fbpx
Local Prime

TOPIC/読み物

六甲山を遊びつくす!山上の観光スポットまとめ

六甲山

神戸といえば港町のイメージがあるかもしれませんが、山側にも観光スポットはたくさんあります。「自然を満喫したい」「景色を楽しみたい」というひとに、特におすすめ。そこで今回は、六甲山にある遊び場を紹介します。

六甲ケーブルで緑の中を山上へ

写真提供:『六甲ケーブル』
写真提供:『六甲ケーブル』

六甲ケーブル下駅から六甲山上駅までの約1.7km(高低差493.3m)を約10分間で結ぶ『六甲ケーブル』は、1932(昭和7)年開業という歴史あるケーブルカーです。「クラシックタイプ」と「レトロタイプ」、2つの車両があり、それぞれ下側はオープンスタイルの展望車。すがすがしい森の空気を肌で感じながら乗車できます。

写真提供:『六甲ケーブル』
写真提供:『六甲ケーブル』

六甲山上駅からは、『ROKKO森の音ミュージアム』、『六甲高山植物園』、『六甲山アスレチックパークGREENIA』、『六甲ガーデンテラス』を巡る「六甲山上バス」、六甲山と摩耶山をつなぐ「六甲摩耶スカイシャトルバス」に乗車できます。

写真提供:『六甲山上バス』
写真提供:『六甲山上バス』

摩耶山方面へ行く場合は、「六甲摩耶スカイシャトルバス」を利用しましょう。六甲摩耶スカイシャトルバスは、六甲ケーブル山上駅と摩耶ロープウェー山上駅(バス停全10カ所)間を約20分で結ぶ路線バスです。お得な乗車券もあるので、利用前にはHPをチェックするのがおすすめです。

参考サイト:六甲ケーブル

自転車でめぐる『六甲山レンタサイクル』

写真提供:『六甲山レンタサイクル』
写真提供:『六甲山レンタサイクル』

六甲山上駅にはレンタサイクルもあり、自転車で六甲山上をめぐることもできます。自転車の種類は、電動アシスト付き自転車と、本格的な六甲山サイクルが楽しめる電動アシスト機能なしのクロスバイクの2種類です。

写真提供:『六甲山レンタサイクル』
写真提供:『六甲山レンタサイクル』

バスでの移動に比べて、自分のタイミングで自由に移動できるのがサイクリングを利用するメリットでしょう。森の中を走るのも心地よく、自然を感じながらのサイクリングは、市街地で走るのとはまた違った楽しさがあるはず。なお、受付は六甲山上駅構内またはショップ737にて。申し込みはネットからの事前予約が必要です。

六甲山レンタルサイクル

眺望抜群の『TENRAN CAFE』

天覧台
天覧台

六甲山上駅直結の天覧台は見晴らし抜群のスポットです。阪神間の町並みの向こうに広がる大海原は天気によって色を変え、夕暮れの美しさも抜群。日が暮れると1000万ドルの夜景と呼ばれる美しい景色が広がります。
そんな展覧台にある『TENRAN CAFE』は、テラス席を備えたカフェ。店内はテーブル席とカウンター席があり、おひとりさまでもグループでも利用しやすいお店です。ディナー営業も行なっているので、デートでの利用もおすすめ。

写真提供:『TENRAN CAFE』
写真提供:『TENRAN CAFE』

『六甲山のやまみつカレー』(1,100円)はマイルドな味わいのカレーで、ルーに六甲山で採れたはちみつ(やまみつ)を使用しているのが特徴。子どもでも食べやすく、お店でも人気メニューのひとつです。

『TENRAN CAFE』

TENRAN CAFE(テンランカフェ)

住所兵庫県神戸市灘区六甲山町一ケ谷1−32
電話番号078-891-1011
営業時間平日11:00~食事L.O.19:30、喫茶L.O.20:00、
土・日曜、祝日11:00~L.O.20:00
※天候等の状況により変更あり
定休日火曜 ※11月24日以降は火・木曜
アクセス・六甲ケーブル六甲山上駅→徒歩1分
・阪神高速魚崎出入口から表六甲ドライブウェイ経由35分
駐車場あり(30台)
HPhttps://www.rokkosan.com/top/eat/tenran_cafe/
SNShttps://www.instagram.com/tenrancafe/

音に癒やされる『ROKKO森の音ミュージアム』

『ROKKO森の音ミュージアム』

六甲山上駅からバスに乗って約5分で『ROKKO森の音ミュージアム』に到着します。館内にはアンティークを中心としたオルゴールなどの自動演奏楽器が展示され、広いガーデンには休憩スポットやツリーハウスがあり、美しい自然にとけ込むように現代アートが配置されています。木の葉が風にそよぐ音や水が流れる音、そして随所にある触れて楽しめる音の展示の音色がミックスされて、心地よい音の世界にひたれます。

