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食も環境も特産品も交流も!
丹波の魅力発信基地【LOCASSE TAMBA】

直営の「ロカッセカフェ」の名物は「ハンバーガー」

自然豊かな丹波市春日町にある複合施設「LOCASSE TAMBA(ロカッセタンバ)」。「地元産の食材を使ったメニューで新たな食文化を創り、地域の魅力を再発見し発信して地域を活性化する」をコンセプトにさまざまな活動をしています。直営の「ロカッセカフェ」の名物は「ハンバーガー」。自社農園のブルーベリーや地元の食材を使ったスイーツも人気です。元鶏舎をリノベーションしたおしゃれな倉庫スペースでは、さまざまな丹波のおみやげを買うこともできます。

豊かな自然のなかに2019年4月オープン

サイクルスタンドも完備
サイクルスタンドも完備

『LOCASSE TAMBA』は、丹波市春日町柚津地区に、2019年4月オープンした複合施設です。三尾山を望み竹田川のせせらぎが感じられる自然豊かな場所にあります。
2基のコンテナには、直営の『ロカッセカフェ』とテナントの『ヤマネベーカリー』が入店し、丹波の素材を使ったメニューを提供しています。
元鶏舎だった倉庫は、丹波の作家さんによる作品や丹波の名物のほか、アウトドアグッズなどが並ぶ物販ブースになっています。

オーナーの清水浩美さん
オーナーの清水浩美さん

オーナーの清水浩美さんです。不動産業を営む清水さんは、民泊用の家を探していて、手頃な物件として、2018年に民家と周りの山を含む5000㎡を購入しました。最初は民泊用として整備しようと思っていましたが、コンテナを入手し、週末ごとに来て手を加えていたら、ここが拠点としていい場所なのではと思うようになりました。
週末に丹波に訪れる人の拠点、移住者の拠点、地元の人たちと交流できる場所、いろいろな情報発信基地になるのではと考えたのです。
ロカッセには「ローカルを活性化させる」という意味があって清水さんの造語。地域の活性化も大きな目的です。

「ロカッセカフェ」の名物「ロカッセバーガー」

『ロカッセカフェ』前のデッキも清水さんがDIYしたスペース
『ロカッセカフェ』前のデッキも清水さんがDIYしたスペース

『ロカッセカフェ』の名物はハンバーガーで、何と22種類もあります。バンズは、国産の小麦粉を使った地域のパン屋さんによる特注のもの。柔らかめの仕上げで、調理をするときに“表面カリッ中身ふわっ”の食感に焼き上げます。パティはチョップドされた牛肉100%でつなぎは一切なし。どのメニューにも同じものを使います。レタスやトマト、サラダに使う野菜は極力地元産のもの。チーズは、チェダーやモッツァレラ、トミーノなどメニューによって使い分けます。存在感抜群のベーコンは自家製。塩漬けしてから塩抜きし、これまた自家製のソミュール液に4~5日漬けたら再び一昼夜の塩抜き後乾燥させ、さらに炭火で乾かして、燻製機で一定の温度以上にせず5~6時間スモークするそう。1週間ほどかけて作る清水さんの自信作です。

ハンバーガーのメニュー
ハンバーガーのメニュー

ハンバーガーのメニューです。こんなにいっぱいあって悩ましいところですが、清水さんオススメで、人気の『ベーコンチーズバーガー』をセレクトしました。

『ベーコンチーズバーガー』(1,540円)
『ベーコンチーズバーガー』(1,540円)
ボリューム半端なし
ボリューム半端なし

スゴイボリュームでしょう?
パティはチョップドされたお肉で作っているので、肉の旨みがダイレクトに伝わります。レタスはこんなにたっぷり、トマトも厚切りです。ベーコンも厚切りで本当においしい。バンズのカリッふわっ感も絶妙です。チーズもおいしいくて具材はパーフェクト。おいしくないわけない絶品バーガーですよ。『トミーノチーズバーガー』(1,485円)や、『ベーコントミーノバーガー』(1,760円)など、カマンベールよりもっとクリーミーな「トミーノチーズ」を使ったメニューが人気だそうです。
フードメニューは他にも、「LOCASSE SAND」(4種類)や、土日祝のみ提供する「プレートランチ」(4種類)、「カレー」(3種類)があって、アイテムは豊富です。これらのメニューにも、丹波産コシヒカリ、地元・村上養鶏所の卵、丹波産無添加おおじ味噌を使ったドレッシングなど、メイドインタンバを多彩に使っています。
「次々思いつくので、増やしていったら、こんなに増えてしまいました。スタッフに叱られています(笑)」と清水さん。サービス精神旺盛ですよね。

ドリンクやカフェメニューも豊富

『レモネード』(M440円/L495円)
『レモネード』(M440円/L495円)

ドリンクの種類も豊富です。ソフトドリンクからアルコール類まで50種類以上。一番人気の『レモネード』は、みずみずしいレモンがたっぷり入っていて、爽やかなおいしさ。メイドインタンバのメニューとしては『丹波ワイン』や『丹波産無農薬にんじんジュース』、丹波のブルーベリーを使ったソーダやラッシーなどもあります。

『ブルーベリーパフェ』(990円)
『ブルーベリーパフェ』(990円)
『ブルーベリーワッフル』(990円)
『ブルーベリーワッフル』(990円)

7~8月におすすめなのは、自社農園の無農薬ブルーベリーを使ったスイーツメニューです。ブルーベリーをふんだんに使っていて、果実のおいしさが実感できます。こちらもここに来たら外せないメニューです。

