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【姫路】芝桜の名所でも知られる『ヤマサ蒲鉾』で工場見学や調理体験、あげたて天ぷらを楽しもう

『ヤマサ蒲鉾』

姫路駅からバスで約30分、緑に囲まれ自然豊かな夢前町に大正5(1916)年創業のかまぼこ会社『ヤマサ蒲鉾』があります。蒲鉾や揚げ蒲鉾(天ぷら)、竹輪などのねりものを製造・販売している同社の敷地内では、工場見学や蒲鉾作り体験が可能。直売店や飲食施設もあり、あげたての天ぷらや練りものを使った料理をいただけます。また、春は約21万株の芝桜が咲き誇る花の名所としても有名。そんな『ヤマサ蒲鉾』の見どころを紹介します。

食の安心・安全が実感できる工場見学と「かまぼこ作り体験教室」

写真提供:『ヤマサ蒲鉾』
写真提供:『ヤマサ蒲鉾』

『ヤマサ蒲鉾』は、大正5年に創業した播磨の老舗かまぼこ会社。姫路市内のほとんどの小学生は、工場見学に訪れるといわれているほど地元でも有名な企業で、蒲鉾や揚げ蒲鉾(以下、天ぷら)、竹輪などのねりものを製造、販売しています。本社があるのは姫路駅から神姫バスで約30分の「夢前町」。近くには夢前川が流れており、自然豊かな場所です。

「かまぼこ工房  夢鮮館」

『ヤマサ蒲鉾』の本社では、工場見学ができるほか、『ヤマサ蒲鉾』の商品が買える直売所「かまぼこ工房  夢鮮館」、『ヤマサ蒲鉾』が手がける海老カツを使ったハンバーガーがいただける「茶房 一福」があります。「かまぼこ作り体験教室」(有料)や、足湯も楽しむことができ、見どころがたくさん!小さな子どもから年配の方まで年代問わず、おすすめできるスポットです。

かにつめ風蒲鉾発祥の地としても有名
かにつめ風蒲鉾発祥の地としても有名

工場見学は10時スタートと、14時スタートの1日2回行われており、無料で参加できます。事前予約は不要で、時間が近づいたら「夢鮮館」正面入口の「集合場所」と書かれた看板前に行けばOKです。

見学ができるのは、第1工場の「カニカマ製造ライン」と第2工場の「竹輪・蒲鉾製造ライン」の2カ所。工場は平屋建てになっていて、製造から出荷までの工程が一直線のラインで完結する設計となっています。

蒲鉾に関するクイズを紹介したパネルもある
蒲鉾に関するクイズを紹介したパネルもある

スーパーでもおなじみの商品が、食の安心・安全へのこだわりのもと、こうして作られていると改めて知ると感慨深く、大人も十分楽しめる内容です。所要時間は20分ほどなので、ぜひ見学してください。

「かまぼこ作り体験教室」

『ヤマサ蒲鉾』では有料で「かまぼこ作り体験教室」も実施しています。体験でつくるのは、蒲鉾と竹輪の2種類。講師のレクチャーのもと、工場内で味付けした新鮮なすり身を使って、世界でひとつだけのオリジナル蒲鉾&竹輪がつくれます。

まずは映像で体験内容の流れをチェック
まずは映像で体験内容の流れをチェック
写真提供:『ヤマサ蒲鉾』
写真提供:『ヤマサ蒲鉾』

開催時間は9時スタートと、13時スタートの1日2回。調理時間に1時間、蒸し上がりに1時間ほどかかるため、まずは蒲鉾&竹輪作り体験をしてから、工場見学やショッピングを楽しむのがおすすめです。

かまぼこ作り体験教室
開催時期:通年
体験場所:ヤマサ蒲鉾(株) 夢鮮館 地下1階
開催時間:9:00開始、13:00開始のどちらかを選んで下さい ※ 前日の17:00までに要予約
所要時間:作1時間+蒸し上がり1時間
催行人数:1~20名
対象年齢:4歳以上 ※中学生以下の方が参加される場合は、高校生以上の方の同伴が必要
体験料:1人 1,500円(税込)
休み:火・土曜、その他工場休業日、12月29日~1月3日 ※詳しくは要問い合わせ
問い合わせ先:079-335-1055(ヤマサ蒲鉾 総務部、 9:00~17:00)
※予約の空き状況は、お問い合わせください。
※原料の一部に卵、大豆が使用されています。          

直営店限定商品やあげたて天ぷらが買える「夢鮮館」

「夢鮮館」

蒲鉾作り体験や工場見学が終わったら、「夢鮮館」へ立ち寄ってみましょう。「夢鮮館」の1階では、『ヤマサ蒲鉾』で製造している商品が買えるショップがあるほか、天ぷらの実演揚げ売りコーナーも併設されています。

直営店

ショップでは、直営店(大手前店・ピオレおみやげ館店・SANYO店、いずれも姫路市内)でしか買えない限定商品の販売も。プレゼントや自分用のお土産に、ぜひどうぞ。

パッケージに姫路城のイラストが描かれていた、「バジル入り」、「鱧皮入り」、「あなご」の3種類の蒲鉾は姫路土産にもぴったりです。人気ナンバーワンは『あなご蒲鉾』(860円)。蒲鉾の中には、地元龍野の醤油を使用したタレで丁寧に焼き上げたアナゴが入っています。

