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2023年夏の姫路城観光は和船に乗って内堀めぐり

和船に乗って内堀めぐり

2023年の姫路城の夏は、和船に乗って内堀めぐりはいかがでしょうか? 春と秋に人気の内堀めぐり企画ですが、2023年の夏は『姫路城内堀めぐり〜水面が光る異空間』と題して運航します。期間は2023年7月1日〜8月6日の土日、1日5便を運航予定。小雨程度なら運航します。
いつもとは違った角度からガイドと一緒に楽しむ姫路城。特別なプランもあります。

夏の姫路城内堀めぐりへ

和船での姫路城内堀めぐりは、春の桜シーズンと秋の紅葉シーズンに運航されていますが、姫路城世界遺産登録30周年とJR西日本が企画する「兵庫デスティネーションキャンペーン」で多くの観光客が見込まれるため夏も和船を運航し、多くの人に姫路城を楽しんもらおうと企画されました。

大手門前の桜門橋では乗船客と観光客の間で手を振り合う光景がみられる
大手門前の桜門橋では乗船客と観光客の間で手を振り合う光景がみられる

姫路城内堀めぐり・基本コースは、2023年7月1日(土)〜8月6日(日)までの土日に運航され、出航時間は10時、11時、12時、16時、17時の1日5便。暑さ対策のため、昼の運航は避け、午前中と夕刻に運航されます。
所要時間は約30分。暑さ対策を兼ねた記念品として手拭い1枚(500円相当)をプレゼント。ハンディ扇風機の貸し出しもあります。

記念品として渡される手拭い
記念品として渡される手拭い

乗船の申し込み方法は、公式サイトからのネット予約、もしくは当日乗船乗り場での受付となります。
荒天時は中止になる場合がありますが、小雨程度なら運航しています。

雨の日は、無料で雨ガッパの提供があります(多少濡れます)。傘の使用は禁止です
雨の日は、無料で雨ガッパの提供があります(多少濡れます)。傘の使用は禁止です

和船乗り場は、姫路城の大手門前に架かる桜門橋を渡らず西へ少し行ったところ。姫路城西隣の好古園に行くまでの内堀沿いにあります。

和船乗り場

最寄りのバス停は、城周辺観光ループバス(通称、姫路城ループバス)の好古園前バス停。徒歩1分のところにあります。
姫路城ループバスは、姫路駅前から姫路城の北側をぐるり1周する観光バスで1回100円(1日乗車券は400円)。好古園前バス停は、姫路駅前を出発し姫路城東側から北側、西側へとぐるり1周し、姫路駅へと戻る途中にあり、時間にして約12分のプチバス旅行です。
姫路城の周りをバスで1周してから和船に乗船すると、より姫路城観光を満喫できるはずです。

路線バスでは、姫路城大手門前が最寄りのバス停です。和船のりばへは、徒歩3分です。内堀めぐり出航の15分前までに受付を済ませてください。

姫路で守り受け継がれて行く木造和船建造技術

木造和船

姫路城内堀めぐりは、今では春と秋の毎年恒例にもなっている姫路観光の人気アクティビティーです。 使用されている和船は、木造和船製造技術の保存と後継者育成を目的に建造されたもの。「川舟」と呼ばれ、荷の運搬などで利用された「高瀬舟」に近いタイプの舟です。姫路城の西に流れる船場川や堀で荷を運ぶために使われていた舟の復元船です。

船頭さんと歴史ガイドさん
船頭さんと歴史ガイドさん

『姫路城内堀めぐり〜水面が光る異空間』は、姫路市がエコツーリズムの促進を目的に実施している姫路城内堀和船特別運航事業です。船頭さんと歴史ガイドが同乗し、この季節ならではの景観や石垣の特徴などの解説によって、歴史文化の継承に務められています。

姫路城内堀めぐりの見どころ

それでは、内堀めぐりに出航です。出航準備としては、腰に安全ベルト(水に濡れると自動で膨張し救命具になる)を装着します。

内堀めぐり

春や秋の内堀めぐりは、堀を彩る木々たちに目が行きがちですが、緑豊かな夏は生命力にあふれ気持ちのいいクルーズが楽しめます。
鵜やシラサギなどの水鳥たちも多くいる堀ですが、最近は鳥たちも慣れてきたせいか、和船が近づいても逃げないことがあるそうです。

