TOPIC/読み物
入館無料!子どもの好奇心をくすぐる、本の森
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各線三宮駅から南へ、フラワーロードを徒歩13分ほど。国内外で様々な建物を手がけてきた建築家・安藤忠雄氏の寄贈により誕生した文化施設が『こども本の森 神戸』です。
子どもたちが命の大切さを学び、豊かな感性と想像力を育む場へ。そんなコンセプトに基づき、館内は赤ちゃんから大人まで、親子連れも気がねなく過ごせるゆったりとした空間です。
![受付をして館内の利用説明を聞いたら、さぁ本の森へと出発です!](https://local-prime.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/s-kodomo_02-1024x683.jpg)
館内に入ると、まず驚くのは壁一面に並べられた本の多さ!その数、約18,000冊と圧巻です。2フロアの壁面全部が本棚になっていて、子どもたちが大好きな絵本や児童書を中心に、すべて表紙が見える「面出し」という展示方法で並べられています。
![「木の大階段」](https://local-prime.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/s-kodomo_03-1024x768.jpg)
館内中央で迎えてくれるのは、シンボリックな「木の大階段」。読み聞かせ会や室内管弦楽団のコンサートなど、イベント時にはステージへと早変わり。もちろん、こちらでの読書もご自由にどうぞ。
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![本に夢中な仲良し小学生二人組は「今日で5回目です!」](https://local-prime.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/s-kodomo_05-1024x768.jpg)
15のテーマで展示!ワクワクや新しい発見をぜひ
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神戸と震災に関する本をはじめ、絵本、児童文学、図鑑やアートブック、海外の本など。約18,000冊の蔵書は、独自の15テーマに分けて陳列されています。
本の貸し出しはおこなっていませんが、気になった本を手にとって館内の好きな場所で物語の世界を楽しむことができるのです。
![どの本を読もうかな。あれこれ迷うのも楽しいひととき!](https://local-prime.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/s-kodomo_07-1024x768.jpg)
「1.しぜんの森」から始まり、「2.いきものの森」、「5.こうべの森」、「7.あかちゃんの森」など。1階は自然をテーマにした本を中心に、7つのテーマが楽しめます。ズラリと並んだカラフルな表紙を眺めながら、ぜひお気に入りの一冊を見つけてみて。
![階段下「7.あかちゃんの森」は屋根裏部屋のような空間。木の引き出しも開けてみよう!](https://local-prime.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/s-kodomo_08-1024x768.jpg)
![館内の本棚はすべて免振の配慮がなされ、6段目より上にある本はしっかりと固定されていることも本の森の特徴です。](https://local-prime.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/s-kodomo_09-1024x768.jpg)
1995年の震災で被害を受けた神戸のまちは、人々の力を合わせて復興を成しとげました。館内の本棚はすべて免振の配慮がなされ、6段目より上にある本はしっかりと固定されていることも本の森の特徴です。同じ本が下の段にまとめて置いてあるので、上段の本も自由に手にとることができます。
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「8.げいじゅつの森」、「9.うみのむこうの森」「10.よのなかの森」、「15.こそだての森」など、2階フロアは8つのテーマに分かれています。世界の多様さを映し出す本棚は、訪れるたびに新しい発見がいっぱい!
