姫路城すぐそば。味も内装もこだわりのスパイスカレー専門店

「大手前通西」交差点を姫路城方面に路地を入って少し進んだところに、「spiceスエヒロ」はお店を構えています。
店内に入ると、まず大きなカウンターテーブルが目に飛び込んできます。
壁にはスパイスのボトルや、いろんな小物が並べられており、お洒落な雰囲気を醸しだしています。
聞けば、店内のカウンターやテーブルは全てオープン当時にオーナー自身がDIYで作成されとのことで、温かく優しい店づくりを心掛けているとのことです。
今ではDIYの技術も更に磨きが掛かっているそうです。

オーナーは料理人になってから、さまざまな種類の料理店で修行を積まれてきました。
そんな中、もともと趣味で食べ歩いていたスパイスカレー店で、行く先々のお店で出会う魅力的な店長の人柄に憧れ、またスパイスカレーという料理自体の自由な作風に惹かれ、自身もスパイスカレー店のオープンを目指すようになったとのことです。「インパクトがあるけれど毎日食べられる」をコンセプトに、飽きないカレー作りを目指しています。

今日は、人気の「あいがけカレー」とお店の名を冠した「スエヒロスペシャル」を頂いてみました。

あいがけカレーは、3種のカレーから2つの組み合わせを選んで注文します。
本日は「3種の鶏肉のチキンカレー」と「海老と野菜のグリーンカレー」の組み合わせチョイスしてみました。

チキンカレーは10種類のスパイスを使用しており、そこに南あわじ産玉ねぎがふんだんに入っています。コクと甘みを際立たせるため、しっかりと炒められています。
お店では毎日10～15㎏もの玉ねぎを使っており、チキンカレーの重要な顔の一つです。

具材がしっかりと入っていて、食感も良く、上に載っているキーマを混ぜると、さらに具材の味がひきたちます。
グリーンカレーはスパイシーかつココナッツミルクがクリーミーな味わいの、濃厚なカレーです。1口食べた瞬間にピリッとくる辛さはありますが、ただ、辛いカレーというわけではなく、そのあとはスルっと入る食べやすいカレーです。
スルスルっと食べやすいピリ辛のグリーンカレーと、しっかり食感があり優しい味のチキンカレーのあいがけは、最後まで飽きずに美味しく食べられました。あいがけカレーの組み合わせは、普段「チキンカレー」「グリーンカレー」「豆カレー」の3種から組み合わせを選びますが、日によっては気まぐれメニューとの組み合わせも出現するそうです！是非この目で確かめてください。

「スエヒロスペシャル」はそのボリュームに圧倒されます。
大きな皿には、まず3つのゾーンに配置されたメインのチキンカレー、グリーンカレー、豆カレー。その上には「自家製スパイス鶏ハム」、「パパド」、「親鶏の皮（オスの鶏皮）」、「サンボル」と「キーマカレー」と、まさにスペシャルの名にふさわしい全部乗せのカレーです。
チキンにルーが絡むことでトロみが増す絶妙の食感のチキンカレー。豆の食感とルーの相性が楽しめる豆カレー。スパイシーかつクリーミーなグリーンカレー。ここに、スリランカのココナッツふりかけであるサンボルがルーと混ざると、味変が発生し、さらに食が進みます。
インド豆のせんべい「パパド」を割って、カレーにまぶせてみれば、ライスとはまた違った形でルーを引き立てる効果があります。
珍しい食材の「親鶏の皮」は、スパイスで煮られており、ルーを絡めることで、酸味と辛みが混ざり合い新たな味に変化します。
ベースのカレーに様々な食材を絡めることで、いろんな味が体験できるカレーは、味もボリュームもまさにスペシャルな一品でした。

食後のオススメは『マンゴーミルク』と『バナナミルク』。
バナナミルクはバナナの味をしっかり感じる濃厚な味付けで、マンゴーミルクはサラッと飲める甘さ控えめな口当たりが新鮮です。
どちらもスパイスカレーで熱くなった口の中を、クールダウンするのにピッタリです。

最後はテイクアウトメニューをお持ち帰り。『3種の鶏のチキンカレー』は、テイクアウトでも人気のメニューです。
ご自宅でもお店の味をそのまま体験できる人気のメニューです。

お店では積極的にいろんなイベントにも出店をされているようで、各地でもお店の味を体験できます。またイベントでは普段のお店では出されていない限定メニューの「鯖カレー」なども販売されているようです。見かけた際には是非ご賞味ください！

様々な料理を修行し、行き着いた先で考えられた究極のレシピでお届けする「spiceスエヒロ」のカレーは、単品メニューで食べるもよし、あいがけで二つの味を楽しむのもよし、スペシャルで全部のいいとこ取りをするもよしと、楽しみ方は幾通りもあります。毎日でも楽しめる美味しくて豊富なメニューと、素敵な雰囲気に囲まれたお店で、お客様のご来店をお待ちしています。