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思い立ったら魚釣り。手ぶらで行ける魚釣り公園。神戸から大阪まで広がるシーサイドの風景も魅力
尼崎市と西宮市の間を流れる武庫川。その左岸の河口のところにあるのが尼崎市立魚釣り公園です。誰でも気軽に釣りを楽しめる、海を身近に感じられるスポットです。
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尼崎市立魚釣り公園とは
尼崎市立魚釣り公園は、1982年にできました。
武庫川の左岸線(尼崎側)をひたすら南へ南へ。阪神高速湾岸線をくぐってさらに南へ。やがて魚釣り公園の看板が見えてきますが、さらにそこから800メートルほど先、ようやく駐車場に辿り着きます。
いまは補修工事中なんですが、なんとなく秘密基地のような建物に上がっていきます。
入場券を買って入ると、売店があります。壁にはたくさんの大物の魚拓が貼ってあります。
釣りをする人の料金は大人830円、子ども(6歳から16歳まで)410円。見学だけで釣りをしない人の入場料は大人200円、子ども100円です。仕掛け付きの竿は売店で一式1,500円でレンタルできます。
釣りを体験してみましょう
奥の出口から海側に出ると、大きな吊り橋が現れます。同時に、これまで防波堤で見えなかった海が一気に目の前に。どーん、という感じで広がります。
橋を渡ったところに、飲み物の自動販売機。まるで清涼飲料水のCMみたいな景色です。
取材は土曜日の午前でしたが、桟橋では家族連れの皆さんが大勢竿を出しておられます。開放的なシチュエーションのなか、シアワセな風景です。
桟橋からはサビキ釣りでアジ、サバ、カタクチイワシ、サッパ、コノシロなどが釣れます。また、大物狙いの方は飲ませ釣りなどで、スズキやチヌも釣れるそうです。
なお、日々の釣果はホームページで公開されています。
約200メートルの桟橋では、アジや鯖などを釣り上げて、ぴちぴちと跳ねる姿を初めて見たのか、ちょっと怖そうな子どもたち。慣れない手つきで針から外すお母さんお父さん。そんな光景があちこちで見られます。
公園では随時、釣り大会などのイベントも行われます。
また釣り上げた魚で余ったもの、食べないものは、NPO法人武庫川ECO-LABOさんが「フィッシュシェアリング」として、イベントや保護猫活動などに提供する活動も行われています。
普段あまり見られない景色
この辺りは武庫川と尼崎港の間です。港に出入りする船が通ります。間近を通過する巨大な自動車運搬船など、普段あまり見られないものも見ることができます。
沖合には全長4キロに及ぶ武庫川一文字防波堤、西には西宮、芦屋から神戸に至る海岸線、さらに明石海峡大橋や淡路島の島影など、日常でほとんど接することのない海の景色も広がります。
日暮れどき、時期によっては明石海峡に沈む夕陽なども堪能できるかもしれません。
野鳥の姿も見られます
また、この辺りには鴨や鵜、鷺、カモメなどの野鳥が多く棲んでいて、さらに猛禽類の鳶やミサゴも見られます。水面に向かってダイブ、魚を掴んで飛び去るミサゴの姿も、運が良ければ見られます。
魚釣り公園の営業時間は、5・6・11月は6時から19時まで、7月〜10月は5時から20時まで、12月〜4月は7時から17時まで。休園日は毎週火曜日(祝日の場合は営業、翌水曜日が休園)、12月31日と1月1日、気象状況の悪い日です。
魚釣り公園の隣には、武庫川渡船のバーベキュー広場や釣り堀もあります。釣りを楽しんだ後はバーベキューでお腹を満たすのも良いかもしれませんね。
(ライター 小嶋)
※本記事の内容は取材時点の情報です。価格は税込み表示です。商品内容や価格が変更となる場合があります。
尼崎市立魚釣り公園
住所 | 兵庫県尼崎市平左衛門町66 |
電話番号 | 06-6417-3000 |
営業時間 | 5・6・11月午前6時 ~ 午後7時 7月〜10月午前5時 ~ 午後8時 12月〜4月午前7時 ~ 午後5時 |
休園日 | 毎週火曜日(祝日の場合はその直後の祝日以外の日) 12月31日~1月1日、気象状況の悪い日 |
アクセス | 阪神電鉄・武庫川駅下車。施設までタクシー利用が便利。 43号線下の阪神バスロータリーより送迎車を運行致します。(基本釣り客のみ) |
駐車場 | あり(有料) |
HP | https://amagasaki-uoturikouen.com/index.html |
ライター 小嶋あきら
猫とベスパが大好きな、ちょっと写真も撮れるライター。前回の万博をおぼろげながらに記憶している、そんな世代です。こわい話は好きだけど実はかなり真剣におばけはこわいです。兵庫県西宮市在住。