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あたたかみのある木の家具は、六甲山など地元産の木材資源を使って一つずつ丁寧につくられたもの。フロアを自由に回遊しながら、いろいろな場所で読んでみるのもいいですね。
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安藤忠雄氏設計!遊び心いっぱいの館内で探検気分
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大階段の前、インパクトたっぷりの青いりんごは、米国の詩人サムエル・ウルマンの「青春」をモチーフにつくられたもの。その熱いメッセージに共感し、安藤忠雄さん自らがデザインを手がけたそうです。
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1階の一番奥へと進んでみましょう。コンクリートに囲まれた、ユニークな円筒形のお部屋は休憩室です。
ほのかな光が心地よく、まるで教会のような静けさが感じられるスペース。ホッとひと息ついたり読み聞かせをしたり、音の反響をいかして手遊びをしたりと、思い思いの時間が流れています。
![木とコンクリートの調和が大胆でスタイリッシュ](https://local-prime.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/s-kodomo_15-683x1024.jpg)
広々ウッドデッキで自然を間近に感じて
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大きな窓の向こうには、広々としたウッドデッキ。自然豊かな東遊園地の、四季折々の風景にホッと癒やされます。神戸のシンボルとして親しまれる「花時計」もすぐそばに。
![お天気のよい日は、屋外での読書もおすすめ。](https://local-prime.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/s-kodomo_17-1024x683.jpg)
お天気のよい日は、屋外での読書もおすすめ。こちらのデッキと隣接する東遊園地内に限り、本の持ち出しがOKです。読みたい本を持って、受付のスタッフに気軽にお声がけください(※一人につき一冊まで/雨天時は本の持ち出し不可)。
![15のテーマごとのイラストアイコンが描かれた「再入館カード」](https://local-prime.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/s-kodomo_18-1024x768.jpg)
![夕涼みをしながらのウッドデッキでのコンサートなど、多彩なイベントを開催中(※スケジュールは公式サイトをご覧ください)](https://local-prime.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/s-kodomo_19-1024x647.jpg)
来館の記念に!オシャレなグッズはプレゼントにも
![左上から時計まわりに、トートバッグ(500円)、手ぬぐい(990円)、六甲山鉛筆(990円)](https://local-prime.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/s-kodomo_20--1024x683.jpg)
ここでしか買えないオリジナルグッズがそろう「ライブラリーショップ」。青リンゴがかわいいトートバッグをはじめ、手ぬぐい、六甲山の間伐材を使用した天然木鉛筆など。来館の記念はもちろん、ちょっとしたプレゼントにも人気です。
![神戸ゆかりの絵本作家など、12名のクリエーターが「こども本の森 神戸」をイメージしたポストカード(100円/1枚)](https://local-prime.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/s-kodomo_21-1024x683.jpg)
![木のしおり(990円)](https://local-prime.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/s-kodomo_22-1024x588.jpg)
「ページにもほのかな香りがうつって癒やされますよ」とスタッフさんがおすすめしてくれたのは、クスの木で作られた「木のしおり」(990円)。来館者からのリクエストによって誕生したアイテムだそうです。
![本の場所がわからなければ、近くのスタッフに気軽におたずねください!](https://local-prime.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/s-kodomo_23-1024x683.jpg)
近隣はもちろん、遠方からのリピーターも多い「こども本の森 神戸」。以前はwebでの完全予約制でしたが、現在は当日空きがあれば予約なしでも入館OK(土日祝日は完全予約制 ※時間など、詳細は公式サイトでご確認ください)。壁いっぱいに広がる表情豊かな本の森は、子どもはもちろん大人もワクワクする空間です。東遊園地の風景や多彩なイベントも楽しみながら、ぜひ“自分だけの一冊”を見つけてくださいね。
(ライター 外園 佳代子)
※本記事は2023年5月時点の情報です。価格は税込み表示です。商品内容や価格が変更となる場合があります。
こども本の森 神戸
住所 | 兵庫県神戸市中央区加納町6丁目1-1 |
電話番号 | 078-325-1125 |
開館時間 | 9時30分~17時 |
休館日 | 毎週月曜(祝日の場合は開館、翌平日は休館) |
入館料 | 無料 ※入館は事前予約、90分での時間入れ替え制/詳細は公式サイトをご確認ください ・平日15時30分~17時の回は事前予約受付なし、先着120名のご案内 ・平日のみ、予約に空きがある場合は各回開館15分後 より先着順にて入館(お子様連れの方を優先) |
アクセス | (電車)JR三ノ宮駅または阪急・阪神神戸三宮駅より徒歩13分、 市営地下鉄海岸線三宮花時計前駅より徒歩6分 (バス) Port Loop(ポートループ)「東遊園地前」下車すぐ |
駐車場 | なし(専用駐輪場はあり) |
公式サイト | https://kodomohonnomori-kobe.jp/ |
SNS | Twitter https://twitter.com/honnomori_kobe Facebook https://www.facebook.com/honnomorikobe Instagram https://www.instagram.com/honnomori_kobe/ |
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ライター 外園 佳代子(ほかぞの かよこ)
令和の幕開けに、大阪から生まれ育った町・西宮へとリターン。虎の聖地・甲子園球場ま で自転車で行けちゃうライター&絵てがみ作家、書写教室指導者、不妊ピア・カウンセラ ーです。ふと気づけば4足のわらじを履きこなしながら、でもやっぱり!取材を通じての出 会いに心ときめく日々。最も長いライター人生で(私にしか読めない字で)書きためた取 材ノートを、いつの日か読み返すことが老後の楽しみです。