兵庫県神戸市で創業60年の昆布専門店が開催する「おとなの出汁講座」は、出汁の奥深さを実際に味わいながら学べる大人向けの体験プログラムです。丁寧な和食づくりに興味がある人はもちろん、普段の食事を見直したい人にも心地よい学びの時間となっています。会場は、選び抜いた北海道産天然真昆布を扱う老舗「浪花昆布」。工場見学や倉庫見学を通して素材への向き合い方を知り、月ごとにテーマを変えながら出汁の取り方や味わいの違いを体験します。地域の食文化に触れる機会としても魅力的で、県外からの旅行者にもおすすめの内容です。
創業60年の浪花昆布が行う体験では、まず工場と倉庫の見学を通して、北海道産天然真昆布がどのように扱われているのかを知ることができます。昆布の選別や保存方法を実際に見ることで、出汁づくりの背景や素材へのこだわりが立体的に感じられる内容です。普段の買い物では知り得ない現場を歩く時間は、神戸の食文化に触れる機会としても魅力があります。
12月のテーマは関西のお雑煮です。天然真昆布の一番出汁を使い、地域ごとに異なる味わいの特徴や歴史を学びながら、実際に調理を行います。出汁から組み立てるお雑煮はシンプルながら奥深く、料理の基礎となる味づくりを体験的に理解できます。
1月は出汁そのものの味わいに焦点を当てています。昆布出汁、削り節との合わせ出汁、昆布のみの出汁など、複数の出汁を飲み比べることで、香りや旨味の違いを体感できます。また、それらをブレンドした際の味の変化も学べるため、家庭料理に応用しやすい知識が身につきます。体験の最後には季節の野菜を使った味噌汁に仕上げ、出汁が料理にどう活かされるかを確かめることができます。
企画の背景には「日常に出汁をとる時間が自然にあれば」という想いがあります。丁寧な暮らしに関心がある人だけでなく、食生活を整えたい人にも参加しやすい内容で、旅の合間に地域の文化を知りたい観光客にもおすすめできる体験です。
株式会社浪花昆布は、神戸市東灘区に拠点を構える創業60年の昆布専門店です。北海道産天然真昆布を中心に扱い、素材の選定や手しごとの工程を大切にしてきた老舗として知られています。昆布の品質を見極める確かな目と、長年培ってきた加工技術が強みで、地元の飲食店から家庭まで幅広く信頼を集めています。本体験では、日常に取り入れやすい出汁の取り方や味わい方を、実際の現場を見学しながら学べるよう企画されています。
2025年12月20日(土)
2026年1月10日(土)・21日(水)
各11時00分~13時00分
5,000円
各回10名 (最少催行人数:5名)
株式会社浪花昆布
〒658-0044
兵庫県神戸市東灘区御影塚町3丁目10−11
以下の予約ページから事前予約してください