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【明石】現役としては日本最古のプラネタリウムも!時と宇宙をテーマにした『明石市立天文科学館』

『明石市立天文科学館』

『明石市立天文科学館』(以下『天文科学館』)は、東経135度の日本標準時子午線上に建つ「時と宇宙」をテーマにした博物館。館内には時や天文学、宇宙について学べる展示があるほか、現役としては日本最古のプラネタリウムが備わったプラネタリウムドームがあります。また、13階や14階の展望室は、明石海峡大橋が一望できるビュースポットとしても人気。「軌道星隊シゴセンジャー」というヒーローが登場するイベントもあり、ファミリーにもおすすめのおでかけスポットです。

「時と宇宙」がテーマの博物館

『天文科学館』があるのは、山陽電車人丸前駅から徒歩3分

『天文科学館』があるのは、山陽電車人丸前駅から徒歩3分のところ。JR明石駅からは徒歩15分ほどなので、播磨三名水の一つ「亀の水」などに立ち寄りながら向かうのもおすすめです。歩いていると、遠くからでもよく見える大時計が備わった建物が『天文科学館』。大時計は直径約6.2mあり、明石の街のシンボルとして市民からも愛されています。

東経135°、日本標準時子午線上を表している(1階屋外)
東経135°、日本標準時子午線上を表している(1階屋外)

『天文科学館』が開館したのは1960年6月10日。「時と宇宙」をテーマにした博物館で、日本標準時子午線上に建っているのが特徴です。開館日の6月10日は「時の記念日」に制定されており、毎年6月には記念日にちなんだイベントが催されています。

3階の展示室

館内の見学エリアは2階のプラネタリウム、3階の展示室、4階の日時計広場、キッズルーム、13階と14階の展望室、16階の天体観測室。3階の展示室には、子午線や時計、暦など「時」にまつわる展示や、天文、宇宙などの展示があります。

3階展示室にある「時のギャラリー」

3階展示室にある「時のギャラリー」には、日時計や水時計、クォーツ時計、分銅時計、ゼンマイ時計、振り子時計など時をはかる時計の原理模型がずらり。針の動きなど、それぞれの時計のしくみについて学べます。

「天文ギャラリー」

同フロアの「天文ギャラリー」では、太陽や惑星、隕石、銀河系、宇宙開発など天文に関する情報を展示パネルや模型を通して紹介。

より理解を深めたいひとは映像をチェック
より理解を深めたいひとは映像をチェック

大型のスクリーンで「地球から宇宙の果てまで」「星の大きさ比べ」「恒星の一生」などについて解説した映像も上映されています。

宇宙開発に関する精密模型の展示
宇宙開発に関する精密模型の展示

鉄隕石、石鉄隕石、石質隕石エコンドライト、石質隕石コンドライトといった4種類の隕石も展示されています。実際に地球に落ちた隕石に触ることができるのは、とっても貴重な体験!それぞれの隕石の違いを、じっくりと観察してみましょう。

4階テラスの日時計広場

4階テラスの日時計広場にはガイア日時計や半球型日時計、赤道環型日時計など、さまざまな日時計が展示されています。日時計は人類が初めてつくったといわれる時計で、太陽の光を利用して時刻を確認するもの。

「人間日時計」

なかには、「今月の足跡マーク」に立つと影がさした位置で時刻を知ることができる「人間日時計」というおもしろい日時計もあるので、ぜひチェックしてくださいね。

4階の室内には授乳室が併設されたキッズルーム

なお、4階の室内には授乳室が併設されたキッズルームもあり、小さな子ども連れのファミリーも安心です。

キッズルームには天文や宇宙に関する絵本もある
キッズルームには天文や宇宙に関する絵本もある
展望室

4階から13階へは一気にエレベーターで上がりましょう。 13階と14階の展望室は、明石の街並みや明石海峡大橋、淡路島などが見渡せるビュースポットとして人気。目の前を遮るものがないため見晴らしがとても良いです。

13階にある展望用の双眼鏡(1回200円)
13階にある展望用の双眼鏡(1回200円)

海側は、JRや山陽電車の電車が走っているところもよく見えると、電車好きの方にも人気だそう。360°ぐるりと歩いて見学できるので、山側の景色も楽しめます。

写真提供:『明石市立天文科学館』/天体観測室
写真提供:『明石市立天文科学館』/天体観測室

更に上階、16階の天体観測室には口径40cmの天体望遠鏡が設置されています。天体観測室の一般公開は日程が決まっているので、興味がある方は事前にHPで確認しておきましょう。

参考:昼間の太陽観測会/16階天体観測室の一般公開

1960年に設置された現役としては日本最古のプラネタリウム

プラネタリウムドーム

2階のプラネタリウムドームには、現役としては日本最古のプラネタリウムがあります。

『天文科学館』のプラネタリウム

『天文科学館』のプラネタリウムは1960年に設置されたドイツのカールツァイス・イエナ社製の投影機で、約9,000個の恒星の他、太陽や月、5つの惑星、天の川、彗星、変光星、人工衛星などが投影可能です。

