「日本製の素材と職人技に価値を見出す」方向でした。
結果として、同社のバケツは“消耗品”ではなく、長く使い続けるロングライフな生活道具として再定義されていきます。
庭の道具入れ、子どものおもちゃ収納、ベランダのごみ箱、アウトドアギアの整理……。
使い手のアイデア次第で用途が増えていくOBAKETSUやTUBは、単なるプロダクトを超えて、「暮らしを一緒につくるパートナー」として選ばれ始めています。
姫路といえば、世界遺産・姫路城を中心とした城下町として全国的にも知られる街です。
一方で、金属加工をはじめとするものづくりの街としても長い歴史があり、渡辺金属工業はその一端を担ってきました。
100%日本製素材にこだわり、地域に根ざした工場で職人たちが一つひとつバケツを仕上げていく──。
その姿勢は、単に製品を供給するだけでなく、「地場産業の技術と誇りを次世代につなぐ」という役割も果たしています。
近年は自治体による地場産業の紹介動画や、さまざまなメディアでも取り上げられ、姫路発のロングライフデザインとして注目を集めています。
OBAKETSUやTUBシリーズの魅力は、なんといっても「暮らしの中での収まりの良さ」です。
艶を抑えたトタンの質感や、カラーリング、サイズ展開など、インテリアとの相性を意識した細やかな工夫が随所に込められています。
こうした具体的な使い方がイメージしやすいのは、単に「見た目が良い」だけでなく、実際の暮らしの動線を想像しながらつくられているからこそ。
口コミでも「想像していた以上に丈夫」「サイズ違いで揃えたくなる」といった声が多く、リピート購入につながっている点も印象的です。
オンラインで情報収集や購入ができる時代とはいえ、金属の質感やサイズ感は、画面越しでは伝わりにくいもの。
そこで心強いのが、姫路駅前の拠点「MONZEN HIMEJI Local Gateway 」の存在です。
MONZENでは、渡辺金属工業が手がけるOBAKETSUとTUBシリーズを実際に手に取り、色味や重さ、サイズ感を確かめながら選ぶことができます。
“地場産業のショールーム”でもあるこの場所は、単に商品を並べるだけでなく、背景にあるストーリーや地域性も一緒に感じられる空間です。
「ネットで見て気になっていたけれど、実物を見て“思っていた以上に良い”と感じてくださる方が多いんです。」
そんな声が聞こえてきそうな、出会いの場となっています。
渡辺金属工業のバケツは、単なる昔懐かしい道具ではありません。
100年以上続くものづくりの技術と、時代に合わせて形を変えてきたアイデアの結晶です。
「部屋に置いても邪魔にならない収納がほしい」
「長く使える道具をひとつずつ揃えたい」
「せっかく買うなら、背景にストーリーがあるものを選びたい」
そんな方は、ぜひ一度、姫路駅前のMONZENやlocal primeの情報から、OBAKETSUとTUBの世界に触れてみてください。
地場産業の底力と、暮らしを少しだけ豊かにしてくれる“バケツの新しいかたち”に出会えるはずです。
姫路駅前の「MONZEN HIMEJI Local Gateway 」では、OBAKETSUとTUBシリーズを実際に手に取ってご覧いただけます。
サイズ感や色味を確認しながら、自分の暮らしにいちばんしっくりくる一品を見つけてみませんか。
〒670-0875
兵庫県姫路市南八代町9-12
1923年(大正12年)
家庭日用品(日本製トタンバケツ)の製造・販売
※2026年5月時点の情報です。