かつて「銀のまち」と呼ばれた生野、そして明延鉱山を支えた神子畑。この二つの鉱山遺産をめぐりながら、地域の自然と文化を五感で味わう日帰り旅。朝は神戸・三宮を出発し、明治期に“東洋一”と称された神子畑選鉱場跡へ。壮大な遺構とともに、鉱山を支えた人々の足跡をたどります。昼食は生野高原のオーベルジュ「カッセル」で但馬牛ランチを堪能。午後は日本遺産「生野銀山」へ。歴史を刻む坑道探訪や砂金取り体験で、知的な好奇心を満たすひとときを。学びと味わい、風景が調和する但馬の旅が、心をゆっくりと解きほぐします。
朝来市にある神子畑選鉱場跡は、かつて明延鉱山の精錬施設として栄えた場所。山々に囲まれた静かな谷あいに、巨大なコンクリートの遺構が残されています。“東洋一の選鉱場”と呼ばれたこの施設では、明治から昭和にかけての近代化の息吹を感じることができます。
ツアーでは専門ガイドの案内で、選鉱場跡のスケールや構造、鉱山を支えた人々の生活を丁寧に解説。すぐそばには、フランス人技師ムーセの旧居や、鋳鉄橋などの文化財も点在し、かつての繁栄と国際交流の歴史が今も息づいています。かつての産業の記憶をたどるこの場所は、廃墟の美しさとともに、地域の誇りを伝える貴重な文化遺産です。
昼食は生野高原のオーベルジュ「カッセル」へ。
もとは迎賓館として誕生したクラシカルな建物で、現在は地元食材を活かしたレストランとして人気を集めています。
このツアーでは、但馬牛ロースステーキをメインにしたランチコースを提供。豊かな自然が育んだ食材と、シェフの丁寧な手仕事が織りなす一皿は、旅のハイライトといえる味わいです。窓の外には高原の風景が広がり、季節ごとに異なる表情を見せます。静かな時間の中で味わう食事は、まるで時間がゆっくりと流れているよう。心地よい空気とともに、但馬の恵みを存分に楽しむことができます。
午後の目的地は、日本遺産にも登録されている生野銀山。約1200年の歴史を誇るこの鉱山は、江戸時代から明治にかけて日本の経済を支えました。
坑道の中に入ると、ひんやりとした空気とともに、静寂の中に響く足音が歴史を語りかけます。
ライトに照らされた坑内では、採掘の様子や当時の道具がリアルに再現され、訪れる人を近代化の原点へと誘います。坑道探訪の後は、砂金取り体験へ。
金の粒を探し出す体験は、子どもから大人まで夢中になる人気のアクティビティです。知識として学ぶだけでなく、実際に手を動かして体感することで、鉱山文化がより身近なものとして心に残ります。
帰路の途中に立ち寄る「道の駅 但馬のまほろば」は、地元の味覚が集まる人気スポット。古代ロマン漂う茶すり山古墳の近くにあり、地元の野菜や銘菓、加工品などが並びます。観光の最後に立ち寄ることで、旅の余韻を感じながら地域の魅力を再発見。生産者の顔が見える直売所は、但馬の暮らしそのものを感じる小さなミュージアムのよう。季節の恵みを手に取りながら、旅の思い出を詰め込む時間になるはず。
2025年11月30日(日)
神姫バス三宮東のりば
〒651-0094 兵庫県神戸市中央区琴ノ緒町3丁目1番地 274号
▽Googleマップ▽
https://g.co/kgs/aMWcdQy
朝来市内
・神子畑選鉱場跡
・生野高原のオーベルジュカッセル
・生野銀山
・道の駅 但馬のまほろば
11,000円
9:00:三宮発
11:20~12:20:神子畑選鉱場跡
13:00~14:30:生野高原オーベルジュカッセル(昼食)
15:00~17:00:生野銀山(坑道探訪+砂金取り体験)
17:30~18:00:道の駅 但馬のまほろば
19:30:三宮着
※バスツアープランです
以下の予約ページから事前予約してください
「書写山しろまちパス」は、姫路の人気観光スポットを効率よく楽しめる特別デジタルチケット。姫路城や書寫山圓教寺を巡りたい方に最適です。チケットには、書寫山圓教寺の入山志納金と「しろのまちめぐり2DAYパス」が含まれており、神姫バスの姫路駅中心地と書写山ロープウェイ行き系統が2日間乗り放題。姫路駅から書写山ロープウェイまでのアクセスも簡単で、姫路城や市街地観光と組み合わせたモデルコースも自由自在です。
チケット利用で、書写山ロープウェイ往復券がセットになっており、途中下車しながら姫路市街地の観光や買い物も楽しめます。スマホ画面を提示するだけで利用できるため、手軽でスムーズな観光体験をサポート。姫路城・書寫山圓教寺・市街地観光をつなぐ最適ルートとして、多くの旅行者におすすめです。
1日目は姫路城を観て市内に宿泊、翌日は天空の寺院へという姫路ならではの非日常体験を楽しんでいただけます。