姫山樹林帯

コースは、はじめ内堀の西側へと向かい、姫山樹林帯まで行き反転し東へ。桜門橋をくぐり姫路市立動物園内にある城見橋で折り返してきます。所要時間は約30分、距離にして約1.5km。乗船中は、歴史ガイドが説明をしてくれるので、あっという間のクルーズです。

一番の見どころは、間近でみる石垣。石垣ファンにはたまらない光景の連続です。出航してすぐ左手に櫓跡の石垣や排水溝の跡、石垣が途切れ急斜面を活用した場所などをみることができます。

乗り場前の石垣

乗り場前の石垣は高さ約10m。低いところは築城当時、中程に1756年頃の修復の跡、上部は明治時代になって陸軍が補修をした跡といわれています。近くで見なければよくわからないだけに、和船に乗ったからこそ感じる光景です。

姫路城西御屋敷跡庭園好古園の白塀

堀の西側では、姫路城西御屋敷跡庭園好古園の白塀を見るのもお忘れなく。船から眺める屋敷の白塀、時代劇のワンシーンにいるかのような感覚です。

桜門橋

桜門橋は観光者の多い場所だけに、カメラを構えた人が多くいます。手を振り合い、ともに楽しむのがおすすめ。

低い橋のため、乗船者は座席から降り屈まなければならない難所

低い橋のため、乗船者は座席から降り屈まなければならない難所でもあり、迫力も満点です。

姫路城大天守を正面に捉えるロケーション

クルーズの最後に待つのが姫路城大天守を正面に捉えるロケーションです。姫路のお殿様も庭園の池に舟を浮かべ、客人をもてなしたそうです。
赤い城見橋が架かるのは姫路市立動物園の園内。和船に乗らなくては見られない風景をぜひ堪能ください。

写真は雨の日の乗船風景です。美しい青空のもともいいですが、城見橋上に人がいないような雨だからこそ出会える風景もあります。それぞれの風情を楽しみましょう。

和船とセットになった限定イベント

『姫路城内堀めぐり〜水面が光る異空間』を企画・実施しているのは、神姫観光株式会社。夏本番に向け、紹介した和船での内堀めぐりを基本コースとし、追加で楽しめる様々な企画が用意されています。
姫路城や姫路城下町をめぐるツアー、好古園の本格茶室でのお茶会、フォトグラファーと一緒に好古園をめぐるツアー、和船の櫓を漕いでみる体験ツアー、ゆかた着用限定プランと様々なプランがあります。どれも日程が決まっているので、興味がある方は公式サイトで確認、申し込みください。

冬には、冬季限定イベントとして「こたつ舟」の運航が予定されています(2024年3月2日〜17日の土日)。

姫路城観光をより楽しむ内堀めぐり。満足度の高い人気企画なので、まだ体験していない人はぜひ一度体験をおすすめします。

内堀めぐり

(ライター 塚本隆司)

※本記事は2023年6月時点の情報です。価格は税込み表示です。商品内容や価格が変更となる場合があります。

姫路城内堀めぐり〜水面が光る異空間

期間2023年7月1日(土)〜8月6日(日)までの土日
乗り場兵庫県姫路市本町68 姫路城内堀沿い
問合せ先079-224-1501(神姫観光株式会社 姫路支店)
出航時間10時、11時、12時、16時、17時
料金基本コース 大人2,000円、小人(3歳〜小学生)1,000円、3歳未満無料
他のコースについては公式サイトを参照
アクセス徒歩 JR姫路駅、山陽姫路駅から徒歩約20分
バス 姫路駅北口から神姫バスに乗車し「大手門前」で下車。徒歩約3分
姫路城ループバス 姫路駅北口から乗車し「好古園前」で下車。徒歩1分
駐車場周辺駐車場を利用
公式サイトhttps://www.limonbus.com/tabitabi/hyogo/

ライター 塚本 隆司(つかもと たかし)

姫路城を眺めながら生きてきた、脱サラライターです。全国あれこれ旅をして来たけれど、やっぱり地元が1番!“兵庫のよいもの“を探し求めて歩きます。(呑み歩きだろ! とは言わないで笑)読んでくれているみなさまの「行きたい!欲しい!食べたい!」が「行こう!買おう!食べよう!」に心が動いたなら、何よりの幸せです。

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