つりしのぶとは
つりしのぶとは、竹やシュロの皮などを芯としたものにシダ科の植物しのぶを這わせたしのぶ玉を軒先などに吊るしたものを指します。
つりしのぶの形にはスタンダードな丸い形のしのぶ玉のほかに、レトロな雰囲気の漂う井桁や縁起物の帆掛け船を模したしのぶ玉、最近では斬新なアート作品としてのしのぶ玉までその形も多様化しています。
全国で二ヶ所のみ
つりしのぶ専門農園
宝塚市にある「つりしのぶ園」
つりしのぶ園 園主 市原誠さん
つりしのぶ園は4,000㎡以上の圃場を有し、忍苗は幅2m×長さ600m分を育成している、つりしのぶ専門農園です。
60年前には30軒位の方がしのぶを生産していましたが、現在は全国で2軒になってしまいました。このままでは伝統工芸が消滅してしまうとの危機感と、一般の方々にも自分で作ったつりしのぶを慈しみながら育てていただき、盛夏の中そよそよとなびく葉姿を5年、10年と観賞し、涼感、風情を楽しんでいただきたいという思いから、今般、講習会を全国に広めていく努力をしています。
バイヤーの声
バイヤーMIKI
自宅ではつりしのぶ園さんの苔玉と常緑種と日本産の 2 種類のつりしのぶの合わせて３つを育てています。毎日新しい芽が生えていないかとワクワクしながら目を凝らす楽しみと、部屋の一角に涼やかな緑があることで心の癒しにもなっています。日々の暮らしを彩ってくれる「つりしのぶ」と暮らしてみませんか？
編集部 CHIKAKO
つりしのぶが我が家にきて早1か月。市原さんからいただいた説明書とアドバイスをもとに、水やりや日光浴に気をつけて育てると、沢山芽が出るようになりました。手のひらをまるめたような形の葉が大きくなるのを見ると、こちらも元気が出ます。健やかに生長してほしいと思える「つりしのぶ」がそばにあると毎日が楽しくなると思います。
取り扱い商品
＜夏季限定！ガラス風鈴・ガラス皿・小石付き＞
苔玉しのぶ（常緑）9cm ¥3,500
日本の夏の風物詩「つりしのぶ」の苔玉しのぶです。
手のひらに収まる、可愛い大きさです。（直径9cmほど）
しのぶは常緑種のため年中緑色をしており、お手入れも簡単！お部屋のインテリアとしても最適で、数年お楽しみいただける商品です。
※8月末までの注文分の夏季限定でガラス風鈴つきでお送りいたします。
※苔玉しのぶには個体差があります。また付属品については写真と異なる可能性がありますのであらかじめご了承ください。
＜夏季限定！ガラス風鈴・スタンド付＞
つりしのぶ玉(常緑) 9cm ¥4,800
日本の夏の風物詩「つりしのぶ」の玉型です。苔玉しのぶと異なるのは、ベースが土であること。土に「しのぶ」が円状にまきつけられ、その上から民芸調の棕櫚縄がかけられています。
常緑種のため年中緑色をしており、玄関や室内での涼しさの演出に役立ちます。
※8月末までの注文分の夏季限定でガラス風鈴つきでお送りいたします。
※しのぶには個体差があります。また付属品については写真と異なる可能性がありますのであらかじめご了承ください。
空間を彩る
俳人 小林一茶は「水かけて夜にしたりけりつりしのぶ」と読み、歌川広重は「音曲町繁花の商人」の絵に様々な形をした「つりしのぶ」を描くなど、古くから愛され、その風情あふれる美しさは 夏の風物詩となっています。
つりしのぶの育て方について
常緑しのぶは亜熱帯地方が原産であり、25℃以上あれば年中葉が出てきます。
直射日光に弱いため、すだれの内側、カーテン越し、木漏れ日がちらちら当たる程度の日陰になっている場所に置いたり吊ったりしてください。
つりしのぶの水やり方法
つりしのぶは乾燥に強いことで知られています。しかし、シダ科の植物は基本的に高温多湿を好むという性質があります。春先から夏場はしのぶの成長期に当たります。たっぷりと水をあげるようにしましょう。水やりは環境によって違いますが、1週間に1回程度漬け込みます。夏季は少し多めに8割方乾いたら、漬け込みます。
つりしのぶに適した置き場所
シダ科のしのぶは岩肌や木に着生している植物のため、直射日光には弱い一面があります。特に夏は直射日光が当たる場所は避け、明るい日陰に置くようにしましょう。
直射日光に弱いため、すだれの内側、カーテン越し、木漏れ日がちらちら当たる程度の日陰になっている場所に置いたり吊ったりしてください。
贈り物としても
お中元に
お世話になった人に日頃の感謝を込めて贈る夏のご挨拶におすすめです。
ご友人へ
人に会うのが憚られる今、ご友人にも感謝の気持ちを込めて贈り物に。
ご家族へ
特別感のある贈り物。誕生日やちょっとしたプレゼントにいかがですか。
日本情緒漂う、つりしのぶは時代を超えて
インテリアやアートとして、注目を集めています。
これを機会に大切な方への季節感あふれる贈り物や、
風情を楽しめるインテリアとして
生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。