『鱧皮かまぼこ』(3,500円)

年賀やお中元、お歳暮などギフトには、『鱧皮かまぼこ』(3,500円)がおすすめ。ハモの皮を丁寧に剥ぎ、身をすり身にして皮に塗りつけたハモ100%の蒲鉾です。

『ヤマサ蒲鉾』

「夢鮮館」を訪れたら、ぜひ食べてみてほしいのが「天ぷらの実演揚げ売りコーナー」の天ぷら。「チーズ」、「玉ねぎ」、「れんこん」、「ホタテ」、「タコ」など、味の種類も豊富で、どれを買おうか選ぶのも楽しいです。

『城下町どっぐ』(180円)

チーズをたっぷりと練り込んだチーズ蒲鉾を、ふんわりとした甘い生地で包んだ『城下町どっぐ』(180円)も人気商品のひとつです。ぜひ温かいうちにどうぞ。

購入した商品は「夢鮮館」2階の休憩所でもいただけます。窓際の席は眺望もよく、山の緑を眺めながらゆっくりひと休みするのもいいですね。

茶房や蕎麦がいただける飲食店も

「夢鮮館」の右隣にある「茶房 一福」では、ハンバーガーやスイーツ、ドリンクを提供しています。店内は木の温もりが感じられる落ち着いた空間。座席は、テーブル席とカウンター席があります。

店内
店内

今回おすすめを聞いていただいたのは、人気メニューの『ブレンドコーヒー』(350円)、『一福バーガー』(500円)、『季節のジェラート』(600円)の3品。『ブレンドコーヒー』は、姫路の人気自家焙煎珈琲店「NAKAZAKI COFFEE ROASTER(ナカザキコーヒーロースター)」と試行錯誤して生まれたヤマサブレンドを使用。苦味がなくて飲みやすく、まずはブラックで味わってみてください。

『一福バーガー』

『一福バーガー』には、『ヤマサ蒲鉾』のエビカツを使用。ふんわりとしたバンズにエビカツとキャベツ、たっぷりトッピングされたタルタルソースが入っていて、食べごたえ十分です!

『季節のジェラート』

『季節のジェラート』は、高級ホテルや料亭などでも取り扱われている「トゥロワムスカテール」のジェラートを提供しています。味の種類は定番に加えて、季節限定のものが時期によって入れ替わります。「丹波の黒豆」味は、丹波産の黒豆きなこと、ふっくら炊き上げた丹波黒豆をジェラートに練り込んだ贅沢なひと品。コーヒーとの相性もぴったりのジェラートです。

写真提供:『ヤマサ蒲鉾』
写真提供:『ヤマサ蒲鉾』

また、『ヤマサ蒲鉾』から車で約1分のところには、石臼で丁寧に挽かれた蕎麦がいただける「夢乃そば」があります。蕎麦以外には丼ものメニューなども用意。併設の売店では、『ヤマサ蒲鉾』の商品はもちろん、地元産の新鮮な野菜、お菓子、雑貨なども販売しているので、ぜひ立ち寄ってみてください。

毎年4月中旬〜5月上旬に見ごろを迎える「芝桜の小道」

写真提供:『ヤマサ蒲鉾』
写真提供:『ヤマサ蒲鉾』

『ヤマサ蒲鉾』といえば、毎年4月中旬〜5月上旬に見ごろを迎える芝桜の名所としても知られています。敷地内に咲く芝桜の数は、なんと約21万株!あたり一面に広がるピンクの花は圧巻です。この芝桜を目当てに毎年7万人近くの人が訪れ、『ヤマサ蒲鉾』名物のひとつといわれています。

大正時代から続く老舗蒲鉾会社『ヤマサ蒲鉾』。その本社には、蒲鉾など練りものについて学べる工場見学施設があるだけでなく、世界でひとつだけの蒲鉾&竹輪作り体験ができたり、おいしい料理を食べたり、直売店限定商品を買えたりと、楽しいことが目白押しでした。自然豊かな場所で最新鋭の設備を整え、伝統の手づくり技法を守りながら、安心・安全、そしておいしい蒲鉾作りを続けています。休日は、そんな『ヤマサ蒲鉾』の思いが詰まった場所へ、でかけてみませんか?

(ライター 中田/ウエストプラン)

※本記事は取材時点の情報です。価格は税込み表示です。商品内容や価格が変更となる場合があります。最新情報は公式HPをご確認ください。

ヤマサ蒲鉾

住所兵庫県姫路市夢前町置本327-16
電話番号079-335-3555
営業時間夢鮮館9:00〜17:00
定休日年末年始
アクセスJR姫路駅(北口)から、神姫バス「前之庄行き」で30分
「清水橋西詰」バス停下車、徒歩約15分
夢前スマートICから車で約10分。または山陽姫路西ICから車で15分
駐車場あり(40台)
HPhttps://www.e-yamasa.com/
SNShttps://www.instagram.com/yamasa_kamaboko/

株式会社ウエストプラン

松田きこ、かさはらみのり、中田優里奈、都志リサほか、兵庫県に精通した女性ライターが、観光やグルメ情報を中心に、阪神間や丹波・丹波篠山を縦横無尽に駆け回って取材します。

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