座席の背もたれは倒すことができる
座席の背もたれは倒すことができる
プラネタリウム

1995年の阪神淡路大震災のときも無事だったそうで、現在、現役としては日本最古のプラネタリウムとして記録を更新し続けています。投影プログラムは月によって変わり、一般向け、キッズ向け、ベビー向けなど多彩なプログラムを用意。生演奏と星空を楽しめる「星と音楽のプラネタリウム」や、寝てもOKな「熟睡プラ寝たリウム」など、特別プログラムも不定期で開催しています。

『天文科学館』のプラネタリウムは、「手動で操作している点」と「スタッフによる生解説で行われている点」が見どころ

『天文科学館』のプラネタリウムは、「手動で操作している点」と「スタッフによる生解説で行われている点」が見どころのひとつ。プログラムは同じでも、人によって声や解説ポイントなどが異なるため、同じプログラムを異なる解説者で鑑賞するという楽しみ方もおすすめです。

『明石市立天文科学館』

また、2023年は「プラネタリウム100周年」の年。2023年から2025年までは国際プラネタリウム協会主催で、プラネタリウムの100周年を祝う記念事業が世界各地で行われます。『天文科学館』でも、プラネタリウムにまつわるイベントが開催されるので、最新のイベント情報はぜひHPでチェックしてくださいね。

子どもたちに人気!軌道星隊シゴセンジャー

写真提供:『明石市立天文科学館』
写真提供:『明石市立天文科学館』

『天文科学館』には、時と宇宙を守る「軌道星隊シゴセンジャー」というオリジナルキャラクターがいます。リーダーのシゴセンジャー・レッドと、シゴセンジャー・ブルーのコンビで、2人は時を乱して宇宙を支配しようとする悪役・ブラック星博士をやっつけるヒーローです。

1階エントランスには撮影用の顔出しパネルがある
1階エントランスには撮影用の顔出しパネルがある
写真提供:『明石市立天文科学館』
写真提供:『明石市立天文科学館』

得意技は「シゴセンジャー・クイズ・アタック」。暴力は嫌いなシゴセンジャーは、天文クイズによってブラック星博士を撃退してくれます。ショーを楽しみながら、天文についても学べると、小さな子どもたちにも大人気のシゴセンジャー。シゴセンジャーに会える日は、HPでチェックしておきましょう。

参考:シゴセンジャーの登場予定

ミュージアムショップで販売されているオリジナルグッズ

ミュージアムショップ

館内をたっぷりと楽しんだあとは、1階のミュージアムショップへ立ち寄ってみましょう。『天文科学館』でしか買えないオリジナルグッズもあるので、来館記念のお土産にもおすすめです。

「プラネタリウム100周年」を記念して制作されたオリジナルグッズ

こちらのトランプは、「プラネタリウム100周年」を記念して制作されたオリジナルグッズ。日本のプラネタリウムがデザインされた『トランプ』(1,350円)で、各トランプにはプラネタリウムの写真とともに解説が記載されています。

限定グッズ『135mmまでしか測れない定規』(250円)
限定グッズ『135mmまでしか測れない定規』(250円)
シンプルなデザインが好評の『トートバッグ』(500円)
シンプルなデザインが好評の『トートバッグ』(500円)

東経135度の日本標準時子午線上に建つ『明石市立天文科学館』は、時と宇宙について楽しく学べる施設。デジタル機器で操作するプラネタリウムも多いなか、今もスタッフの手によって操作し、毎回ライブ解説が行われるプラネタリウムプログラムも必見です。子どもを連れておでかけする際は、シゴセンジャーが登場する日に遊びにいくのがおすすめ。「昼間の太陽観測会」など、イベントが実施される日に訪れるのもいいでしょう。

(ライター 中田/ウエストプラン)

※本記事は2023年6月時点の情報です。価格は税込み表示です。商品内容や価格が変更となる場合があります。

明石市立天文科学館

住所兵庫県明石市人丸町2-6
電話番号078-919-5000
営業時間9:30〜17:00(入館は16:30まで)
定休日月曜、第2火曜(祝日の場合は開館、翌日が休館)、年末
※ 臨時開館・臨時休館あり
観覧料プラネタリウム・展示室・展望室すべての利用料金:大人700円、高校生以下無料
※ 現金のみの取り扱い
※ 一部の投影を除き、プラネタリウムは各回当日整理券制
アクセス・山陽電車人丸前駅より徒歩約3分
・JR明石駅より徒歩約15分
駐車場あり(90台)
HPhttps://www.am12.jp/
SNShttps://twitter.com/jstm135e

株式会社ウエストプラン

松田きこ、かさはらみのり、中田優里奈、都志リサほか、兵庫県に精通した女性ライターが、観光やグルメ情報を中心に、阪神間や丹波・丹波篠山を縦横無尽に駆け回って取材します。

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