コンサートルーム

コンサートルームでは、毎日「演奏家のいないコンサート」を開催。オルガンや太鼓など9種の付属楽器が機械仕掛けで音色を奏でる「デカップ・ダンス・オルガン“ケンぺナー”」(1938年ベルギー製/自動演奏オルガン)の演奏は圧巻。ほかにも19世紀後半から20世紀初頭にかけて活躍していた自動演奏楽器があり、時間によって演奏内容が変わります。

「SIKIガーデン~音の散策路~」

ミュージアム内の「SIKIガーデン~音の散策路~」は、広大な敷地に300種類もの植物が育っています。モネの絵をイメージさせる「ヒツジグサの池」、見晴らしのいいツリーハウス、ランチ付き貸し切り利用ができる透明のドーム「SIKIドーム」など、わくわく度がアップしますね。館内にある「森のcafé」の特等席もあるので、森の中でランチやカフェメニューを楽しめます。

ROKKO森の音ミュージアム

住所兵庫県神戸市灘区六甲山町北六甲4512-145
電話番号078-891-1284
営業時間10:00~17:00(入場は16:30まで)
定休日木曜(祝日・夏休み期間・9月中旬~11月中旬の木曜は営業)、12月31日・1月1日
入場料中学生以上1,500円、4歳~小学生750円
アクセス阪神御影駅・JR六甲道駅・阪急六甲駅→神戸市バスで「六甲ケーブル下駅」→六甲ケーブルで「六甲ケーブル山上駅」→六甲山上バスで「ミュージアム前」下車、徒歩約1分
駐車場あり(89台)
HPhttps://www.rokkosan.com/museum/
SNShttps://www.instagram.com/rokkomorinone_museum/
https://www.facebook.com/profile.php?id=100070860816149
https://twitter.com/rokkomorinone

森林浴にぴったりの『六甲高山植物園』

写真提供:『六甲高山植物園』
写真提供:『六甲高山植物園』

『ROKKO森の音ミュージアム』からバスで約1分のところにあるのが、『六甲高山植物園』。冷涼な気候で育つ、世界の高山植物や寒冷地植物、六甲山自生植物など、約1,500種が野生に近い状態で植栽されています。

写真提供:『六甲高山植物園』
写真提供:『六甲高山植物園』

季節によって違う景色が楽しめますが、5月中旬から6月中旬に見ごろを迎えるメコノプシス・ベトニキフォリアやメコノプシス・グランディスは、特に人気が高い植物のひとつ。別名「ヒマラヤの青いケシ」とも呼ばれる花で、関西で屋外展示をしているのは『六甲高山植物園』だけです。同園では約100株の花が見られるので、ぜひ足を運んでください。

写真提供:『六甲高山植物園』
写真提供:『六甲高山植物園』

また、東入口近くには喫茶店「カフェ エーデルワイス」もあり、カレーライスやハヤシライス、スイーツなどがいただけます。ナツツバキ広場には期間限定で土・日曜、祝日にハンモックも登場するので、植物に囲まれた自然いっぱいの場所で、ゆっくりと過ごしたい方におすすめです。

六甲高山植物園

住所兵庫県神戸市灘区六甲山町北六甲4512-150
電話番号078-891-1247
営業時間10:00~17:00 (16:30受付終了)※イベント開催時は延長の場合有
定休日3月、4月の木曜、および6月22日(木)~7月13日(木)の木曜日、
11月下旬~2月は冬期休園
入園料大人(中学生以上) 900円/小人(4歳~小学生) 450円
アクセス【西入り口】六甲山上バス「ミュージアム前」下車 徒歩約1分
【東入り口】六甲山上バス「高山植物園」下車 徒歩約1分
駐車場あり(80台)
HPhttps://www.rokkosan.com/hana/
SNShttps://www.instagram.com/rokko_alpine_botanicalgarden/

体を動かして存分に遊べる『六甲山アスレチックパークGREENIA』

写真提供:『六甲山アスレチックパークGREENIA』
写真提供:『六甲山アスレチックパークGREENIA』

大自然の中で体を動かして遊びたい人におすすめなのが、日本最大級のアスレチックパーク『六甲山アスレチックパークGREENIA(グリーニア)』。阪神甲子園球場約6個分という広大な敷地内には、7つのエリア合計174のアスレチック遊具が点在しており、1日中遊べるスポットです。

