赤穂瀬戸内窯では、唯一無二の焼物「雲火焼」を作陶しています。雲火焼とは、江戸時代後期から明治時代初期にかけて大島黄谷が赤穂の地において生み出した独特の焼き物です。無釉でありながら、鈍い光沢をもち、炎と煙によって窯の中で描かれる模様は当時の人々に称賛を得ていました。その後、後継者がなく絶えてしまった「雲火焼」を当窯に在籍している桃井香子氏と長棟州彦氏が素朴で気品あふれる作品に魅せられ、長年にわたり試行錯誤を繰り返し復元に成功。平成５年には兵庫県伝統的工芸品に指定され、現在もより良い作品を作陶するため日々努力を重ねております。 20年の歳月をかけてよみがえった"幻の雲火焼"を是非お手に取ってお楽しみください。

東条秋津窯は、地元加東市の豊かな自然を活かして作品を制作している窯元であり、藤村元太氏、藤村拓太氏の2名の作家が在籍しています。 当ページで紹介しているのは、登り窯を使用し、土の力強さを活かした、シンプルで飾り気のない素直な作品を主流とする藤村拓太氏の酒器。

地域に根差した作品作りをと思い、「東条の秋津といえば山田錦のイメージ」というお客様の言葉をヒントに地元の農家の協力のもと「酒米山田錦」を使用した酒器を考案。 山田錦のお酒やスイーツは口に入るとなくなってしまうが、酒器という形に残るものを使うことでより身近に山田錦を感じてもらいたいという想いを持って作陶しています。