『Penheur』があるのは、神戸の人気観光スポットのひとつである北野異人館街。北野通りと不動坂の交差点近くにあり、観光の際にも立ち寄りやすいお店です。

『Penheur』がオープンしたのは、2020年7月。北野異人館街を訪れる人が、ひと休みできるような場所になれたらとカフェ併設のお店としてスタートしました。現在は六甲道店、ららぽーと門真店のほか、オンラインショップでも商品を購入することができます。

店名の『Penheur』は、フランス語で「小さな幸せ」を意味する「petit bonheur（プティ ボヌール）」から生まれた造語。「カヌレやキャラメルを通じて小さな幸せを届けたい」という思いをこめて名付けられています。

北野の街に溶け込むようなオシャレな外観に対して、店内はどこか隠れ家のような雰囲気が感じられる落ち着いた空間。イートインはバーカウンターのような店内席とテラス席があり、事前予約も可能です。

お店の看板商品は、フランスの伝統菓子であるカヌレ。素材のよさを最大限に活かす生地づくりをしており、味ごとに生地を変えているところが、こだわりのひとつです。旬の素材を使ったフレーバーなど時期によって異なる味が楽しめるので、新作を求めて訪れるリピーターも多いそう。

こちらの『ハナカヌレ』（1,800円／8種8個）は、デザートベースの甘いカヌレ8種がセットになったパッケージ。シンプルなプレーンをはじめ、ローストしたナッツが香ばしいアーモンド、贅沢にりんごを使用したアップルパイなど、一つひとつ味が違うのでどれから食べようか迷ってしまいそう。季節のカヌレも3種入っており、取材日には「黒ごま」「マンゴー」「杏仁」が入っていました。

こちらの「ティーカヌレ」（1,800円／8種8個）は、プレーンと7種のティーフレーバーが楽しめるセット。アールグレイ、プーアール、抹茶、チャイ、ジャスミン、ほうじ茶、ローズヒップティーとお茶の種類もさまざまで、選ぶ楽しさもあります。

『Penheur』の商品はパッケージもスタイリッシュで、手土産にも人気です。なかでも、『生キャラメルBOX』（1,800円／12種12個）は小さな鍋でじっくりと時間をかけ、一つひとつ丁寧につくった口溶けの良い生キャラメル。フルーツ6種とティー6種の味がセットになっています。温度差による口溶けも変わるので、味の変化も楽しんでくださいね。

そのほかにも、生キャラメルと、30日間ラム酒に漬け込んだラムレーズン入りのクリームをクッキー生地でサンドした『ラムレーズンバターサンド』（680円）もおすすめです。それぞれの味わいが見事に調和して、味の一体感が感じられるひと品。ラムレーズン、ピスタチオ、瀬戸内レモンがセットになった『プレミアムカルテット・6個入りギフトBOX』（3,800円）は、箱入りなので贈答用にぴったりです。

カフェが併設されている北野店では、店内もしくはテラス席でイートインも可能です。

一番人気の『アフタヌーンティーBOXセット』（2,100円）は、カヌレやキャラメル、ハーフサイズのバターサンドが木箱に詰められており、まるで宝石箱のよう。ドリンクとヌガーグラッセ付きで、食べ応え十分のひと品です。

「ヌガーグラッセ」とは南フランス発祥のスイーツで、生クリームやメレンゲにドライフルーツ、ナッツなどを加えて冷やしたもののこと。食べるときには、キャラメルソースをたっぷりとかけて召し上がれ。

イートインするなら、ぜひ飲んでほしいのが『自家製レモンスカッシュ』。ごろっとした食感が残るように刻まれたレモンを、はちみつに漬けてつくったもので、ホットの『自家製レモネード』もあります。

なお、イートインはドリンクのみの利用はできません。「ちょっとお茶したい」という人は、カヌレ2個とキャラメル2個、ハーフバターサンド、ドリンクがセットになった『Penheurセット』（1,500円）や、ドリンク付きの『ヌガーグラッセセット』（1,650円）がおすすめ。テラス席で北野異人館街を眺めながら、ゆったりとティータイムを楽しんでくださいね。

『Penheur』があるのは、新幹線・地下鉄新神戸駅から徒歩約8分のところ。各線三宮駅からは、上り坂を歩いて15分ほどです。
シティーループを利用すれば、北野異人館停留所から徒歩1分と、とても近くて便利。シティーループは、神戸の主要な観光スポットを約65分でめぐる周遊バスなので神戸観光をするときにおすすめです。バスの乗り方や、乗り場、お得な乗車券などについてはHPを参考にしてくださいね。

参考：シティーループ神戸観光周遊バス

駐車場はありません。車を利用する場合は、近隣のコインパークを利用しましょう。

パティシエのこだわりが詰まった商品が並ぶ『Penheur』。パッケージもスタイリッシュで、訪問先への手土産にも喜ばれそうです。今後は今以上に味のクオリティを高めて、神戸を代表するお店になりたいとのこと。そんな『Penheur』で、これからどんな新しいスイーツに出会えるのかを楽しみにしばしば訪れたいと思います。

（ライター　中田／ウエストプラン）