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平和のモニュメント「火の鳥」がお出迎え
![『宝塚市立手塚治虫記念館』](https://local-prime.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/s-tezuka_01-755x1024.jpg)
5歳から24歳まで、約20年間を自然豊かな街・宝塚市で過ごした手塚治虫。数々の作品を通じて表現し続けた「自然への愛」「生命の尊さ」をテーマに、1994年4月『宝塚市立手塚治虫記念館』が設立されました。ヨーロッパの古城をイメージしたユニークな外観と、手塚マンガを代表するモニュメントを目印に。空へと翼を広げる「火の鳥」は、「戦争のない平和がつくられ、宇宙に存在するすべての命が大切にされますように」そんな願いを込め、「宝塚市平和モニュメント」として開館翌年に建設されたそうです。
![広々としたエントランス](https://local-prime.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/s-tezuka_02-1024x768.jpg)
さっそく中に入ってみましょう!広々としたエントランスは天井も床も、遊び心がいっぱい。楽しげなステンドグラスには人気キャラクターたち、モザイクタイルが彩る手塚先生の笑顔や企画展示(年に3回入れ替え)の主役も出迎えてくれますよ。
![手塚治虫のメッセージ(「ガラスの地球を救え」より)をエントランスに掲示](https://local-prime.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/s-tezuka_03-1020x1024.jpg)
ゆかりの品や人気作品をすぐ間近で堪能
![ズラリと並んだカプセル](https://local-prime.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/s-tezuka_04-1024x768.jpg)
まずは、1階の常設展示室から。ズラリと並んだカプセルの中には手塚治虫ゆかりの品や作品に関する資料がギュッと詰まっています。「火の鳥(未来編)」に登場する、生命維持装置をモチーフにした展示カプセルは計40本!5歳からの約20年間を過ごした宝塚との関係や手塚少年を魅了した昆虫採集、貴重な医師免許など、一つひとつのカプセルに物語が込められています。
![「数々の作品から感じる世界観が大好きです!」足をとめ、じっくりと見入る来館者は東京から](https://local-prime.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/s-tezuka_05-1024x768.jpg)
![ブラックジャック](https://local-prime.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/s-tezuka_06-768x1024.jpg)
![年表](https://local-prime.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/s-tezuka_07-1024x683.jpg)
常設展示室のもうひとつの見どころは、こちらの「手塚治虫年表」。1928年に大阪府豊中市で生まれ、5歳のときに宝塚市へ。18歳から60歳まで、手がけたタイトルの総数は700作品、15万枚と圧巻!約40年にわたり、幅広い世代を対象とした作品群を休むことなく生み出してきたことを、長い長い年表が物語っています。
貴重な映像&オリジナルアニメを上映
![本人動画「手塚治虫 大いに語る」](https://local-prime.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/s-tezuka_08-1024x768.jpg)
カプセルの先に設置されたメッセンジャー機では、貴重な本人動画「手塚治虫 大いに語る」と、名だたる漫画家やアニメ監督によるメッセージ動画「手塚治虫を語る」を常時放映中。藤子不二雄、里中満智子、松本零士をはじめ、「機動戦士ガンダム」で知られる富野由悠季(とみのよしゆき)の映像も加わり、実に見ごたえたっぷりです!椅子に座ってゆっくり鑑賞することができるので、ちょっとひとやすみにもおすすめですよ。
![1階奥の映像ホール「アトムビジョン」](https://local-prime.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/s-tezuka_09-1024x768.jpg)
1階奥の映像ホール「アトムビジョン」では、記念館オリジナルアニメを月替わりで楽しむことができます。天井にもキャラクターがいきいきと描かれ、待ち時間もワクワク!
![ホールを出て右へ、廊下ぞいの壁画は撮影スポットとして人気](https://local-prime.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/s-tezuka_10-1024x768.jpg)
年に3回入れ替え!2階・企画展示室
![2023年春の企画展示は「リボンの騎士 3人のサファイアの物語」(6月25日まで開催中)](https://local-prime.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/s-tezuka_11-1024x768.jpg)
階段またはエレベーターで、2階へ。企画展示室は4カ月ごとに入れ替えながら、手塚作品をテーマにした展示をはじめ、人気アニメとのコラボ企画が展開されています。
![生原稿や原画をすぐ間近で見られる贅沢な空間](https://local-prime.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/s-tezuka_12-1024x683.jpg)
![春と秋には手塚作品に関する企画展を開催](https://local-prime.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/s-tezuka_13-1024x768.jpg)
春と秋には手塚作品に関する企画展を開催。「火の鳥」「ブッダ」「ブラック・ジャック」」「鉄腕アトム」などなど……ファンを魅了する展示が話題をよんできました(次回テーマは随時公式サイトでお知らせしています)。
![線の表情や墨の濃淡やホワイトの入り具合など、作品の息遣いが味わえます](https://local-prime.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/s-tezuka_14-1024x768.jpg)
来館記念にミュージアムショップでお買い物
![示室の先には、楽しげなショップ](https://local-prime.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/s-tezuka_15-1024x683.jpg)
展示室の先には、楽しげなショップ!来館記念やちょっとしたプレゼント選びもまた、楽しいひとときですね。
![限定キーホルダーなど、ここでしか買えないアイテムをチェックしてみて](https://local-prime.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/s-tezuka_16-1024x768.jpg)
![『ヒョウタンツギクッキー』(486円)](https://local-prime.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/s-tezuka_17-939x1024.jpg)
写真中央から時計まわりに、個包装がうれしい『ヒョウタンツギクッキー』(486円)、炭酸煎餅「黄金屋」とコラボした『玉子煎餅』(540円)、記念館限定『チョコラングドシャクッキー』(864円)、『手塚キャラクターズmt(マスキングテープ)』(198円)。つい、買いすぎてしまいました……。
![お目当てのキャラクターはいるかな?『チョコラングドシャクッキー』(864円)は35個入り](https://local-prime.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/s-tezuka_18-1024x768.jpg)
![BJ決めゼリフのステッカーはプレゼントに人気!『ブラック・ジャックステッカー 百五十億』(550円)](https://local-prime.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/s-tezuka_19-768x1024.jpg)
海外版も並ぶライブラリーは約2,000冊!
