兵庫県播磨エリアで、コーヒー好きの注目を集めそうな体験型イベントが開催されます。会場は、ラテアートの美しさで知られる「Liten COFFEE」。普段はカウンター越しにしか見ることのできないバリスタの技を、少人数制のワークショップとして体験できる機会です。講師を務めるのは、プロのラテアート大会での入賞経験を持つバリスタ・森田さん。ミルクの泡立てから注ぎ方の基本まで、初心者にも分かりやすくレクチャーします。完成したラテは、その場で味わえるのも魅力の一つです。観光で兵庫県を訪れる人はもちろん、地元に住みながらも新しい体験を探している人にとって、日常を少し豊かにしてくれる時間となりそうです。

ラテアートを基礎から学べる90分の体験

本ワークショップは、各回約90分で構成されています。内容は、ミルクの泡立て方や質感づくりといった基礎から、ラテアートの注ぎ方までを段階的に学べるものです。
まずは講師のバリスタ・森田さんによるデモンストレーションからスタートします。ミルクとエスプレッソが混ざり合い、模様が浮かび上がる工程を間近で見ることで、ラテアートの仕組みを理解しやすくなります。その後、参加者自身が実際にカップを手に取り、注ぐ体験へと進みます。
初心者でも取り組みやすいポイントが丁寧に解説されるため、「ラテアートは難しそう」という印象を持っている人でも安心して参加できます。器具や豆に関する質問ができる時間も設けられており、コーヒー全般への理解が深まる構成です。

少人数制で味わうバリスタの世界

各回の定員は5名と少人数制です。参加者一人ひとりの動きを見ながらアドバイスが行われるため、短時間でも実践的な学びが得られます。会場となるLiten COFFEEは、北欧テイストの落ち着いた空間が特徴です。営業時間後の特別な時間帯に行われるため、店内は静かで集中しやすい雰囲気に包まれます。ラテを注ぐ音や香りなど、普段は意識しにくい要素にも自然と目が向きます。

ワークショップ中には、Liten COFFEEの人気スイーツであるクロッフルとカフェラテのペアリングも用意されています。味わう時間も含めて、バリスタの仕事を五感で感じられる内容となっています。

コーヒーがもっと身近になる時間

この体験は、特別な技術を身につけることだけを目的としたものではありません。自宅で飲む一杯のコーヒーが、これまでより少し違って感じられるきっかけを提供しています。
森田さんは、浅煎りスペシャルティコーヒーを軸に、やさしい甘味と華やかな酸味を引き出す抽出を探究してきました。その姿勢や考え方に触れることで、コーヒーに対する視点が広がります。観光の合間の体験としても、週末の楽しみとしても選びやすい内容です。兵庫県で、地域に根ざしたカフェ文化を体感できるイベントの一つとして注目されます。