倉庫スペースもおしゃれ

イートインスペースも豊富
イートインスペースも豊富
ソファ席もある
ソファ席もある

倉庫スペースは、テーブルやチェアが置かれたイートインスペースと、壁際は、丹波の作家さんによる作品や地元野菜などを置く物販スペースになっています。
ここは元鶏舎をリノベーションし、古い家具なども上手に使ったおしゃれな空間です。
テーブル席だけでなく、ソファ席もあって、ゆっくり居座ってしまいそうです。

丹波布の作品と備前焼の作品
丹波布の作品と備前焼の作品
ステキな作品がいっぱい
ステキな作品がいっぱい

壁際には多くのブースがあり、多くの作家作品が並びます。丹波布の作品や丹波で作る備前焼の作品、丹波の素敵なオーダー洋服屋さん「Chronic(クロニック)」のどんぐり帽や、「516(コヒロ)デザイン」の播州織など、おしゃれに展示。セレクトショップのようなラインナップです。

地域に根ざした活動も
地域に根ざした活動も

丹波市にある障害者支援施設「みつみ学苑」の利用者さんが作った小物類も並び、もはや地域に完全になじんでいますよね。

アパレルブランドの商品も展開
アパレルブランドの商品も展開

清水さんセレクトのアパレルブランドの商品や、オリジナル商品、おしゃれなアウトドアグッズなども並んで、ワクワクするような品揃えです。

ブルーベリー農園も本格稼働

ブルーベリー農園
ブルーベリー農園

フードコートや倉庫の道をはさんですぐ前にあるブルーベリー農園です。
1反7畝の広さがあり、約300株のブルーベリーの木が植えられています。6月末から7月末にかけては、生で食べるのにおいしいハイブッシュ系の品種、8月初頭からお盆過ぎまでは、加工向きのラビットアイ系の品種が実ります。
2022年の7月の連休は「ブルーベリー狩り」を開催したそうです。今年も次の予定で 開催しますので、早めにご予約下さいね。

ブルーベリーの実
ブルーベリーの実

<ブルーベリー摘み放題食べ放題>
期間:6月24日(土)~8月中旬(予定)※火・水曜はお休み
料金:中学生以上  1,800円、小学生 500円 ※未就学幼児は無料

わかさ生活から2022年に移譲
わかさ生活から2022年に移譲

もともとこの農園は、サプリメントなどを製造販売する「わかさ生活」とコラボして始めた農園。社長の角谷建耀知さんが丹波市出身ということで、自身が育った故郷への恩返しのために丹波市の気候と土壌にあった新品種開発に乗り出したのです。もともとブルーベリーの栽培に興味があった清水さんと思惑が一致し、一緒に開発を始めたというわけです。2019年2月、挿し木から始めたブルーベリー栽培ですが、その後この看板にもあるように「ロカッセタンバ」に移譲されました。いまだに、わかさ生活の社員の方と一緒に剪 定作業をすることもあるそうですよ。

「ヤマネベーカリー」のパンもおいしい

ヤマネベーカリー
ヤマネベーカリー

テナントの『ヤマネベーカリー』さんです。

店主の山根陽子さん
店主の山根陽子さん
人気のパン(『クリームパン』(216円)、『ウインナーパン』(194円)など)
人気のパン(『クリームパン』(216円)、『ウインナーパン』(194円)など)

オープン当初からあるテナントで、店主の山根陽子さんが焼くパンが人気です。
国産の小麦粉、丹波産の牛乳や村上養鶏所の卵など、身体にやさしい素材を使ったパンが常時約30種類並びます。人気は、クロワッサン、クリームパン、たまごパン、キッシュ、生ハムとチーズのカスクードなど。「毎日食べても飽きがこないようなパンを焼いています」と店主の山根陽子さん。どの商品もやさしい味で、いろいろな生地をおいしさも楽しむことができました。

清水さんに「一番おすすめのシーズンは?」と聞くと「5月から梅雨入り頃までの新緑のシーズン」とのお答え。緑が美しくて一年で一番爽やかな季節だそう。
「地元でとれたものを食べて、自然のなかでロケーションも楽しみながら、ゆっくりできる場所を提供したいですね。来てよかったと思ってもらいたい。今後はブルーベリー畑のなかにテーブルを並べて、ワインを飲めるような環境を整えたいですね。あと、栗林の整備を進め今年の秋には直営の栗園もスタートする予定です」ととっても意欲的。ますます進化する『LOCASSE TAMBA』に乞うご期待。

(ライター 歌見)

※本記事は2023年5月時点の情報です。価格は税込み表示です。商品内容や価格が変更となる場合があります。

LOCASSE TAMBA(ロカッセタンバ)/ヤマネベーカリー

住所兵庫県丹波市春日町柚津67-1
電話番号0795- 75-1122(ロカッセタンバ)、0795-81-4008(ヤマネベーカリー)
営業時間10:00~18:00(ロカッセタンバ)、
9:00~なくなり次第終了(ヤマネベーカリー)
定休日不定休(ロカッセタンバ)、火・水曜日(ヤマネベーカリー)
アクセス舞鶴若狭自動車道春日ICより車で約8分
駐車場20台
SNShttps://www.instagram.com/locassetamba
https://www.facebook.com/locassetamba
https://www.instagram.com/yamane.bakery/
HPhttps://www.locasse-tamba.com/
歌見さん

ライター 歌見(うたみ)

晴れの国・岡山出身で、20代半ばで兵庫県赤穂市に移住。ライターという天職を見つけ、赤穂市内にとどまらず、兵庫五国くまなく回ることができました。五国それぞれに、独特の食文化があり、うまい酒があり…。食いしん坊の私を心身ともに潤してくれます。兵庫県の“間違いない”「食」や「人」や「イイもの」に関わる記事をお届けできたらと思っています。

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