fbpx
Local Prime

TOPIC/読み物

四季折々の美しい庭園が楽しめる『神戸市立須磨離宮公園』

『神戸市立須磨離宮公園』

神戸市須磨区にある『神戸市立須磨離宮公園』は、かつて皇室の別荘で「武庫離宮」と呼ばれていました。「神戸市立須磨離宮公園」として開園したのは、1967年のこと。現在は、四季折々の花が楽しめる施設として神戸市民をはじめ、多くの観光客が訪れるようになった神戸の人気観光スポットの一つです。特に、5月と10月に見ごろを迎えるバラ園は、世界のさまざまな品種のバラが鑑賞できると人気。子どもが遊べるアスレチック遊具もあり、家族連れでも楽しめます。

春と秋に約180種4,000株のバラが咲き誇る庭園

写真提供:『神戸市立須磨離宮公園』
写真提供:『神戸市立須磨離宮公園』

『神戸市立須磨離宮公園』があるのは、山陽電車「月見山駅」または「須磨寺駅」「東須磨駅」から徒歩10分のところ。もともとは1914(大正3)年に、天皇のご宿泊場所「武庫離宮」として造営された別荘でしたが、1945年の神戸大空襲で御殿などの主要な建物が焼失。その後、進駐軍に接収された時期もありましたが、1956年に神戸市に返還され、1967年に『神戸市立須磨離宮公園』(以下『須磨離宮公園』)として開園しました。

「王侯貴族のバラ園」

園内には四季折々の草花が植栽されており、年間を通してさまざまな品種の草花を楽しむことができます。中でも、5月から6月と、10月から11月に見ごろを迎える「王侯貴族のバラ園」や「バラの歴史と文化園」「世界殿堂入りバラ園」では、約180種、4,000株のバラが一堂に鑑賞でき、毎年多くのひとが訪れます。

噴水

王侯貴族のバラ園は噴水を軸に左右対称で、ほぼ同じ品種のバラが植栽されているのが特徴です。
「王侯貴族コレクション」には、「プリンセスミチコ」「マサコ(エグランタイン)」「クイーン・エリザベス」といった皇室や王室、芸術家の名前がついたバラもあります。

『須磨離宮公園』のオリジナルローズ「茜離宮」
『須磨離宮公園』のオリジナルローズ「茜離宮」
花しょうぶ

2月は梅、4月はぼたん、6月は花しょうぶやアジサイ、秋は紅葉、12月から4月にかけてはツバキの花と、年間を通してさまざまな花が鑑賞できるので、季節ごとに訪れると、また違った景色が楽しめます。

「鑑賞温室」

公園の東側に位置する植物園には、亜熱帯・熱帯の植物が展示されている「鑑賞温室」があります。「ポインセチア展」など特別展示も催されるので、ぜひチェックしてください。

bee kobeプロジェクトから生まれた『RIKYU HONEY』

写真提供:『神戸市立須磨離宮公園』
写真提供:『神戸市立須磨離宮公園』

『須磨離宮公園』では、「bee kobe(ビーコウベ)プロジェクト」と題して2019年から園内の一般開放エリア外に養蜂のための巣箱を設置しています。採蜜されたはちみつは『RIKYU HONEY(離宮ハニー)』(1,200円~)というブランド名で商品化。園内や周辺地域の花から集められた蜜は、香りがよくおいしいと好評だとか。

写真提供:『神戸市立須磨離宮公園』
写真提供:『神戸市立須磨離宮公園』

はちみつの他にも、ミツロウを使用してつくったハンドクリームや、垂水の和菓子屋さんとコラボした『リキュウハニーのほしようかん』(350円)もあります。ハンドクリームは正門や東門の料金所、レストラン「GARDEN PARTAGE 須磨離宮」で、ほしようかんは垂水・須磨菓業会加盟店で販売中です。

子ども連れファミリーにおすすめの遊び場も

『須磨離宮公園』

花や緑など自然をたっぷりと満喫できる『須磨離宮公園』には、子ども連れファミリーが楽しめる遊び場もあります。特に、おすすめなのが28基の遊具が連続で配置された「フィールドアスレチック -子供の森冒険コース-」です。

「フィールドアスレチック -子供の森冒険コース-」

冒険ストーリー仕立てになっていて、ワクワク気分に。体をめいっぱい動かして、思い切り遊んじゃいましょう。

フィールドアスレチック -子供の森冒険コース-
対象:小学生以上 ※小学生未満の方は、保護者とともに無理のない範囲でご利用ください
利用時間:10:00〜16:00
詳細:https://www.kobe-park.or.jp/rikyu/about/athletic/
※運動靴着用(サンダル・スリッパなどでの利用はできません) 
※天候等により使用を中止する場合があります          