写真提供:『六甲山アスレチックパークGREENIA』
写真提供:『六甲山アスレチックパークGREENIA』

アスレチックの難易度は4段階に分かれています。中には、人気動画クリエイター「フィッシャーズ」が監修したエリアもあり、「ワンダー アメンボー」は特に人気。アスレチックが水上に設置されており、池に落ちないように丸太や橋の上を渡るなどスリル満点の遊び体験ができます。

写真提供:『六甲山アスレチックパークGREENIA』
写真提供:『六甲山アスレチックパークGREENIA』

本格的な空中アスレチックを楽しみたい人は、追加料金で遊べる「フォレストアドベンチャー」と「ロングジップライド」がおすすめ。安全器具(ハーネス)を装着してチャレンジするアクティビティは、地上のアスレチック遊びとはまた違ったおもしろさがあります。場内にはバーベキュー場やレストランもあるので、お昼休憩を挟んで1日かけて、たっぷりと遊びつくすのもいいでしょう。

六甲山アスレチックパークGREENIA(グリーニア)

住所兵庫県神戸市灘区六甲山町北六甲4512-98
電話番号078-891-0366
営業時間10:00〜17:00(16:30最終受付)
定休日木曜 ※祝日および7月27日(木)~8月31日(木)は営業、
冬季休業(六甲山スノーパークとして営業)
入場料大人3,000円、学生2,500円、小学生2,000円、
未就学児(4〜6才)1,500円、〜3才無料
アクセス阪神御影駅・JR六甲道駅・阪急六甲駅→
神戸市バスで六甲ケーブル下駅→
六甲ケーブル山上駅→六甲山上バス「アスレチックパーク前」下車後、徒歩4分
駐車場あり(700台)
HPhttps://www.rokkosan.com/greenia/
SNShttps://www.instagram.com/greenia_653/

楽しみかたいろいろ、『六甲ガーデンテラス』

『六甲ガーデンテラス』には、絶景をながめながら食事をしたり体験をしたり、買い物ができる施設があります。いくつかピックアップしてご紹介しましょう。

ホルティ
ホルティ

エリア内最大規模のショップ「ホルティ」には、体にやさしいオーガニック食材やアロマグッズなど、センスのよいアイテムがずらりと並んでいます。六甲山のはちみつ(やまみつ)を使用した商品も多数あり、神戸土産として買って帰るのもおすすめ。

缶バッチやトートバッグのほか、親子でつながる半袖Tシャツ

「六甲ケーブルカー」や「阪急電車」「JR」などのアイテムは、乗りもの好きに好評。缶バッチやトートバッグのほか、親子でつながる半袖Tシャツなど、ファン必見の品々が勢揃いしています。

「ティンガティンガ・アート」

タンザニア発祥の現代アート「ティンガティンガ・アート」など、アーティストの作品も取り扱っており、アートにちなんだイベントが開かれることも。お気に入りの一品を探しに、店内をじっくりと見て回ってみましょう。

ホルティ
電話番号 078-894-2251
営業時間 3月18日(土)~11月23日(木・祝) 10:00~20:00
定休日 営業期間中無休       

グラニットカフェ
グラニットカフェ

眺望のよいところで食事をしたい人におすすめなのが、「グラニットカフェ」。テラス席からは神戸の街並みを見渡すことができる、絶好のビュースポットでもあります。

神戸ビーフを使用したオリジナルカレー『一杯の贅沢!神戸ビーフカレーセット』(1,980円)

神戸ビーフを使用したオリジナルカレー『一杯の贅沢!神戸ビーフカレーセット』(1,980円)をはじめ、サーロインステーキセットやシーフードセットなど、シェフが趣向をこらした創作料理がラインアップ。景色を楽しみながらいただく食事タイムは、非日常感を味わうことができます。

グラニットカフェ
電話番号 078-894-2112
営業時間 11:00~20:00(L.O.)
定休日 水曜        

ジンギスカンパレス
ジンギスカンパレス

1976年から営業している「ジンギスカンパレス」は、六甲山上の名物ともいえる食事スポット。2020年に改装して、新たなファンを増やしています。窓の外の景色を見ながら、ラム肉、特選和牛、海の幸などを、無煙ロースターで焼きながら食べるジンギスカン料理は、1年をとおして人気です。

写真提供:『ジンギスカンパレス』
写真提供:『ジンギスカンパレス』

関西では少ない生ラム肉のメニューもあり、やわらかくてジューシィな旨みがたまりません。醤油ベースにリンゴなどのフルーツを加えたオリジナルのタレは、初代シェフから半世紀近く受け継がれている味。このタレは自宅用にも購入できます。

