旅行やビジネスで神戸を訪れた際、「ホテルではなく、地元神戸のお店で朝ごはんを食べたい」。そんな方におすすめの、神戸らしい雰囲気とおいしい朝食が楽しめるモーニングスポット3選をご紹介。早起きしてでも訪れたくなる、とっておきのお店を集めました。
神戸を代表する喫茶店『にしむら珈琲店中山手本店』。昭和23年(1948年)に創業した「にしむら珈琲店」の本店です。最初はテーブル3卓から始まり、昭和27年(1952年)に現在の場所へ移転。以来、地元の人々はもちろん、観光客にも親しまれている老舗喫茶店です。
神戸市内に複数店舗展開している「にしむら珈琲店」ですが、中山手本店はクラシックな内装と落ち着いた雰囲気が魅力。1階から3階まであり、フロアごとに少しずつ趣が異なっています。
モーニングタイムは1階のみの営業ですが、お昼以降の混雑時には上階も開放されます。
店内には、リニューアル前から大切に受け継がれているものも。写真のテーブルは2006年のリニューアル時にオーダーメイドで製作されたものですが、中央には、にしむら珈琲店のトレードマーク「ミルマーク」が埋め込まれており、創業当時から続く歴史を感じさせる意匠として今も大切に受け継がれています。
『にしむら珈琲店中山手本店』では、8:30~11:30まで2種類の「朝食セット」を提供しています。なかでも写真映えすると人気なのが、ベーコンとホワイトアスパラ、トマトをのせたオープントーストに、フルーツポンチとドリンクが付く『フルーツセット』(1,150円)です。
オープントーストに使われているホワイトアスパラは、かつて洋食のごちそうとして親しまれていた高級食材。そんな特別な食材を取り入れているのも、「にしむら珈琲店」のこだわりのひとつです。また、トーストには自社ベーカリー『ブロートバール セセシオン』のバゲットを使用。ボリュームたっぷりの内容は「朝からお腹いっぱい食べて、一日を元気に頑張ってほしい」という思いが込められています。
もうひとつの朝食セットが、こちらの『サラダセット』(1,150円)。たっぷりの野菜にかかる自家製ドレッシングは、からしが効いたピリ辛な味わいが特徴。店頭で販売もされている人気商品です。選べるドリンクにミックスジュースがあるのも、うれしいポイント。
サラダに使用する野菜も工夫を重ねており、以前使っていた紅芯大根は「少し辛い」というお客様の声を受けてラディッシュへ変更したそう。そういった細かな気配りは、長年愛される老舗ならでは。なお、朝食セットは数量限定のため、日によっては11時30分を待たずに販売終了となる場合もあるので、気になる方は早めの来店がおすすめです。
夏には中山手本店限定のフラッペも登場するので、モーニングとあわせてチェックしてみてください。
早朝からモーニングを楽しみたいなら、JR三ノ宮駅から徒歩約3分の『グリーンハウス ヴァルト』がおすすめです。奄美大島の森をイメージした店内にはたくさんの植物が配され、まるで森の中に迷い込んだかのような空間が特徴。地元神戸でも「森カフェ」として親しまれている人気店です。
1階は2〜4名掛けのテーブル席が中心。ゆったりと腰掛けられる椅子で、朝のひとときをのんびり過ごせます。
『グリーンハウス ヴァルト』では、6時30分から11時までモーニングを提供。一番人気の『きこりプレート』(1,800円)は、マフィンまたはアーモンドバタートーストを選べるセットです。
マフィンを選んだ場合は、ショーケースの中から好きなものを2個選べるのも楽しみのひとつ。フリードリンクはセルフサービスとなっており、自分好みの朝食が食べられます。
彩り豊かな『ピクニックサンド(アボカド)』(2,300円)は、「森のバター」とも呼ばれるアボカドと香ばしいライ麦食パンを使ったオープンサンドが主役。ボリューム満点なので、朝からしっかり食べたい人にもぴったりです。
『スーププレート』(1,800円)は、シェフの気まぐれスープと温野菜サラダ、パンがセットになった一皿です。取材日のシェフの気まぐれスープは「ほうれん草のスープ」。やさしい味わいで、朝の体にじんわり染み渡りました。
そのほか、『good!! MORNING カレー』や『シフォンと森のフルーツたち』など、気分に合わせて選べるモーニングメニューも充実。現在は森をテーマに、五感で温もりや癒し、森の世界観を感じられるカフェを目指し、ランチやディナーのリニューアルも計画しているそう。モーニングはもちろん、時間帯を変えて訪れてみるのもおすすめです。
グリーンハウス ヴァルト
兵庫県神戸市中央区加納町4-10-30
神戸大隆ビル 1F~4F
078-322-3377
日~木曜・祝日
6:30~23:00
(L.O.フード22:00/ドリンク22:30)
金・土曜・祝前日
6:30~24:00
(L.O.:フード23:00/ドリンク23:30)
無休(年末年始休みあり)
JR三ノ宮駅から徒歩約3分
なし
公式サイト
ttps://www.green-house99.com/wald/
異国情緒漂う神戸らしい場所でモーニングを食べたい人におすすめなのが、『パンとエスプレッソと異人館』。明治28年(1895年)に建てられた神戸指定伝統的建築物「旧ディスレフセン邸(門兆鴻邸)」を改装したカフェです。
アンティーク調の家具が並ぶ店内は、クラシカルな雰囲気たっぷり。前オーナーから受け継いだ中華家具も随所に配置されていて、店内をじっくり見たくなる楽しい空間です。
『パンとエスプレッソと異人館』で人気のモーニングメニューは、3段スタンドで提供される『ブランティーセット』です。
上段にカヌレやスコーン、ティラミスといったデザート、中段にパン盛り合わせ3種、下段にサラダやヨーグルトグラノーラ、カマンベール、パストラミなどが並ぶボリューム満点の内容です。
スプレッド 4 種やドリンクもついていて、朝から優雅なひとときが楽しめること間違いなしです。
平日限定ですが、パン好きには『パンの盛り合わせセット』(2,400円)もおすすめです。パンをおいしく食べるために考えられたスープは濃厚で、香ばしいパンにぴったりな味わい。スープは時期によって変更、パンのおかわりは自由なので、こちらも合わせてチェックしてみてくださいね。
カフェでモーニングのあとは、併設のベーカリーショップにも、ぜひ立ち寄ってみて。青色の壁が特徴的な店内には、常時50種類のパンを用意しています。看板商品のキューブ型パン『ムー』をはじめ、『パンとエスプレッソと異人館』自慢の品がずらりと並んでいるので、お土産に買って帰ってはいかがでしょうか。
さらに2026年6月からはオープン2周年を記念して、ベーカリーに並ぶパンを自由に楽しめる(一部対象外あり)平日限定の朝食プランもスタート。30分ごとに焼きたてパンが席まで運ばれるため、焼きたてならではのおいしさを存分に味わえます。提供時間は8:00〜14:00(L.O.12:00)、2時間制の数量限定メニューなので要チェックです。
同じモーニングでも、老舗喫茶の伝統を味わえる『にしむら珈琲店中山手本店』、森の中にいるような空間が魅力の『グリーンハウス ヴァルト』、異人館で優雅な朝を過ごせる『パンとエスプレッソと異人館』と、それぞれ違った魅力があります。その日の気分や予定に合わせて選べるのも神戸モーニングの楽しみ方のひとつ。気になるお店があれば、ぜひ神戸を訪れた際に足を運んでみてください。
(取材・文:YURINA)
※2026年6月時点の情報です。