「児童遊園」

また、本園と植物園を結ぶ橋の近くには、ブランコや鉄棒など幼児向け遊具がある「児童遊園」も。高速道路の下にあり、夏場でも直射日光を避けて遊べます。

コンクリート製のすべり台

児童遊園の隣には、こんなに長いジャンボすべり台を発見!コンクリート製のすべり台で、スピードが出るので小さな子どもがすべるときには、保護者の方がサポートしてくださいね。

イートインでもテイクアウトでもOK!「GARDEN PARTAGE 須磨離宮」

写真提供:『神戸市立須磨離宮公園』
写真提供:『神戸市立須磨離宮公園』

『須磨離宮公園』はお弁当の持ち込みが可能で、天気の良い日はレジャーシートを広げたり、ベンチに座ってランチタイムを楽しむひとを、あちこちで見かけます。「フィールドアスレチック -子供の森冒険コース-」に隣接する「おべんとう広場」には屋根つきのテーブルとベンチもあるので、そこで食事をするのもいいですね。

写真提供:GARDEN PARTAGE 須磨離宮
写真提供:GARDEN PARTAGE 須磨離宮

せっかくだからカフェでいただきたいという方は、レストハウス内の「GARDEN PARTAGE(ガーデンパタジェ) 須磨離宮」へどうぞ。店名のPARTAGEは「分かち合う」を意味する造語で、「楽しい時間、美味しい料理、素敵な空間を大切な人と分かち合ってもらえる場に」という思いが込められています。

写真提供:GARDEN PARTAGE 須磨離宮
写真提供:GARDEN PARTAGE 須磨離宮

『十勝産小麦と生糀のバブルワッフル』(825円)は、園内で採れた純はちみつ 『RIKYU HONEY(離宮ハニー)』(もしくはメープルシロップ)をかけていただけます。

『あわじ鶏のチキン南蛮』(1,573円)

ランチタイムは、プレートセットが人気。こちらの『あわじ鶏のチキン南蛮』(1,573円)は、ジューシーなチキンと自家製のタルタルソースが絶妙にマッチしていて、ご飯が進む一品です。

チキンのプリプリ食感がたまらない!
チキンのプリプリ食感がたまらない!
『離宮ハニーレモンソーダ』(イートイン693円、テイクアウト550円)

お店の外では、お弁当やドリンクなどテイクアウト商品も販売しています。『離宮ハニーレモンソーダ』(イートイン693円、テイクアウト550円)は、『RIKYU HONEY(離宮ハニー)』で漬けたレモンが入っていて爽やかな香りが。暑い時期はごくごく飲める、さっぱりテイストのドリンクです。

GARDEN PARTAGE (ガーデンパタジェ)須磨離宮
定休日:須磨離宮公園の休園日に準ずる
HP:https://www.gardenpartage.com/           

四季折々の美しい花を楽しめる『須磨離宮公園』。園内はとても広く、散策するだけでもいい運動になります。バラの見ごろを迎える5月と10月はもちろん、それ以外の時期でもさまざまな花を鑑賞することができるので、季節ごとに訪れてみるのもいいでしょう。2023年7月24日(月)〜7月28日(金)にはちゃぷちゃぷプールで遊べる子ども連れファミリー向けのイベントも開催予定。来園前には、ぜひイベント情報もチェックしてくださいね。

(ライター 中田/ウエストプラン)

※本記事は2023年5月時点の情報です。価格は税込み表示です。商品内容や価格が変更となる場合があります。

神戸市立須磨離宮公園

住所兵庫県神戸市須磨区東須磨1-1
電話番号078-732-6688
営業時間9:00~17:00
定休日木曜(祝日の場合は開園)
アクセス山陽電車「月見山駅」または「須磨寺駅」「東須磨駅」から徒歩10分
駐車場あり(294台)
SNShttps://www.instagram.com/sumarikyu_kobe/
HPhttps://www.kobe-park.or.jp/rikyu/

株式会社ウエストプラン

松田きこ、かさはらみのり、中田優里奈、都志リサほか、兵庫県に精通した女性ライターが、観光やグルメ情報を中心に、阪神間や丹波・丹波篠山を縦横無尽に駆け回って取材します。

TOPへ