全国の酒蔵が求める酒米「山田錦」。
その産地として知られる兵庫県加東市東条地域を歩く「令和8年度 東条山田錦の里 探訪ウォーク」が、2026年9月20日(日)に開催されます。
収穫を目前にした山田錦の田園風景を眺めながら、地域の農業と暮らしを支えてきた水路やため池、里山の風景を巡る約8.5kmのウォーキングイベントです。
ゴールは、同日に「加東市『山田錦』乾杯まつり2026」が開かれる社中央公園ステラパーク。歩いた先には、加東市産山田錦から生まれた全国各地の日本酒との出会いが待っています。
・秋の田園風景を眺めながら歩きたい人
・日本酒や酒米に興味がある人
・山田錦が育つ土地を実際に訪ねてみたい人
・地域の農業や水の歴史に触れたい人
・ウォーキングと地域イベントを一日で楽しみたい人
日本酒を口にする機会はあっても、その原料となる酒米がどのような土地で育てられているのかを知る機会は、そう多くありません。
「東条山田錦の里 探訪ウォーク」は、酒蔵や酒販店ではなく、山田錦が育つ田んぼを訪ねる体験です。
前年の開催時には、全国各地の酒蔵の幟が立つ田園の間を参加者が歩きました。収穫前の山田錦は、食用米に比べて背丈が高く、粒も大きいため、稲穂が重そうに頭を垂れています。
秋の空の下、風に揺れる稲穂や草木の香りを感じながら歩いていると、普段飲んでいる一杯の日本酒が、田んぼの風景や農家の営みとつながっていることに気づかされます。昨年の参加レポートでも、稲田の中を歩く心地よさや、収穫を控えた山田錦の姿が紹介されています。
※本記事内で掲載している写真は2025年開催時のものです。2026年はコースと集合場所が変更されています。
加東市東条地域で山田錦づくりを支えてきた存在の一つが「東条川疏水」です。
雨が比較的少ない地域で農業用水を確保するため、ため池や水路が整えられ、現在まで地域の農業と暮らしを支えてきました。前年のコースでは、安政年間につくられたと伝わる安政池や、東条湖に蓄えられた水を運ぶ曽根サイフォンなどを巡りながら、その仕組みや歴史を学びました。
2026年は、東条グラウンドを出発し、田園や地域の集落を通って社中央公園ステラパークを目指す約8.5kmのコースです。
歩きやすい距離へ見直されましたが、コース上には坂道も含まれます。稲田の景色だけでなく、地域の地形や水の流れも感じながら、自分のペースで歩いてみてください。
当日の受付時間は8時30分から9時まで。集合場所は、東条公民館付近の「東条グラウンド」です。
前年の開催では、受付開始前から参加者が集まり、出発式と注意事項の案内を受けた後、それぞれのペースで歩き始めました。長年参加しているリピーターから、家族や仲間と初めて参加する人まで、参加者の顔ぶれもさまざまです。
2026年の定員は先着200人。小学生以下は無料ですが、中学生以下の参加者には保護者の同伴が必要です。
スタート後は、集落や田園の中を進みます。
目の前に広がるのは、整然と並ぶ山田錦の稲穂。足元には農業用の水路が流れ、遠くには里山の稜線が続きます。
アスファルトの道路を歩く区間もありますが、田んぼのそばに入ると空気が少し変わります。風が稲の間を抜ける音や、土と草の香り。写真で眺めるだけでは分からない土地の感覚が、歩くことで少しずつ伝わってきます。
前年の参加者は、休憩を挟みながら全行程を約2時間30分から3時間ほどで歩きました。2026年は距離が約8.5kmに短縮されていますが、天候や歩く速度によって所要時間は異なります。帽子や飲み物を準備し、歩きやすい服装と靴で参加しましょう。
ゴール地点は、加東市社にある社中央公園ステラパークです。
2026年は、ウォーク参加者全員に次の特典が用意されています。
前年の抽選会では、山田錦で造られた日本酒や東条産の農産物、甘酒などが並び、歩き終えた参加者が順番に抽選を楽しみました。参加者に配られた巻き寿司を、乾杯まつりで購入した日本酒とともに味わう姿も見られました。
2026年の抽選品や提供内容は、当日の状況により前年とは異なる場合があります。
ゴール地点の社中央公園ステラパークでは、同日に「加東市『山田錦』乾杯まつり2026」が開催されます。
加東市産山田錦を使って醸された、全国各地の日本酒が集まる催しです。前年は酒蔵ブースのほか、日本酒に合う料理や酒器の販売、ステージ企画などが行われ、多くの来場者でにぎわいました。
午前中に山田錦が育つ田んぼを歩き、午後はその米から造られた日本酒を味わう。
原料となる酒米と、完成した一杯の両方に一日で出会えることが、このイベントならではの魅力です。
なお、飲酒を予定している人は公共交通機関を利用してください。帰路には、社中央公園ステラパークから東条福祉センター「とどろき荘」を経由するシャトルバスが案内されています。
グラスに注がれた日本酒から、生産地の風景を想像することは簡単ではありません。
しかし、山田錦の田んぼを歩き、水路を眺め、地域の起伏を自分の足で進むと、その一杯の背景にあるものが少しずつ見えてきます。
酒米を育てる農家の営み。田んぼへ水を運ぶ仕組み。秋の風景を守り続けてきた地域の人々。
「東条山田錦の里 探訪ウォーク」は、単に距離を歩くためのイベントではありません。山田錦という地域資産を通して、加東市の自然と農業、食文化のつながりを体感する一日です。
秋の東条を歩き、いつもの日本酒の向こう側にある風景を訪ねてみませんか。
※この体験情報は、2026年8月時点の情報です。
※記事内の写真は、2025年開催時の様子です。
2026年9月20日(日)
▽受付時間
8:30~9:00
▽スタート
9:00
1,000円
※小学生以下無料
※中学生以下は保護者の同伴が必要です。
東条グラウンド(東条公民館付近)
兵庫県加東市岡本1521
Googlemap
社中央公園ステラパーク
兵庫県加東市社157-1
Googlemap
先着200人
2026年8月3日(月)~8月31日(月)
雨天決行
※警報発令時などは中止となります。
専用のオンライン申込ページからお申し込みください。
東条山田錦フェスタ実行委員会
加東市産業振興部農政課
電話:0795-43-0518
※集合場所とゴール地点は異なります。
※参加者は、十分に体調を整えて参加してください。
※万一の事故やけがについては、主催者加入の保険の範囲内で対応されます。
※申込後のキャンセルや参加者変更は、早めに主催者へ連絡してください。
※詳細および最新情報は、申込ページと主催者発表をご確認ください。