『Oh!huggy!!』は、阪急岡本駅から徒歩2分、JR摂津本山駅から徒歩3分のところにあります。2022年からスタートした同店は、季節の花をモチーフにしたフラワーおはぎ専門店。2023年5月には銀座館店もオープンし、テレビや雑誌などでも取り上げられる人気店です。

店名の由来は、「huggy＝抱きしめる」から。「思わずハグしたくなるような、可憐なおはぎを提供したい」との思いと、おはぎに発音が似ていることから『Oh!huggy!!』という名前になりました。

店内のショーケースには常時7〜8種類の和菓子が並んでいます。「つぶあん」、「こしあん」、「きなこ」の定番おはぎに加え、毎月月替わりの和菓子が登場。その時期の花をモチーフにした和菓子は、見た目も華やかで「かわいい」とSNSでも話題となっています。

フラワー団子やわらびもち以外にも、期間限定の商品がメニューに加わることも。2023年の夏にはほうじ茶ラテや抹茶ラテに、餡で作ったバラを咲かせた『花咲くわらびもちドリンク』（780円）、アイスクリームの上に、餡で絞ったバラをトッピングした『フラワーアイス』（680円）といった涼を感じるメニューが好評だったそうで、今後の新作も楽しみです。

『Oh!huggy!!』の和菓子は、見た目だけでなく、素材にもこだわっているのが特徴です。もち米は、昼と夜の寒暖差を生かして栽培された飛騨地域産の最高級もち米を使用。粘りと白さ、甘みのある味と、どれも超一流といわれるお米で、毎日ひとつずつ丁寧に手作りしています。

また、使用している餡は大正14年（1925年）創業の「御菓子司 杵屋豊光」の餡を使用。こちらのお店は、作家の谷崎潤一郎も愛したという老舗の名店で、北海道産の小豆や手亡豆を使った黒餡や白餡を作っています。

まず紹介するのは、『つぶあん』（194円）、『こしあん』（194円）、『きなこ』（216円）といった定番商品。コロンとした丸いフォルムがかわいらしく、年代問わず人気が高いおはぎです。程よい甘さの餡と、もちもちっとしたもち米が、いい塩梅で合わさり、お茶請けにもぴったり。

月替わりの和菓子は季節の花をモチーフにしており、見た目も華やか。4月は桜、6月は紫陽花、8月は向日葵、12月は寒椿……といったように、四季折々の和菓子が楽しめるのも『Oh!huggy!!』の魅力のひとつです。

こちらの『フラワー団子』（324円～）にも、花をモチーフにした餡がトッピングされていてかわいいです。味もそれぞれ違い、季節を感じられる味に仕上がっています。

2023年の夏から新たに登場した『とろとろ本わらびもち』も人気。とろりとした食感で、食べた瞬間にスッと口の中で消えていくような感覚です。香ばしいきな粉との相性も抜群で、一度食べたら一気に完食してしまうほどのおいしさ。リピーターが多いのも納得のひと品です。

なお、『とろとろ本わらびもち』はきな粉と抹茶の2種類。イートインは100g（各380円）、テイクアウトでは2〜3人前の200g（各680円）、3〜4人前の400g（各1,200円）のサイズで販売されています。

オンラインショップもあるので、遠方の方でも『Oh!huggy!!』のおはぎがいただけます。おはぎの詰め合わせになっている『ボックス』（1,350円～）は、熨斗をつけて送ることもできるのでお中元やお歳暮など贈答用にも最適。母の日やお正月に販売される『フラワーおはぎBOX』（3,800円）も人気です。

店内で販売されている和菓子は、2階のイートインスペースで食べられます。イートインはセルフサービスとなっているので、1階で注文をしてから2階へどうぞ。

2階は隠れ家のようなひっそりとした雰囲気が漂っており、静かにゆっくりとした時間を過ごしたい人にもおすすめ。ひとりでも周りを気にせず利用できます。

特に窓際の座席は明るく、きれいに写真が撮れると人気だとか。ドリンクはコーヒー、紅茶、ソフトドリンク、抹茶など（セットドリンク244円～）。和菓子といただくのなら、やはり抹茶がおすすめ。抹茶は有名な茶師がブレンドした茶葉を使用しており、抹茶特有の苦味がほとんどないのが特徴です。

オープン以来、メディアの取材も増え、2号店が出店するなど躍進が続く『Oh!huggy!!』。10月9日には千葉県袖ヶ浦市に3号店となる「袖ヶ浦のうえんカフェ店」がオープンしました。今後は全国に『Oh!huggy!!』のお店を増やしていけたら、という構想もあるそう。その土地ならではの名産を使用したり、県花をモチーフにしたおはぎをつくったりと、店舗ごとの個性が楽しめる和菓子も提供できればとのことなので、次はどこの場所に、どんなフラワーおはぎが生まれるのか楽しみにしたいと思います。

（ライター　中田／ウエストプラン）