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新鮮な素材と厳選の調味料と 熟練の技が光る佃煮が看板商品

「鈴吉屋(すずきや)」

JR播州赤穂駅と赤穂城跡を結ぶ「お城通り」沿いにある土産物専門店「鈴吉屋(すずきや)」。播磨灘産の素材を使った佃煮や乾物などを販売する「スズキ海産」直営で、2019年にオープンしたお店です。2023年6月にはイートインスペースを新設し、ますます観光客や地域の方に愛される店として定着しています。

赤穂の特産品がズラリと並ぶ

お城通りにある「鈴吉屋」の店舗
お城通りにある「鈴吉屋」の店舗

スズキ海産の直営店である鈴吉屋は、自社商品である佃煮や乾物などの海産物をはじめ、赤穂の特産品である塩や塩味饅頭、また赤穂唯一の酒蔵である奥藤酒造の日本酒や酒粕、粕漬けなどを扱う、お城通り唯一の土産専門店として重宝されています。

店内のようす
店内のようす

店内はこんな感じです。店内の南側には、自社商品の佃煮や乾物などが並ぶ冷蔵庫があり、6~7種類の佃煮と3~4種類の乾物が並んでいます。

地酒や塩も並ぶ店内
地酒や塩も並ぶ店内

店内北側には、塩、塩味饅頭、日本酒といった、赤穂の特産品が並んでいます。この店に行けば、赤穂のイイものが厳選して置かれているので、観光客がお土産を買うのにも、地域の人が手土産として持参するにもピッタリという感じなのです。

今から20年前に開業した「スズキ海産」は、親会社である「鈴木商店」が製造した海産物の加工品を梱包・パック詰めし、卸売や小売りを担う会社。以前は、赤穂市内の別の場所に作業場を構えていましたが、その当時は卸売がメインで、小売りは知る人ぞ知る一般消費者がわざわざ買いに来る感じだったそう。
 代表の近藤尚美さんは「いつか作業場も兼ねた土産物店ができたら」と長年考えていましたが、2019年に縁あって赤穂の目抜き通りであるお城通りで直営店「鈴吉屋」をオープンすることができたのです。「先代社長だった父の夢をかなえ、父の名前から“吉”の字を一文字とって“鈴吉屋”と名付けました」と話します。

「鈴吉屋」の人気商品はこちら

看板商品の『かき佃煮』
看板商品の『かき佃煮』

鈴吉屋の主力商品は、播磨灘産の海産物を使った加工品です。特に『かき佃煮』は一番の人気商品。播磨灘で揚がった新鮮な素材を、たつのの醤油や赤穂の塩など厳選の調味料を使って、均一に熱が回る鍋で熟練の職人が炊き上げる逸品です。「うちのはシンプルで素朴な味。昔ながらの佃煮ですが、本当に美味しいんです」と近藤さん。私も食卓に常備していますが、甘みと辛さのバランスが絶妙で、ご飯のお供にも酒の肴にも重宝しています。

「鈴吉屋(すずきや)」
『カキ佃煮』580円(100gパック)、1,080円(真空パック)、1,160円(青箱入り)

『かき佃煮』は100g入りのパック商品をはじめ、常温保存が可能な真空パックの商品、上品な青箱入りや白箱入りの商品もあってアイテムが豊富なので、ちょっとした手土産に、またお中元やお歳暮といったギフトやお供えなどにも使い分けることもできます。

ギフト用の箱(4パック用・6パック用)も用意
ギフト用の箱(4パック用・6パック用)も用意

佃煮は、アイテムが豊富な商品として『いかなごのくぎ煮』『山椒ちりめん』『小えびの佃煮』があります。その他、瀬戸内産のタコを、地元の調味料を使って甘辛く炊き上げた『たこの佃煮』も根強いファンが多い商品。また、コチュジャンが利いた『ピリ辛かき』や『ピリ辛ちりめん』は、辛味好みの人から人気で酒の肴にピッタリです。

乾物類 各580円
乾物類 各580円

乾物は『ちりめん』『活煮小えび』『煮干し』『干えび』などがラインナップ。

絶妙な塩加減の『ちりめん』
絶妙な塩加減の『ちりめん』

特に乾物の主力の『ちりめん』は、新鮮な選りすぐりのしらすを特注の自動釜で一気に茹で上げ、赤穂の塩で仕上げて天日干ししています。塩味が程よく利いて、そのままで食べるのもよし、料理に使うのもよしという感じ。

『牡蠣のオリーブオイル漬』1,080円
『牡蠣のオリーブオイル漬』1,080円

『牡蠣のオリーブオイル漬』も、カキシーズンの人気商品です。播磨灘で獲れた大粒のカキをセレクトし、岡山・牛窓からの最高級オリーブオイルや赤穂の塩、ニンニクなどで漬け込んだ商品です。こちらも根強いファンが多く、特に若い世代から人気があるそうです。そのままトーストやクラッカーに乗せて食べるのはもちろんパスタにも最適。瓶に残ったオイルは、塩コショウやレモン汁をプラスして、サラダ用ドレッシングを作ってもおいしくいただけます。