![「ようやく来ることができました!」大阪からの来館者は手塚ワールドを堪能中](https://local-prime.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/s-tezuka_20-1024x768.jpg)
これを楽しみに訪れるファンも多いという「手塚治虫ライブラリー」は、手塚治虫のマンガや関連図書が勢ぞろい。その数、約2,000冊!海外版や点字版もそろいます。
![「手塚治虫ライブラリー」](https://local-prime.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/s-tezuka_21-1024x768.jpg)
![「情報・アニメ検索機」](https://local-prime.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/s-tezuka_22-1024x768.jpg)
ちょっぴり近未来的なフォルムの「情報・アニメ検索機」。手塚治虫本人や作品に関する多彩なデータ、アニメ作品のほとんどが自由に閲覧OK!キャラクターたちとのゲームにもチャレンジしてみて。
![「ジャングル大帝」の世界観に包まれた、可愛いフラワーテーブル](https://local-prime.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/s-tezuka_23-768x1024.jpg)
「ジャングル大帝」の世界観に包まれた、可愛いフラワーテーブルでホッとひと息。奥の休憩スペースは靴を脱いで、小さなお子さんもご一緒に。
![「テーマ展示棚」](https://local-prime.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/s-tezuka_24-1024x683.jpg)
「スターシステム手帳」や「新宝島」、宝塚歌劇の影響や、舞台の取材マンガの展示など、「手塚治虫が宝塚時代に描いた作品」というテーマで年代別に並べられた「テーマ展示棚」。さらに詳しく、作品がもつ世界観を味わうことができるようにと工夫されています。
G階・アニメ工房でアニメ制作体験を
![「アニメ工房」](https://local-prime.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/s-tezuka_25-1024x768.jpg)
さぁ、最後のフロア・G階へ。鉄腕アトムのロボット工場さながらの空間は雰囲気たっぷり!コンピューターが並ぶ「アニメ工房」では、手軽なアニメ制作体験を楽しむことができますよ。
![画用紙2枚または5枚の絵を描いてオリジナルアニメを制作(※実施時間など詳細は公式サイトをご確認ください)](https://local-prime.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/s-tezuka_26-1024x768.jpg)
![手塚治虫の仕事部屋](https://local-prime.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/s-tezuka_27-1024x768.jpg)
工房の奥、壇上でマンガを描いている手塚先生を発見!そう、ここは手塚治虫の仕事部屋なのです。
![こちらを振り返る瞬間に出会えたら、ラッキー!?](https://local-prime.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/s-tezuka_28-1024x768.jpg)
![キャラクターのポーズをマネしてみよう!](https://local-prime.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/s-tezuka_29-1024x768.jpg)
![隣接する「宝塚文化創造館」の庭に点在するキャラクターもぜひ探してみて](https://local-prime.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/s-tezuka_30-1024x768.jpg)
兵庫県内はもちろん、大阪や奈良・京都からもアクセス便利な『手塚治虫記念館』。時を経ても色あせない作品群からは手塚少年の情熱や平和への願い、命の尊さなど多彩なメッセージを受け取ることができるはず。再入館システムも上手に活用しながら見て、触れて、手塚治虫の世界を心ゆくまで堪能してくださいね。
(ライター 外園 佳代子)
※本記事は2023年4月時点の情報です。価格は税込み表示です。商品内容や価格が変更となる場合があります。
宝塚市立手塚治虫記念館
住所 | 兵庫県宝塚市武庫川町7番65号 |
電話番号 | 0797-81-2970 |
営業時間 | 9時30分~17時(入館は16時30分まで) |
休館日 | 毎週月曜(祝日、春休みおよび夏休み中は開館)、年末(12/29~12/31) ※その他臨時休館日あり(開館日カレンダーをご確認ください) |
入館料 | 大人700円(560円)、中・高生300円(240円)、小学生100円(80円) ※カッコ内は団体料金(10人以上) |
アクセス | JR・阪急「宝塚」駅下車、「花のみち」を徒歩約10分 阪急「宝塚南口」駅下車、宝塚大橋を渡り徒歩約7分 |
駐車場 | 宝塚文化創造館駐車場(三井のリパーク、24時間営業)を利用 ※通常時間(8時~20時)最初の20分間無料、以降20分ごと100円、 最大800円(水曜500円) ※入館受付時に駐車券提示で、1時間無料券をお渡しします |
公式サイト | https://www.city.takarazuka.hyogo.jp/tezuka/index.html |
SNS | https://twitter.com/OTMM_Staff |
![](https://local-prime.com/wp/wp-content/uploads/2023/05/hokazono-768x1024.jpg)
ライター 外園 佳代子(ほかぞの かよこ)
令和の幕開けに、大阪から生まれ育った町・西宮へとリターン。虎の聖地・甲子園球場ま で自転車で行けちゃうライター&絵てがみ作家、書写教室指導者、不妊ピア・カウンセラ ーです。ふと気づけば4足のわらじを履きこなしながら、でもやっぱり!取材を通じての出 会いに心ときめく日々。最も長いライター人生で(私にしか読めない字で)書きためた取 材ノートを、いつの日か読み返すことが老後の楽しみです。