揖保乃糸の赤帯は、昔ながらの手延べ製法を守り、熟練の職人が微妙な加減で仕上げています。製造後に一年間じっくりと寝かせることで、熟成による旨みとコシが増し、茹で伸びしにくいのが特長です。夏の冷やしそうめんはもちろん、冬にはにゅうめんや鍋料理にも幅広く活躍します。熟成によって生まれるまろやかな風味は、そうめん好きにこそ味わってほしい逸品です。
「揖保乃糸」は兵庫県西播磨地域を代表する高級手延べそうめんブランドで、600年以上の歴史を誇ります。室町時代から受け継がれる製法は、25工程に及ぶ手延べの技と厳選された原料(小麦粉、揖保川の清流、赤穂の塩)で仕上げられ、細くしなやかで強いコシと滑らかな喉ごしを生み出します。
特に冬季限定で作られる「黒帯特級品」や1年以上熟成させた「ひね物」は、旨みやコシがより一層際立ち、贈答用としても人気です。帯の色で分けられる等級(赤帯・黒帯・紫帯・金帯・幻の三神など)は、原料や熟成期間、製造者ごとに厳格な基準が設けられ、どれも高品質。家庭用の食卓から特別な日の贈り物まで、幅広いシーンで喜ばれます。
播州の風土と職人技が融合した「揖保乃糸」は、伝統の味わいを守りながらも今なお進化を続ける、日本を代表する極上そうめんです。贈答品や特別な日の食卓に、ぜひ手に取ってその上品な味わいを体験してください。