ジンギスカンパレス
電話番号 078-891-0225
営業時間 平日11:00~14:00(L.O.)、17:00~20:00(L.O.)、
     土・日曜、祝日11:00~20:00(L.O.)  ※時期により変更あり
定休日 木曜           

六甲フードテラス
六甲フードテラス

「六甲フードテラス」は、ラーメンやうどん、コロッケなど、手軽な食事ができる店です。やまみつカレーパン、ジンギスカンコロッケはおやつにぴったり。食券を買ってセルフで受け取るシステムです。テラス席も気持ちよく食事ができます。

六甲フードテラス
電話番号 078-894-2223
営業時間 平日10:00~16:00(L.O.)、土・日曜、祝日10:00~19:00(L.O.)
※時期により変更あり
定休日 木曜        

六甲おみやげ館
六甲おみやげ館

「六甲おみやげ館」では、六甲山で採れたハチミツ「やまみつ」や、やまみつを使ったオリジナルのお菓子、地元神戸の特産品などが買えます。

六甲おみやげ館
電話番号 078-891-0226
営業時間 平日10:00~21:00、土・日曜、祝日10:00~21:00 ※時期により変更あり
定休日  3月18日~11月23日は無休          

六甲おみやげ館のとなりには、洋食メニューのカジュアルレストラン「六甲ビューパレス」があります。
テラスでは、伝統ある「かわらけ投げ」ができます。かわらけ(5枚100円)は、六甲おみやげ館で購入して、テラスの指定の場所から投げます。かわらけとは、土でできた素焼きの小さなお皿で、厄除けの願いを込めてできるだけ遠くまで飛ばすものです。

シダレミュージアム
シダレミュージアム

現代アートが展示された「シダレミュージアム」は、見て・聴いて・触って、五感で楽しめる体験型アートのエリアです。しめ縄が付けられた大きなおむすびは、「インスタントパワースポット縁結び」と題された佐川好弘氏の作品。おむすびを御神体とする縁むすびのパワースポットとされています。看板に記載してある参拝の作法を見て、良縁祈願をしてみましょう。

パラレルフォトスポット
パラレルフォトスポット

「パラレルフォトスポット」はSaigetsu氏が描いたパステルカラーのパラレルワールド。顔ハメパネルや錯視など、『六甲ガーデンテラス』のエリアに8つのフォトスポットがあります。

六甲枝垂れ
六甲枝垂れ

「シダレミュージアム」の中心、「六甲枝垂れ」は標高約880mに建つ有料展望台です。晴れた日の眺望は、東は関西国際空港や、西は淡路島も見える素晴らしさ。ドーム状の外観は「ヒノキ」で組み立てられ、外からも中からも見る場所によって違う表情を見せてくれます。

中に入ると夏でもひんやりしていますが、これは自然の力を取り入れて計算された建築。高地にある六甲枝垂れの氷棚で冬に氷を作り、1年で一番寒い大寒の日に切り出して建物の地下にある氷の貯蔵庫で夏まで保存。これを使って冷たい空気を循環させている、電気を使わないエコシステムなのです。

室内には心地よい音が流れています。これは電子音楽家Hirotaka Shirotsubaki氏の作品で、四季を題材として春夏秋冬に合った環境音楽を音響展示しています。一つ一つの作品にハマってしまって、時間があっという間に経ってしまいます。訪れる日の天気や気温によっても感じ方が変わるのも面白いですよ。

シダレミュージアム
電話番号 078-894-2281
営業時間 10:00~21:00 ※時期により変更あり
定休日  無休
入場料  大人(中学生以上)1,000円、小人(4歳~小学生)500円、3歳以下無料
     ※イベント等により変更あり      

六甲ガーデンテラス

住所兵庫県神戸市灘区六甲山町五介山1877−9
電話番号078-894-2281
営業時間10:00~21:00 ※季節により異なる
定休日期間中はなし
アクセス六甲山上バス「六甲ガーデンテラス」下車すぐ
駐車場あり(450台)
HPhttps://www.rokkosan.com/gt/
SNShttps://www.instagram.com/rokko_garden_terrace/?hl=ja

遊び場が満載の六甲山は、休日のおでかけ先にぴったりのスポットです。1日ですべてを回るのは難しいので、ぜひ何度も足を運んで六甲山上をとことん遊び尽くしてくださいね。

(ライター 中田/ウエストプラン)

※本記事は2023年7月時点の情報です。価格は税込み表示です。商品内容や価格が変更となる場合があります。

株式会社ウエストプラン

松田きこ、かさはらみのり、中田優里奈、都志リサほか、兵庫県に精通した女性ライターが、観光やグルメ情報を中心に、阪神間や丹波・丹波篠山を縦横無尽に駆け回って取材します。

TOPへ