スタッフの皆さん
スタッフの皆さん

鈴吉屋のスタッフは、40~60代の女性がメイン。時期や時間帯で入れ替わり8人が稼働しています。作業場では、乾物類の選別やパック詰め、真空パック仕上げなど、すべて手作業で進めています。また女性ならではの感性で、イートインスペースのメニュー開発や接客などもこなしています。

新設のイートインスペースでちょい食べ

新設のイートインスペース
新設のイートインスペース

2023年6月、南側奥の部分にイートインスペースをオープンしました。ここは、2019年10月に鈴吉屋を開店して、その一年後のカキシーズンには、整備する予定だったところ。ところがコロナ禍で、町全体が静まり観光客がまったく訪れない状況になり、計画が頓挫してしまったのです。そしてコロナ禍が少しおさまったタイミングで、商店街のイベント「土曜夜店」に合わせてオープンすることになりました。
 
店内はカウンター4席、テーブル16席と全20席ほど。コーナーの座席以外は、可動式のテーブルなので、来店客数によって、自由に設置することができます。

『ちりめんコロッケ』『ちりめんパリパリ棒(大葉/チーズ)』各200円
『ちりめんコロッケ』『ちりめんパリパリ棒(大葉/チーズ)』各200円

メニューは、自社商品を使ったものがメイン。まず考えたのは、夏の主力商品「ちりめん」を使ったもの。スタッフが提案した『ちりめんコロッケ』『ちりめんパリパリ棒(大葉/チーズ)』です。どちらもマッシュしたジャガイモのなかにちりめんを入れています。

『かき唐揚』300円
『かき唐揚』300円
『かきうどん』300円
『かきうどん』500円

その後、カキシーズンに合わせて、『かき唐揚』『かきうどん』『かきグラタン』『カキフライ』などをメニュー化。いずれも共通点は、ちょこっと食べれるサイズ感で、とてもリーズナブル。小腹がすいたときにいろんな味をちょっとずつ食べられるようにという思いからです。

日本酒(忠臣蔵純米吟醸)200円
日本酒(忠臣蔵純米吟醸)200円

日本酒には自社の佃煮を添えて提供。おいしかったからと、日本酒も佃煮も買って帰るお客さんもいるそうです。
小学生が『ちりめんパリパリ棒』を買いに来たり、観光客から「なんでこんなに安いの?」と聞かれたりすることも多いとか。

今後の展望は?

「奥藤Bar今夜も搾らないと@鈴吉屋」のようす
「奥藤Bar今夜も搾らないと@鈴吉屋」のようす

12月には、赤穂市坂越にある酒蔵「奥藤酒造」の人気イベントの出張編をイートインスペースで開催し好評を得て2月にも予定しています。このように今後もこのスペースを有効活用していきたいとのこと。地元にイベントにも積極的に参加し、定期的に夜の営業もする予定です。「地元の人に利用していただきたいですね。佃煮やちりめんのおいしさを知ってほしいんです」と近藤さん。
また、今後もいかなごやしらす干しなど、季節ごとに自社商品を使った新しいメニューを出していきたいそうです。今も次の新商品を試作中だとかで、どんどんアップロードしています。
さらに、コロナ禍に強化した通信販売も人気が定着しており、定期的に多数注文するリピーターが増えています。「お土産にいただいたけどおいしかったから」と電話注文する新しいお客さんも多いとかで、こちらの部門にも力を入れていきます。
ハード部分もソフト部分も整備し、新しい動きにどんどん対応していく今後の鈴吉屋からも目が離せません。

(ライター 歌見)

※本記事は取材時点の情報です。価格は税込み表示です。商品内容や価格が変更となる場合があります。

鈴吉屋

住所兵庫県赤穂市加里屋2200
電話番号0120-45-1736
営業時間9:30~16:00
定休日火曜(祝日は営業)
アクセスJR播州赤穂駅から徒歩21分
駐車場なし(商店街の無料駐車場を利用)
SNShttps://www.facebook.com/profile.php?id=100063537403572
https://www.instagram.com/suzukiya.ako/
歌見さん

ライター 歌見(うたみ)

晴れの国・岡山出身で、20代半ばで兵庫県赤穂市に移住。ライターという天職を見つけ、赤穂市内にとどまらず、兵庫五国くまなく回ることができました。五国それぞれに、独特の食文化があり、うまい酒があり…。食いしん坊の私を心身ともに潤してくれます。兵庫県の“間違いない”「食」や「人」や「イイもの」に関わる記事をお届けできたらと思っています。

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